じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 黄梅。行きつけの花屋で198円の処分品があったので1株買ってみた。梅というよりもレンギョウに近いような枝ぶり。念のため園芸書で調べたら、モクセイ科ソケイ属で半ツル性だという。ちなみに、ソケイはジャスミンの原料となる花。





3月13日(水)

【ちょっと思ったこと】

5年ぶりに彗星を眺める

 池谷・張彗星を眺めるため、岡山空港近くの観測ポイントまで行ってきた。

 この彗星は2002年2月1日に池谷薫氏と中国の張大慶氏によって発見された彗星であり、3月19日頃に、近日点を通過するという。4等級を超える明るさが期待できるということで注目していたのだ。この日はよく晴れ、また月齢29.2(21時)ということで月明かりの心配もないので思い切って出かけることにした。

 一応家族を誘ったが、息子は「彗星?  前にみたからもういい」、娘は入浴中、妻は、私が昼間布団を干したせいで鼻がジュクジュクする、とうとう花粉症になったなどとプンプンしており、同行の申し出は無かった。

 観測地点には2台だけ車が停まっていたが、どちらも望遠鏡のようなものは出していなかった。単なる空港の夜景見物だったのかもしれない。

 さて、こちらの星図に基づいてお目当ての彗星を探してみたが、ペガサスの四辺形がすでに沈んでいて位置関係が分からない。双眼鏡でまずアンドロメダ大銀河を確認し、さんかく座の真下のあたりを探してみるとあったあった。ヘールボップ彗星に比べるとはるかに小さいが、ちゃんんとほうき星の形をしていた。ほうきの長さは、プレヤデス星団の半分ぐらいだった。

 彗星を眺めたのは、1997年のヘールボップ彗星以来5年ぶりのこと、私自身にとっては、ハレー彗星、百武彗星、ヘールボップ彗星に次いで4番目ということになる。

 今回の彗星はせいぜい3等星程度の明るさに終わる予想なので、毎日写真を撮りに行くほどの情熱はおこらない。よく晴れ上がった日があれば、ちょっと見に行こうか程度におさえようと思っている。

 なお、こちらの星図のmap2.gifに基づいて彗星を探す場合は、右端を下にして見たほうがよい。月末まではさんかく座の真下を探せばわりあいと簡単に見つかる。肉眼でも星自体は確認できるが、尾を眺める時には双眼鏡が必要。長い尾を見ようと思ったら、郊外に出かけたほうがよさそうだ。