じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 時計台前のクロガネモチ? 今年は特にたくさんの実をつけている。鳥には食べられないのだろうか。





1月13日(日)

【ちょっと思ったこと】


新聞販売店は郵便配達を超えるか

 土曜日に研究室で仕事をしていたら、西門の守衛室から電話があった。○○新聞からの届け物だという。休日に直接届けにくるとは何か緊急事態かと思って出ていったところ、なんと、来られたのは新聞記者ではなく、新聞販売店のおじさんだった。持ってきたのは、私にとってはどうでもよいダイレクトメールであり、「○○宅配便(○○新聞販売)」というスタンプが押してあった。通常、郵便物であれば連休明けに庶務係にまとめて配達されることになるのだが、この種のDMは受け取り方法が決まっていない。休日ロックアウトで建物内に入れない配達のおじさんが困り果てて守衛室に相談に行ったために大げさになってしまったのだと分かった。

 しかし考えてみれば、新聞販売店というのは地元の地理を知り尽くした人たちばかりだ。購読者に関しては郵便配達や宅配便以上に強いパイプを持っている。封書程度のDMならバイクでひとっ走り、郵便受けならぬ新聞受けに手早く届けることができるだろう。

 郵便配達事業への民間業者参入というと、もっぱら既存の宅配便業者が頭に浮かんでくるが、思わぬ伏兵がいたものだ。各新聞社の販売店が団結し、全国規模の運送会社と提携しながら単一のネットワークを作って配達業務に参入したとなると、かなりのパワーになるのではないだろうか。ネットへ配信への転換が進むにせよ、現時点では、たいがいの家庭では新聞をとっているだろうから、例えば「岡山市津島○○新聞販売店・読者番号3141番・長谷川宛て」などという宛名書きを書くだけで、小荷物が届けられるようになるかもしれない。




怖い夢を見る

 久しぶりに怖い夢を2つ見た。

 1つは大学の南北通りを自転車で移動しているといまだかつて体験したことがないほどに空が真っ暗になってきた夢。交差点の信号までが判別がつかないほどに暗くなってしまった。ところが、かすかに見える周りの人たちは、狼狽せずにいつもどおりに横断している。車も普通に動いているようだ。そこで初めて、周りが真っ暗になった原因は、天変地異ではなく、自分の視覚機能に異変が起こったためであることに気づく。家にもどろうか、それともとりあえず研究室まで行こうかと迷っているうちに目が覚めた。

 その後、今度は、枕元で二人の男がなにやら話している夢を見た。きっと泥棒だろうと思って、身構えようとするのだが、上半身が石のように固まってちっとも動かない。時折、体の中をザーッと風が吹き抜け、血管が、木の葉のようにチリチリとざわめく。目が覚めたあとも一瞬、体をどう動かせばよいのか分からなくなった。

 子供の頃の怖い夢というと、もっぱら何かに追いかけられる夢ばかりだった。常に外部に敵があったということだ。今回見た夢はいずれも自分の内部に異変が起きる夢であった。それだけ年をとり、健康への漠然とした不安が出てきたためかもしれない。

 2番目の夢は、心不全で亡くなった中学・高校の同窓生のお別れ会が14日に行われることを覚えていたために見たのではないかと思うが、いずれ自分の身にも同じような症状が起こって、二度と覚めなくなってしまうのかもしれない。