じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 櫂の木、かなり落葉。11/6のNHKローカル番組で、先月末に私が撮影した櫂の木の写真を紹介してくれたのだが、あれからすでに1週間が経過し、実際の櫂の木はすでに落葉が始まっている。なお、この北側にはもう一本、メスの櫂の木があり、こちらの紅葉や例年、勤労感謝の日以降が見頃となる。



11月6日(火)

【ちょっと思ったこと】

妻が登場する夢、二題

 このところ、妻に関する夢を2回を見た。

 一週間ほど前に見た夢は、夫婦で悪者に追いかけられている夢。最初は車で逃げていたのだが、途中から、なぜか、妻は籠の中に入っていて、私がそれを担いで逃げる。崖から滑り落ちそうになり、籠を抱えたまま必死にしがみついているところで目が覚める。私は、これは、妻を守ろうとする強い愛情の表れだと言うと、妻は、籠の中に入れて逃げるというのは独占欲の表れだと反論。

 今朝見た夢は、滑稽なものであった。夫婦で古い神社のような建造物の中を探索する。私が戻ろうと引き留めるのに、妻はどんどん先に行こうとして、小さい窓に首がはまってしまって抜け出せなくなる。そのうち、窓の向こうに人がいっぱい集まり、警察官までやってきて、向こう側に引っ張り出して救助してくれた。しかし、住居不法侵入の疑いがあったので、妻は交番で取り調べを受けることになった。私は、そんなところに首がはまるなんて恥ずかしい、と言って遠くで眺めていた。

 起きてから、夢の中まで恥ずかしい思いをするのはまっぴらだと言うと、妻はその時、遠巻きにして助けてくれなかったのはケシカランと言う。夢判断など全く信じないが、なかなか象徴的な夢だったと思う。ちなみに、古い建物が出てきたのは、月曜夕刻、ラジオで、北京の故宮の中の非公開のエリアが改修されいずれ一般公開されるというニュースを聞いたためかと思う。なお、同じ夜に妻が見た夢は、富士山に登っていたら、頂上付近に気味の悪い雲がたちこめてきたので慌てて下山したというもの。その日の内に噴火していたら完全な予知夢になっていたのだが、....といって、噴火などまっぴらだが。




伊東家の食卓トランプ手品

 夕食時に「伊東家の食卓」の一部を視た。卵をロウソクであぶって煤だらけにしてコップの水に入れると銀色に光って見えるというのが面白かった。しかし、あれって、子供の頃に、何か似たものを見た記憶がある。水を入れると内面が銀色に輝くビニールのバケツだっただろうか。はっきり思い出せないのだが、何かがあったはずだ.....。

 次に出てきたトランプ手品には毎回関心させられる。今回は「カウントダウン手品」と呼んだらよいだろうか。ネタばらしでクレームをつけられても困るので、番組とは異なる数値で再現すると次のようになる。
  1. トランプ10枚から好きなカードを1枚選んでもらい、一番上に置き、残りのカード(ジョーカーは使わない)をその上に置く。
  2. 一番上からカードが見えるように表に返し、「13、12、11、...」というように13からカウントダウンをする。
  3. 表に返したカードの数字とカウントダウンの数値が一致したらそこで打ち切り。なお、1までカウントダウンしても一致しなければ、その次のカードを1枚上に置いていったん戻してからカウントダウンを再開。
  4. 同じようにして、カウントダウンを3回繰り返し、3つの山を作る。
  5. カウントダウンを打ち切った時のカードの数字3つを足し合わせる。
  6. 残りのカードの山から、足し合わせた数を始点として再度カウントダウンを行う。
  7. カウントダウンが0になった時に表に返したカードが、最初の1.で選んだカードと一致する。
というようなものだ。

 この手品は

(14-x)+(14-y)+(14-z)+x+y+Z+10=52

という等式を操作に置き換えただけのものであって、上記の2.から6.の操作を行えば、どの数字でカウントダウンが打ちきられようとも、最後に10枚だけが残るのは必然。そのことにいかに気づかせないかがトリックの妙味と言えよう。

 この手品では、カウントダウンの数値がカードの数が一致した時に、そこに何枚の山ができたか(=個数)ではなく、カードがどういう数値であったのか?という点に注意を向けさせるところがポイントとなる。そして、「一致」が偶然であることから、残りの枚数は全くの偶然であって、何枚残っているのかわかるはずがないと思わせてしまう。このあたりの注意の移動をうまく制御することが手品の成功の秘訣となる。

 ちなみに、上記の等式は

●(11-a)+(11-b)+(11-c)+(11-d)+a+b+c+d+8=52

というように条件を変えることもできるし(じつは、これが番組で紹介されたもの。この場合は、8枚の中から1枚を選び、カウントダウンは10から開始、4山を作る。)

●(12-a)+(12-b)+(12-c)+(12-d)+a+b+c+d+4=52

でもよい。

●(10-a)+(10-b)+(10-c)+(10-d)+(10-d)+a+b+c+d+2=52

でもよいのだが、1.で選ばせるカードがあまり少ないと怪しまれる。




 なお、今回の手品は、3/20の日記で紹介した時の等式:

●(13-α+1)+(13-β+1)+(13-γ+1)+(13-3)+α+β+γ=52

と殆ど同じ。等式に現れる数をそれぞれ1つの操作に対応づければ、他にも面白い手品が考案できそうである。