じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 時計台近くの水仙。今が見頃。このほかにも大学構内各所に水仙が植えられているが、残念なことに、咲きかけの蕾を切り取って持ち去る人がおり、殆ど花を咲かせないままに春を迎えようとしている。



2月11日(日)

【思ったこと】
_10211(日)[電脳]「一太郎11」は英語と顔文字に強い?/インターネットディスク

 1999年9月29日の日記に記したように、ver2.11以来、ワープロソフトはずっと一太郎を使い続けている。2/9にバージョンアップ製品(実際はアカデミックプライスの新製品版)が届いたので、連休を利用してさっそく新機能を試してみた。

 こちらの紹介ページにあるように、今回のバージョンアップの最大の特徴の1つはATOK14で、カタカナからの英語変換が容易になったことだ。例えば、「ばーじょん」と入力してファンクションキーの4番を押すと「version」に自動的に変換される。この変換力はけっこう大したもので、
  • 「ないたー」→「night game」
  • 「くりんとん」、「ぶっしゅ」、「ごあ」→「Clinton」、「bush」または「Busch」、「Goa」または「Gore」
  • 「すきなー」、「ぱぶ(う゛)ろふ」→「Skinner」、「Pavlov」
  • 「ふろいと(ど)」、「ゆんぐ」→「Freud」、「Jung」
  • 「おらんだ」、「もざんびーく」、「もーりたにあ」、「じぶち」、「せんとびんせんと/ぐれなでぃん」、「でらうぇあ」→「Holland」、「Mozambique」、「Mauritania」、「Djibouti」、「Saint Vincent Grenadines」、「Delaware」
というように、和製英語、人名、国名など、かなりの範囲で変換してくれる。もともと、英語のややこしいスペルなど読めればそれでよく、正確にキー入力できるために膨大な記憶エネルギーを費やすのは日本人にとっては無駄という気がしていた。変換機能は何と言っても日本のワープロソフトの最大の知的資産である。これを活用しない手はない。

 今回のATOK14には「顔文字変換」という機能もあるようだ。「メールや掲示板の書き込みに便利! 」とあるが、こればっかりは私には使いづらい(・・)。試しにいくつか試してみたところでは、
  • 「どき」→(◎-◎;)
  • 「めろめろ」→・_・
  • 「わらい」→(^_^)
  • 「あせ」→(..;)
  • 「ぷんぷん」→(`ヘ´)
などが変換可能であった。

 このほか、予約の特典として、パッケージに「ドクターマウス」が付録で付いていた。マウスのポインタを合わせるだけで(オプションでシフトキーなどを押した時に限って表示されるように変更可能)、その単語が自動的に英和、和英、国語辞書のいずれかに変換されるというものだ。英単語を音声出力する機能もちょっとした発音の確認には便利だ(音声合成エンジンを別途DLしておく必要がある)。




 もうひとつ、今回の「一太郎11」では「インターネットディスク」がセールスポイントとして大きく取り上げられている。とりあえず登録、テスト用のファイルをいくつか「同期」させてみたが、確かに、ネットに接続可能で、かつ「一太郎11」などがインストール済みのパソコンであれば、Eメイルアドレスとパスワードを入力するだけで大容量のファイルをどこでも入手できるというメリットはあるようだ。

 私の場合、執筆中の原稿のような比較的大容量のファイルはこれまでZipディスクに保管して持ち歩いていた。この場合、Zipディスクドライブが無いパソコンでは読み書きができなくなるという問題点があった。上記のインターネットディスクがあればこの問題はある程度解消できる。

 もっとも、最近ではPCカード型のメモリでもけっこう大容量のものが使えるようになった。某社のビデオカメラに装着できるカードでは64MBもの容量があり、初めて使うノードパソコンでもカードを挿入するだけでドライバが自動的にインストールされるようになっている。ディスクトップパソコンでもPCMCIAのスロットが標準装備される時代になってきたので、これさえあれば必ずしもインターネットディスクを利用する必要は無くなる。

 「一太郎10」を「一太郎11」にアップグレードしてから1つだけ困っているのは、単語末の「ん」の変換がうまく行かない点だ。例えば「試験」と変換したい場合、従来なら「siken」と打ち込んでスペースキーを押すだけで変換ができた。ところが、11にアップしてからは、「siken」で「時化n」と変換されてしまう。「henkan」も同様で 「変化n」になってしまう。(「nn」と重ね打ちしなくても)「n」だけで変換できる機能はもともとオプションで設定できたはずだったのだが、どこかで継承に失敗した模様。どなたか修正する方法をご教示いただければ幸いです。

[※2/14追記]「siken」が「時化n」、「henkan」が「変化n」になってしまう原因は、ATOKの「変換補助」→「ローマ字立ち直り」機能が「しない」になっていたためであると判明。「自動」にチェックを入れたところ、単語末の「n」が自動的に「ん」に置き換わって変換されるようになった。
【ちょっと思ったこと】