じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

5月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] ジャーマンアイリス。アイリスには高性のジャーマン系と、切り花向きのダッチ系がある。ジャーマン系と言っても殆どがアメリカで品種改良されているとか。



5月27日(日)

【ちょっと思ったこと】

地底生物と地球外生物

 NHKスペシャル「宇宙未知への大紀行(2)地球外生命を探せ」を部分的に視た。何千メートルもの地下に、地上とは全く別の生態系を営む地底生物が繁殖しており、それらを捕食する生物まで居るというのは驚きであった。この種の生物であれば、地球外に居ても不思議ではない。どういう生物であれ、繁殖する性質を備えた瞬間からは短時間に同一環境内にあっという間に広がる。地球外生命が存在する可能性は、かつてフィクションとしてもてはやされていたが、その後の探査で、少なくとも月や火星では否定される傾向にあった。

 確かに、地球上と同じタイプの生命体が他の宇宙で生息できる可能性はきわめて低いが、酸素や光エネルギーを前提にしなければ、外界からエネルギーをとりこんで「活動」し、自分のコピーを生産するという機能は、かなりの確率で起こりうるもの。番組の中である研究者が示唆していたように、この宇宙が存在するという前提のもとでは、生命体の発生は必然的な現象であるのかもしれない。

 もっとも、地球外に高度な生命体が存在しているとして、わざわざ自分の居場所を教えて接触を試みる意義があるのか、このあたりは大いに疑問である。生物というのは、結果的には共生関係にあるといえども、基本は、他の種を利用して自分と同じ種を如何に増やすかだけがプログラムされた存在である。そういう存在が接触した時に果たして友好関係が保たれるのかどうかは甚だ疑問だ。接触によって、人類に有用な知識が増える見込みもあまりない。体の構造が違うのだから、少なくとも医学的に有用な情報が獲得されることはあり得ない。他の科学技術も人類が自前の努力で発展させればよく、他の宇宙人から教えを受けるほどの緊急性はどこにもない。

 ついでながら、我々は将来、タイムマシンの開発によって未来や過去の人類と交流することができるようになるだろうか。こればかりは否である。なぜなら、もし将来タイムマシンによって自由に時代旅行ができるようになったとしたら、20世紀にも21世紀にも多くの未来人がすでに我々と交流しているはずである。そういう事実が1つも無いということは、今後いかに時代が進んでも過去に向かって旅行ができるようになることはあり得ないという傍証になるはずだ。




ピアノ生演奏を聴きながら「豚キムチ丼」を食す

 近くの「ふれあいセンター」の最上階にレストランが開店し、5/27までの4日間はオープンフェア開催中であると聞き、家族4人で夕食を食べに行った。ちらしの「夜のディナーをピアノ生演奏を聞きながら過ごしてみては!」という宣伝文句から、さて、コース料理はいくらぐらいなんだろうか、お金が足りなかったらどうしようなどと少々心配しながら中に入る。

 ところが、メニュー表にあったのはごく普通の和洋物。どうやらオープンフェアというのは、価格を5割引程度にするというサービスのことだったようだ。ということで、結局、私は「ブタキムチ丼」、妻は「天ぷらフライ定食」、息子は「焼き肉定食と天ぷらうどん」、娘は「うな丼」。食後にケーキやコーヒーなども注文した。

 確かに値段だけは、ブタキムチ丼が350円、うな丼450円、ケーキ170円、深炒りコーヒー100円などと破格の安さだったが、アルバイト?の女子大生のピアノ生演奏を聞きながらブタキムチ丼を食べるというのも、まことに風変わりな取り合わせであった。

 ちなみに、妻によれば、この最上階の展望室には少し前まで沖縄料理の店があったという。ところが、注文から提供までに時間がかかるなど、ふれあいセンター利用者のニーズには合わず閉店に。今回、別の業者が新たに営業を開始したということだ。夕日と眼下の180号線や53号線バイパスの夜景はなかなかの絶景であったが、メニューのほうをもう少し充実させたほうがよいのではないかと思った。



ラーメン屋とガソリンスタンドの廃業相次ぐ

 帰りがけに、馴染みのラーメン屋の前を通ったら、何と店の名前が変わっていた。少し前に業者の入れ替えがあった模様だ。ラーメン屋と言えば、昨年来、私がたまに食べに行っていた店が今回を入れて4軒も廃業している。伸張著しい某チェーン店の影響を受けて経営不振になったのかどうかは定かではないが、個性的なお店が次々と閉店していくのはまことに残念だ。岡山市内ではこのほかガソリンスタンドの廃業も目立っている。私が利用していたスタンドだけでも3軒が廃業し、跡地はビルを建てたり携帯電話ショップなどに改装されていた。