じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 岡大西門付近の座主川のツツジ。今年は特に花つきがよい。



5月1日(火)

【ちょっと思ったこと】

刃物を使った殺人事件多発?

 西鉄バスが乗っ取られ乗客が刺殺された事件から一年たっが、ここへきて、再び、刃物を使った殺傷事件が多発しているような気がする。私が目にした新聞記事だけでも
  • 4/28、山形県羽黒町で押し入った4、5 人組の男に主婦が刺され死亡、長女も腰を切られて大けが。
  • 4/30、台東区花川戸の路地で、短大生が腹を刺されて死亡。
  • 5/1、大阪府茨木市のスーパーで、店員が左胸を刺されて死亡。
といった具合である。これらの犯罪は、動機という点では著しく異なっているだろうが、いずれも刃物が容易に入手できなければ防ぐことができたという点で共通性がある。昨年のバスジャック事件でも、少年が容易に包丁を入手できたことに一因があったと言ってよいだろう。

 魚や肉の切り身がスーパーで容易に手に入る時代、先のとがった出刃包丁や刺身包丁は一般の家庭ではそんなに必要無いように思う、にも関わらず、ホームセンターなどでも未だにとがった包丁が売られているのはなぜだろうか。最近では先が丸くなった包丁も出回っているようだが、これならば安心だし、料理の上でそんなに不便なことは無いと思う。

 このさい、とがった包丁は調理師免許など一定の資格を備えた者だけに許可制で販売すれば、凶器として使われる可能性はずいぶん減るし、万が一使われた場合でも包丁の購入先が特定しやすく、検挙が容易になるように思う。

 刃物とは直接関係無いが、被害者や目撃者から警察への通報を容易にするための方策も必要だろう。例えば、すべての携帯電話からボタン1つで警察に通報され、かつ所在位置が特定できるシステムを整備すれば、犯人の早期検挙につながる。かつて町中でよく見かけた火災報知器と同じようなものを配備し、犯罪を目撃した人がボタンを押すとその付近一帯でサイレンが鳴り、カメラが作動するようなシステムもあってもよい(←イタズラ防止のため、ボタンを押した人の顔も撮影されるようなカメラを設置することが望ましい)。最近多発している、ひったくりの防止にも役立つはずだ。

 いずれにせよ、街角で暴行事件があっても見ぬ振りをして通り過ぎるような風潮は無くしていかなければならない。そのためにも、通報者が加害者から報復を受けることのないような通報システムを整備することが望ましい。



保険会社の破綻で大損をした私

 3/17の日記で、保険会社経営破綻した生命保険会社のことを記した。4月になってから、これに基づく契約変更の通知書が郵送されてきた。封書を開けてビックリ。こんなことが許されるのかと思うほどの削減率であった。封書の挨拶文では、まず債務超過額が3000〜4000億円規模に達しており、保険契約の存続を図るためにやむを得ない措置であることが強調され、さらに、平成21年3月31日までに解約すると15〜2%の早期控除率がかかると述べている。

 以下、あくまで仮想の事例で説明させていただくが(←契約前の保険金100万円もしくは、毎月1万円積立として概算))
  • およそ11年前に契約した一時払い終身保険:変更前100万円→変更後38万2811円
  • およそ11年前に契約した一時払い変額終身保険:変更前100万円→変更後92万20円
  • およそ11年前に契約した一時払いの企業年金保険:変更前100万円→変更後92万56円
  • およそ11年前から毎月払い込んでいる企業年金保険:変更前147万6466円→変更後135万8350円(払込金総額:130万円)
特に削減が大きいのは定額の終身保険であろう。別の保険会社と契約していた知人も、同じような破綻により保険金が1/3に減らされたとぼやいていた。いったいどういう計算をしていたのだろうか。それと、企業年金のようなものは、保険というより貯蓄目当てのもの。まるでドロボーに金をふんだくられたような気分である。

 前にも書いたが、この保険会社の場合、経営悪化を放置して、破綻という名目で契約者に負担をさせておいてから外資系が肩代わりする、という意図的なニオイがしないでもない。ただとにかく言えることは、一回でも破綻をした保険会社などに、追加の契約などする気にはなれないということ。契約者に負担させることでとりあえず経営を安定化させられるように見える半分、負担を強要したという事実が招く子々孫々までの保険業界全体に対する不信感は決して消えることがないだろう。