じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真]
シャコバサボテン。花屋では12月頃に売られているが、普通に育てていると今の時期に花が咲くようだ。この株は、父が亡くなる前に育てていたもので、その後、2年余り、東京の自宅の玄関先に放置状態にあった。適度に乾燥させたのがよかったのか、結構たくさんの花をつけている。





1月17日(木)

【思ったこと】
_20117(木)[一般]お年玉付き年賀葉書の当選番号/年賀状で大もうけ?する方法

 少し前の話題になるが、今年のお年玉付き年賀はがきの当選番号が13日に発表された。我が家でも子どもたちにより番号のチェックが完了した。

 今年の当選番号の特徴は、100万本に2本しか無いという一等の当選番号が、

284482、706000

と、Webサイトのカウンター・キリ番で報告されそうな覚えやすい数値になっていることだろう。1つ目の「284482」は、いわゆる回文型の数字であり左から読んでも右から読んでも同じ並びになっている。しかもすべて偶数である。ことしの西暦が2002年とこれまた、我々が存命中には二度とお目にかかれない回文型の数字でしかも偶数ばかり。なんという偶然の一致だろうか。

 ちなみにもう1つの「706000」もゼロが4つも含まれているキリのよい数字だ。10万本に1本となる2等の「03555」は最初のゼロを除いてすべて奇数で5が3つも並んでいる。

 ランダムな6桁の数列は、時には「100000」になることもあるし「222222」になることだってありうる。しかし、一般には、規則的な並びや、特定数字だけからなる数列を見つけると、何かの奇跡であるように見えてしまうから不思議なものだ。

 ちなみに我が家の当選枚数だが、妻と息子、娘が各1枚。私は、Web日記上で年賀状の悪口を2回も書いたバチがあたったらしく、ついに1枚の当選も無かった。去年は、当選したハガキを郵便局に持っていくのが面倒だなどと夫婦で押しつけあっているうちに、別束にしておいた当選ハガキ(4等のみ)をどこかに紛失してしまい、結局、交換をする時期を逸してしまった。今年はせめて1月中には交換を済ませておきたいものだ。

 それにしても、一等の当選確率が100万本に2本というのは小さすぎないかなあ。これでは、毎年100枚の年賀状を受け取る人の場合で、およそ5000年に1度しか当たらないことになる。また二等のほうも、毎年100枚の年賀状を受け取る人の場合で、およそ1000年に1度だけ当たる確率になっている。

 それもまだ一億円の宝くじが当たるなら話は別だが、一等の液晶テレビ、ノートパソコン、カーナビ、電動自転車、デジカメ・プリンタセットといった賞品はせいぜい10万〜20万円相当、二等の電子辞書やデジカメ、液晶テレビ、DVDプレーヤー、高級万年筆はせいぜい数万円相当。いずれも、ぜひ欲しいというものは当選を待たずして自分で買えるもの。持っていない物は買えない物というより、あっても邪魔になる物ばかりである。




 いま上に述べた限りでは、お年玉付き年賀葉書には、宝くじのような期待感は殆ど無いように見える。しかし、ここで1つだけ、ギャンブル性を高める方法を思いついた。それは、例えば100枚分を買うのなら、下2けたをすべて同じ番号になるように買うという方法だ。下2桁が同じ番号の葉書だけを100枚も売るような郵便局はあるまいが、それなら100人が集まって各人が同じ番号になるような交換会をやればよい。但し、それらの年賀状は使わず、当選発表後に書き損じ葉書にして交換する。

 もし下2桁を00〜99まで通し番号で買ったとすると4等は確実に3本当たるが、その時の利益は切手シート130円分×3本=390円分にしかならない。しかるに、100枚分を同じ番号で買った場合は、3/100の確率で切手シート130円分×100本=1万3000円が当たることになる。5000年に1度しか当たらない1等より、およそ33.3年に1回1万3000円が当たる4等のほうが遙かに魅力的ではなかろうか。

 いま述べたことは、別段、悪さをもくろんでいるわけではない。じつは、毎年390円分の切手シートを確実に貯め込んだ場合(=確率1.0で390円が当たる)でも、33.3年で1万3千円分得をするので期待値は変わらない。要は、
  1. 毎年確実に390円を確保するか。
  2. 3/100の確率で1万3000円をゲットできるが、外れた時は何も貰えない。
のどちらを選ぶかという話なのであって、後者のほうがギャンブル性がある分だけ楽しみが大きいというだけのことだ。

 ちなみに、6ケタがすべて同じ番号の葉書を100枚確保することができれば、一等が100本当たることも1万分の2の確率で実現する。10〜20万円相当の商品でも100本も当たれば1000〜2000万円の大儲けとなるので、宝くじ並みに期待ができる。



 以上は、購入した100枚の年賀状をすべて手元に置いておく場合の話。では、知人などから100枚のお年玉付き年賀葉書が届く場合はどういう結果が期待されるのだろうか? 上記の場合と同様で、例えば、受け取った葉書がすべて284482または706000の2通りだけだったとすると、ノートパソコン100台を貰える可能性も皆無とは言えない。但しその事象は、「受け取った葉書の番号がすべて2通りだけ」であり、かつ「その2通りの番号がいずれも一等の当選番号であった」というケースに限られるので、おそらく、地球誕生から消滅に至る間にそういう幸運に恵まれる人は決して出現しないものと思われる。

 最後に念のため繰り返しておくが、番号の揃った葉書100枚を受け取る場合と、番号がバラバラの葉書を100枚受け取る場合で、当選の期待値が変わるわけでは決してない。違いがあるのは、
  1. 非常に小さい確率で「すべての葉書が当選する」か、外れて何も貰えないか、の2通りの事象のみ存在。但し、当選した場合には、確実に莫大な金額相当の商品が貰える。
  2. 「何かしら当選する」という確率は上記1.より大きいが、貰える商品は小遣い程度から何百万円相当までさまざまであり、高額な事象ほど起こりにくい。
だけのことだが、ギャンブル好きの人間なら確実に1.に賭けるのではないかと思う。それと、書き損じの葉書を交換する時には5円の手数料をとられるので、100枚分ならば500円。宝くじと同様、トータルの期待値はマイナスになる点をお忘れ無く。