じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
時計台前の鬱金桜の紅葉。花ばかりでなく、この時期の微妙な色の変化にも趣がある。右の写真は4月19日に撮影したもの。 |
【思ったこと】 _11110(土)[一般]同窓会費の滞納額ついに3万円に 出身学部の同窓会から会報と「会費納入のお願い」が届いた。この同窓会は、もともとは入学時に(入学金などと同時に知らずに)納めた会費が終身会費となっていたのだが、1987年より毎年2000円を納めることに会則が変更された。私は一度も納めていないので、2002年度分を含めて2000円×15年分=30000円という計算になる。 同窓会費を払っていないことは前にも日記に書いたはずだと思って、Googleで「じぶん更新日記 同窓会費」というキーワードを入れたら、98年10月17日の日記がちゃんとひっかかった。便利なものである。不払いの言い訳はその時ちゃんと書いておいたので、今回は、もう少し別の分析を試みたいと思う。 まず、この同窓会に何人ぐらいの会員が居るのだろう? 巻末の会計報告を見ると、会誌の印刷部数は1万100部、発送手数料が9522件分となっている。おおむね1万人と考えてよさそうだ。いっぽう、収入の部を見ると、会費納入者は1697名となっている。この、2割未満の「善良な」会員が同窓会を支えているということになる。 次に、金額別の納入一覧表を見る。いちばん少額だったのは1000円で1名、いちばん高額だったのは30620円でこちらも1名。また、いちばん人数が多いのは2000円納入者で980名、次が4000円納入者で239名などとなっていた。年会費が2000円と定められているのに1000円だけ納める方1名様の理由がよく分からない。あるいは75歳以上の納入免除会員の方が、なけなしの年金をはたいて1000円を寄附されたのだろうか。また4000円納入者が多いというのは、督促されて2年分を払った方なのか、手間を省くために来年と再来年合わせて2年分を納入された方なのか、これもまた不明である。 もう1つ、支出の内訳を見ると、全体の53%が会報印刷費(発送料込みで1冊380円程度)、それ以外は、事務謝金、総会費用、支部援助金などとなっていた。これは、一般の学会でも言えることだが、会報をWeb化してしまえば、会費は半額で済むはず。もっとも、固有名詞を流出させないためのセキュリティの問題もさることながら、ネットを利用していない高齢の会員をどうするかという別の問題がおこりそうだ。 しかしどっちにしても、出身学部が同じということにどれだけの意味があるのか私には分からない。仮に同窓生の誰かがノーベル賞をとったところで自分の価値が変わるわけではあるまい。同期の友人ならともかく、10歳も20歳も違う方から先輩やら後輩やら言われても、そうですか、その頃の京都はどうでしたか、程度の話題しか浮かばない。同じことは中学や高校の同窓会についても言える。同じ時間と空間を一定期間共有した同期の人々と語り合うこと以外に、同窓会にどれほどの意義があるのだろうか、などと理屈を並べ立てて、今年もまた、中学、高校、大学の同窓会費の不払いを続けることになりそうだ。 いくつか思ったこと。
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