じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 洋蘭の花。花屋でよく見かける品種で、たぶんパフィオペディルムだったと思う。私の自慢は3年目の株から花を咲かせたこと。





1月20(日)

【ちょっと思ったこと】

センター試験は一生に一度の出会い?の機会

 センター試験というのは、受験生の居住地域の指定会場で受験することになっている。それゆえ、居住地が同じである限りは、北海道の大学を志望する人も沖縄の大学を志望する人も、みな同じ会場で席を並べることになる(受験生の多い都市では複数の会場に分散することもあるが)。

 ところで、これはあくまで推測なのだが、センター試験の受験番号というのはアイウエオ順の配列になっているらしい。ということは、苗字が同じ人ばかりが同じ試験室に集まることになる。仮に私が受験した場合、前や後ろに座っている人もたぶん「長谷川さん」に違いないと思う。苗字の多い、田中さんや鈴木さんの場合は、試験室全員が同じ姓ということもありうるのではないだろうか。

 個別学力試験と違って、センター試験は、同じ試験室の人と競争する場ではない。となれば、同じ姓のよしみで一致団結、同姓の名誉をかけて頑張ろうという気になれば、多少なりとも緊張がほぐれるのではないかと思われる。

 また、普通、センター試験はそう何度も受けるものではない。受験の最中にそんなことを考える余裕はないだろうが、同じ年齢で同じ姓の人が一同に会する一生に一度の出会いの場と言えるかもしれない。




試験監督、受験生のために刺される?

 これはあくまでフィクションとして聞いていただきたいのだが、某試験会場で、試験監督の先生約1名が、受験生のために刺されたというウワサを聞いた。しかし、事実関係を独自に調査したところ、なんと、

















試験室内にいたハチをハンカチにくるんで外に出そうとして、手のひらを刺された



というのが真相らしい。ま、豊かな自然に囲まれた某大学であれば大いにありうることだ。そう言えば、某LL教室でも、室内に迷い込んでいたスズメバチを追い出すのひと苦労したことがあった。

 ちなみに、極秘に得た情報によれば、某教員を刺したのはアシナガバチだったようだ。働き蜂は冬になる前に死んでしまうけれど、女王だけは交尾したあと土などにもぐって冬を越すというから、そのうちの1匹が室内に迷い込んできたのだろう。スズメバチでなくてよかったよかった。不幸にしてショック死されたら、受験生の身を命をかけて守った教員として叙位叙勲、盛大な大学葬が挙行されたのち、時計台前に銅像が立つところであった。
【思ったこと】
_20120(日)[一般]センター試験にツッコミを入れる(2)

 昨日の日記の続き。今回は、時間が無いので、昨日の疑問についてのみ、掲示板でいただいた情報を紹介させていただく。
  • 英語第2問の問9:
    Fortunately, bus services are now back to 【   】 after yesterday's strike.
    に、common、ordinary、normal、regularのどれを入れるかという問題に関して、「back to regular」でも意味は通じるのではないか(正解は「normal」)と書いたところ、日記才人サポートでもたいへんお世話になっているdaisukeさんより掲示板にて、次のような情報をいただいた(一部略、改行箇所は長谷川が改変)
    back to 'regular'だとregularがadjectiveになるので文章がちゃんと終わらないからじゃないでしょうか?例えば、TVの普段の番組表を変更して緊急放送をしたとするじゃないですか。そして元のスケジュールに戻るときは:

    "Now back to our regular programming"

    ですのでやっぱりregularを使うとその後に何か言葉がこないとおかしいと思います。その点normalだと「普通」という状態を指す名詞なので

    "back to normal"(平常に戻る)

    で意味が通じるのだと思います。
    どうもありがとうございました。念のため辞書で名詞としての「regular」の意味を調べたところ、常連客、正規の修道士(女)、正規兵、レギュラーサイズ、レギュラー選手、(ガソリンの)レギュラー、安心できる人物、など。いずれも、aがつくか複数形-sとなるようだ。
  • 世界史Aの問9のB[マル3]
    世界恐慌の後に、イギリスは金本位制を停止した。
    という問題が
    世界恐慌の開始後に.... と訂正された理由が分からないと書いたところ、いつもお世話になっているhyoukokuさんより(一部略、改行箇所は長谷川が改変)
    .....「世界恐慌の開始後に」と訂正したのは、世界恐慌という一連の事態が収束した後のことを指すのかどうかで正誤が変わるからでしょう。世界恐慌(大恐慌)は33年頃まで、あるいは36年頃まで続いた恐慌と説明されていますので、「世界恐慌の後」を「開始後」か「収束後」のどちらの意味で取るかということで受験生が戸惑うことを防いだものと考えられます。
    というお答えをいただいた。なるほど考えてみれば、世界恐慌は一日限りの事件ではなく、継続的に続いていた状態である。「世界恐慌が終わった後」という意味に解釈された場合、これも「誤り」として選ばれる可能性があった。どうもありがとうございました。

     しかしそんなことを訂正されたら、受験生にヒントを与えてしまうことにはならないかなあ。つまり、
    • 訂正されない状態では正解となる選択肢が2つあった。
    • 訂正されることによって正解となる選択肢が1つだけになった。よって、訂正された項目は正解となる選択肢ではない。
    と推測される恐れは無いだろうか。もちろん、
    • 訂正されない状態では正解となる選択肢が1つもなかった。
    • 訂正されることによって正解となる選択肢が1つできた。よって、訂正された項目は正解となる選択肢である。
    という可能性もありうるわけだが。

    1/21追記]大教室のMONOLOGUEさん(1/21)によれば、イギリスはは第一次世界大戦勃発時にも金本位制を停止しているそうだ。もっとも日本語として考えた場合、世界恐慌の開始前に停止されたことがあってもなくても、開始後に停止されたという事実がある限りは「開始後に」は正しい文となるので、選択肢が正解として選ばれることは無いだろう。