じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
東京から岡山までの帰りは東名高速を経由した。沿線はどこも桜が満開。写真左は、富士川SAからの桜と富士山。拡張工事中のためフェンス越しとなったのが残念だが、工事完了後は東名高速道路でも有数の観光名所になるものと期待される。写真右は浜名湖SAの桜。こちらも、高速道路休憩所というより花見の観光名所として賑わいそうな場所だ。
ちなみに、東名高速経由の走行距離は、一般道路を含めて693km。休憩時間を含めて9時間半。中央高速経由より距離にして4km、時間にして30分ほど短い。また料金は400円ほど安かった(4/4の日記参照)。渋滞、交通量、景色などいろいろな要素が重なるので、いちがいにどちらがオススメとは言い難い。直前の道路情報と運転者の気分により決めればよいかと思う。 |
【思ったこと】 _10407(土)[数学]正直人と嘘つき人のクイズ 高速道路運転中に、NHKラジオ「高校数学」を聴いた。4月の初めの基礎編ということで、講師の秋山仁先生からクイズが3題ほど出された。いずれも有名なクイズであるが改めて考えてみるといろいろと面白い。 1番目は、鞄の代金の話。私の聞き取った範囲で問題を再現すれば ある人が5000円の鞄を買い、代金5000円を支払った。翌日、この鞄が気に入らないということで、1万円の鞄と取り替えてくれという。お店の人が1万円の鞄と交換すると、その人は差額分を支払わずに立ち去ろうとする。店の人に引き留められると、「私は昨日、5000円を支払った。今日は5000円の鞄を持ってきたので、合わせて1万円分をあなたにあげたことになるから、これ以上支払う必要はない。」と答えた。さて、どこがおかしいか。このクイズで面白いのは、どうして、そういうトリックにひっかかりやすいのかという心理的な問題だろう。「5000円の鞄は、お店に返したのだから考慮する必要がない」という前提と、「客から店には、5000円の現金と5000円の鞄を渡したのだから、全部で1万円の代金分に相当する」という主張の矛盾に気づかせないところがミソなんだと思うが、なぜひっかかりやすいのかを統一的に説明できるような「理論」はあるのだろうか。確か、釣り銭詐欺で同じようなトリックが使われることがあると聞いたことがあるが、詳しい手口は忘れてしまった。 3番目は、正直人と嘘つき人の有名なクイズ。これも聴き取った範囲で再現すると ある島には、正直人と嘘つき人が住んでいる。正直人は常に正直、嘘つき人は常に嘘をつく。ある旅人が、分かれ道で、正直人の町に行く道はどちらかと島人に尋ねた。島人が正直人か嘘つき人かは分からない。どういう質問をすればよいか。なお、1回しか応じてくれない。正解は「あなたの町はどちらですか?」であり、このように質問すれば島人が正直人であっても、嘘つき人であっても、指さした道のほうを進めば正直人の町に進むことができる。 このクイズと似たものに (正直人と嘘つき人が居ることは同じ)。この島には、飲用に適する泉と有毒の泉がある。旅人が、ある泉が有毒であるかどうかを島人に尋ねた。島人が正直人か嘘つき人かは分からない。どういう質問をすればよいか。なお、相手は1回しか答えてくれない。このクイズは、上記の道を尋ねるクイズとは大きく異なる。道を尋ねるクイズの場合は、「A町はどちらか」という第三者的な事実判断と、「A町はあなたの住んでいる町か」という相手に直接関わりのある事実判断が論理結合されている。飲み水の場合には、前者だけの事実判断となるので、単純に「この水は飲めますか?」では正しい情報を得ることはできない。正解をご存じの方はお互いを更新する掲示板にどうぞ。 この放送が終わったあとで、息子と次のようなバリエーションも考えた。
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【ちょっと思ったこと】
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