じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 農学部南側の銀杏並木の黄葉が見頃となってきた。右は、岡大七不思議の1つ、黄葉をしぶる銀杏。 [今日の写真]



11月9日(金)

【思ったこと】
_11109(金)[電脳]迷惑メイル対策その後

 11/9の朝日新聞によれば、経済産業省は、特定商取引法を改正し、過剰な広告メイルを規制の対象とする方針を固めたという。具体的には
  1. メイルを受け取った人が受信拒否手続をした場合、以後のメイル送信を禁止する。
  2. 事前登録や同意のないメイル広告送信をすべて禁止する
などの方針を検討するという。

 上記の2点は併用されるのか、どちらかに統一するのか分からないが、少なくとも1.は全く無意味。なぜならSPAMの大半はfromのアドレスを偽っており、受信拒否を表明することができないからだ。また、そもそも勝手に送りつけてくるようなメイルを読む義務は無いし、そのメイルに記載されたurlにアクセスして解除などの手間をかける義務などさらさらない。この点、2.のほうがいくらか実効性があるが、海外からの発信や、フリーのアドレスを悪用して登録抹消される前に悪事の限りを尽くすような悪質な犯人をどう検挙するのか、難しいところがある。警察や何らかの公的機関に直接送られるような何らかの「おとり」アドレスを設定する必要があるのではないかと思う。




 10/29の日記で、ナンバーディスプレイ機能に関連してEメイルのSPAM対策について書いたところ、掲示板やメイルでいくつかの情報を寄せていただいたので、これを機会に紹介させていただこうと思う。

 SPAM対策は、大きく分けると
  1. 発信源を徹底的に詮索し、違法者を法により取り締まる。
  2. メイルサーバーに到着した時点でフィルターにかけ、不要なものは受信しない。
  3. 受信したあと、自動的に振り分けを行い廃棄する。
 このうち1.が上述の法規制にあたる。

 2.に関しては、「webによるメールサーバ上のメールの確認」という情報をいただいた。いくつかのプロバイダでは、メールサーバに届いているメールをWebで確認する事が出来、かつその場で削除することが出来る機能を提供しているそうだ。また、私の妻や娘が利用しているアサヒコムのように、Web上で読むメイルというのもある。これなら、添付ファイルでも開かない限りはウィルス感染の心配もない。

 次の3.については、掲示板であはさんから

●Toに@マークが入っていないものはゴミ箱に行くようにする(=Toが空欄で送られてくるメールを読まずに捨てることができる)。

 もっとも、中にはTo欄に私のメイルアドレスのみを指定して送ってくるものもある。こうなると、管理者にクレームをつけても「個人宛に出されたメイルの内容については関知しない」と判断されてしまう場合もある。




 もう1つ、アドレスを公開しなかった場合はどうなるだろうか。私の経験では、ゼミ連絡用専用に使っているアドレスには、過去2年間で今のところ2通(韓国海苔と幟製作の宣伝)が送られてきただけである。「HP上に公開されているアドレスにお送りしました」という文面があったので「そんなはずはない。どのサイトに公開してあるのか教えてください」と問いただしたが、返事は貰えなかった。妻や娘が利用しているアサヒコムのアドレスには今のところSPAMは全く届いていないようだ。

 それにしても、ああいう形で宣伝メイルを送って効果があるというのが全く信じられない。私など、どんなに丁寧な詫び文が入っていても、こちらの承諾なしに買ってに送りつけられたこと自体に腹が立つ。一般企業がこういうことをしても印象を悪くするだけで何1つ益は無いはず。またそんなメイルを受け取って勧誘に応じる人が存在すること自体が信じられない。
【スクラップブック】
  • 夕食時にNHK「ふるさと発・食の生産現場」の一部を視た。この日の話題は「鳥取・Iターン定住の試み」という話題。「I」は「愛」にひっかけたものだと思うが、もともとの意味が「因幡」なのか「田舎」なのかは聞き逃した。もっとも取材先の溝口町は「伯耆」なので「因幡」とは関係ない。
  • その後の「クイズ!!赤恥青恥」では、水戸黄門の「黄門」の意味が中納言であること、500円札の岩倉具視の絵がバッハやドイツ大統領など外国人に間違えられやすいというのも面白かった。そういや500円札には久しくお目にかかっていない。

    11/10追記]
    日本銀行によれば、500円札は「 既に支払いが停止されているが有効な銀行券」の1つ。支払停止日は「平成6.4.1」とあった。