じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] センダンの実。いまが一番美しい。右の写真は11月2日にアップした写真の再掲。 [今日の写真]





12月17日(月)

【ちょっと思ったこと】

ラジオ電話相談に頼る人

 今年最後の学外非常勤講師出講のため倉敷へ。例によって、車を運転しながらNHKラジオを聴いた。この日は、「マナー、作法」がテーマということで、作法学院・院長(←長谷川の聞き取りのため不確か)とかいう専門家が種々の質問に答えておられた。記憶に残っているものを挙げてみると、
  1. 80歳代の女性だが、孫にずっとお年玉をやってきた。もう30歳を越えるが、そんなに大きくなっても「お年玉」とういのはおかしくないか。
  2. 息子が親戚に事前連絡なしに、相手の女性と結婚して籍を入れてしまった。その後、女性の実家から正式な結納を要望してきたがどうすればよいか。
  3. 80代後半となり、手書きで何十枚も年賀状を書くのがしんどくなった。来年からは出すのを止めたいのだが年賀状に何と書けばよいか?
  4. かしこまった訪問の際、玄関でどうやって靴を揃えるか。
  5. 喪中ハガキが来ない家には年賀状を出すべきか。寒中見舞いを出すとしたら何時がいいか。
  6. 喪中の家へのお歳暮の送り方。
  7. 毎年正月に電話で挨拶していたが、先方が喪中になった。どうしたらよいか。
ということだったと思う。

 「ラジオ電話相談」のことは10/22の日記でも取り上げたことがあるが、今の時代、しきたりや作法に囚われず、もっと主体的に判断できないものかと思ってしまう。

 1.については「お年玉は年長者が与えるものですから、ちっとも恥ずかしいことはありません。どうぞ続けてください」という回答だった。受け取った「孫」は、たぶん、倍返しどころか10倍返しでお婆さんにプレゼントをするのだろう。これはまことに微笑ましい。

 2.に似た話は10/22の日記にも出てきた。息子たちが勝手に籍を入れたというのは親の干渉を嫌がったためだろう。それに懲りずに、親同士で結納の話をするのはどうかなあと思う。

 3.の、年賀状を出せなくなった高齢者の方の話は、まことに気の毒だと思う。こういう方のところにこそ、宛名書きのボランティアが行くべきかと思う。回答では「年賀のおめでたい挨拶の中に、来年から出せませんと書くのは気分を害するので、“私は来年も再来年もきっと元気です”とだけ書けばいい。」と言っておられたが、近くに住んでおられたら毎年サポートしてあげたいものだ。

 このほかの質問に対する回答を忘れないうちにメモしておくと(←記憶に頼っているので間違っていたらごめんなさい)
  • 4.ちゃんとしゃがんで、家の中のほうを向いて(←だったと思う)揃える。
  • 5.喪中の葉書が来ない場合には年賀状を出す。
  • 6.金色の水引のような派手なものは避け、短冊に「お歳暮」という文字と名前だけ書いて出す。
  • 7.例年通り電話をすればよいが、「おめでとう」の類は口にしないようにする。
このあたりはずいぶん参考になった。
【思ったこと】
_11217(月)[電脳]ウィルスメイルはどこのプロバイダのアドレスが多いか?

 月曜日に公用のメイルにつないで見ると、土日に送られてきたウイルス付きメイルがどっさり。この騒動、いったい何時になったらおさまるのだろうか。

 このメイル、最初の頃は即刻削除していたが、添付ファイルさえ開けなければそれほど危険ではないと知り、何かの捜査に協力できればと、最近では、ヘッダ部分を保存してから廃棄するように心がけている。この1カ月に受け取ったものは月曜夜の時点で81通に及ぶのだが、どのプロバイダ(もしくはフリーメイル)のアドレスの利用者が多いのか、from行を切り出して集計してみた。その結果を

こちら


に示す。

 ざっと見てまず気づくのは、公用アドレス宛にもかかわらず、「ac.jp」が一通しか無かったことだ。大学の教員の場合は、学内での注意が徹底しており、滅多なことでは感染しない模様。

 岡大の場合、学生や院生も全員、無料で「@cc.okayama-u.ac.jp」のアドレスをもらっているのだが、学外での送受信が不便なため、私のゼミでは誰もこれを利用していない。今回、教室の学生4〜5名からもウイルス付きメイルが送られてきたが、すべて、民間のプロバイダのアドレスを使ったものであった。

 プロバイダの中で特に多かったのは「ocn」、「dion」、「odn」ドメインのもの。このうち「ocn」については受信のたびに管理者に通告した。アダルト系のSPAMをよく送りつけてくる「livedoor.com」アドレスからは一通のみ。「hotmail.com」が一通というのは意外だった。当然のことながら、Webメイル(アサヒコムなど)はこの種のウイルスには強いようだ。もっとも、先日の新聞記事によれば、リマインダー機能を悪用してWebメイルのパスワードを解読し盗み見をした男が逮捕されたというから、プライベートな連絡に使うのはちょっと危険かと思う。

 うっかり開けてしまいそうになったのは「生協ブックストア」、「atour.co.jp(航空会社系?)」など。個人アドレスよりも「co.jp」アドレスのほうが油断しやすいように思う。企業のメイル担当者は十分気を付けてもらいたいと思う。

 なお、こちらのファイルには、おもだったウイルス添付ファイルの名称も掲載しておいた。「YOU_are_FAT!.MP3.scr」という名称は何が起源だったのだろうか。