じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 盆栽の梅。一輪目が咲き始めた。





1月29日(火)

【ちょっと思ったこと】

いよいよあと2日

 ハッピーマンデーの不足分を補うため29日と30日は、月曜日と同一の時間割で授業を行うことが決められている。木曜日には別の授業があるので、8時40分から10時20分までの授業を4日連続で行うことになった。いっぽう、午後は、修論試問やら全学の協議会など。31日の締切を前に、卒論の執筆指導にも力を入れなければならない。前にも書いたが、大学教員は健康第一。先週末に娘が39度を超える熱を出して寝込んでいたが、その風邪にちょっぴり感染しているらしく喉が痛い。あと2日持ちこたえれば少しは楽になるのだが.....。




同窓生の死

 1/30の朝日新聞「惜別」欄に、中学・高校の同窓生だった女性についての記事が掲載されていた。この方が12/31に亡くなられていたことは、1/9に同窓会関係者のEメイルを通じて知りショックを受けていたが、今回の記事で初めて詳しい経緯がわかった。

 この方とは、実は、大学まで同じ学部だったので合計10年間も同じ場所で教育を受けていたことになる。もっとも大学では学年が違っていたこと(彼女は一浪してから入学された)、研究分野が全く異質であったことから、殆ど顔を合わせることがなかった。ただ一度だけ、教養部の期末試験の教室で、たまたま前の席に座っておられたのに気づき驚いたことがあった。

 大学院生の頃、百万遍周辺でバッタリ出会った。彼女は東大の院に進学しており、この時は指導教授のお供で学会に来ているとのことだった。彼女のほうからいきなり「わたし、結婚したのよ」と言われて驚く。私が相手は?と尋ねると「○○××という男よ」(○○は現姓)と吐き捨てるように答えた。その「○○××」という方は私もよく知っている先輩だったので、そうか、やっぱり....という気持ちで受けとめた。20年以上も前のことであるが、結果的に、私がお会いしたのはこれが最後となった。

 1/30の記事には、「23歳で結婚、30歳で離婚」と書かれてあった。ずっと結婚後の姓を名乗っておられたので、私はこの記事を読むまで離婚されていたとは知らなかった。中学・高校時代のことをある程度知っているだけに複雑な心境だ。記事にはまた、「1/5のゼミ旅行の集合場所に2時間待っても現れず、学生の連絡を受けた兄夫婦が自宅に駆けつけて発見された」と書かれてあった。とはいえ「孤独な死」にはほど遠かったのではないかと思う。あの人には「孤独」は似合わない。改めてご冥福をお祈りしたい。




牛肉を焼却するなど言語道断

 雪印食品の牛肉産地偽装工作が明るみに出るなか吉田社長が引責辞任、また生肉事業からの撤退を決めたとか。そんななか気になるのが、保管してある牛肉の扱いである。伝えられるところでは、保管分280トンはは会社の自己負担で焼却処分されるというが、狂牛病の恐れがないはずのオーストラリア産牛肉までがとばっちりで灰に化すというのはまことに勿体ない話だ。

 この場合の「勿体ない」というのは何もお金のことばかりを言うのではない。優しい眼で我々を見つめる牛たちを殺すという残虐な行為は、それを肉として大切に扱い、おいしく食べさせてもらえばこそ、許されるのである。それを人間たちの事なかれ主義のために活用されることなく灰にさせられてしまうのでは殺された牛たちも浮かばれまい。

 人間の口にすることができないというなら、せめて、動物園のライオンやワニの餌にすればよい。あるいは、捨て犬の保護所に寄附をしてもよいのでは。紙製品に関してはグリーン購入などといってリサイクルを美徳としているくせに.....。昨日の日記に書いたクジラもそうだが、なぜ「無駄なく活用して供養する」道を追求しないのだろうか。