じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
2/9朝の月入。2/8の16時12分が満月。また、同じく2/8の朝7時には今年の最近距離(35万6851km)に達したばかり。 |
【思ったこと】 _10208(木)[教育]パワーポイントによる発表の教育的意義 2/8は14時20分から18時頃まで、「心理学研究法II」の発表会があった。この「心理学研究法II」というのは、心理学履修コース所属の3年次生が1年間にわたってゼミ別に指導を受けながらグループまたは個人で実験・調査を主体とした研究を行うものであり、プレ卒論研究的な性格を兼ねたものとも言える。 従来この発表会では、発表者がレジュメを配布した上で口頭発表するスタイルをとってきたが、今年はLL教室を借り切って、原則として印刷物の配布を廃止、すべての発表はパソコン画面、もしくはOHPにより、スクリーンに投影して行う方式に変更した。 パソコン画面を投影する方式としては、ワープロソフトを起動して文書をそのまま映し出す方法、ブラウザを使ってHTML化した文書や図を映し出す方法、もしくはマイクロソフトのパワーポイント利用のいずれでも可というように掲示しておいたのだが、実際には10ほどの発表のうち8件ほどがパワーポイントを利用したものとなった。 そのプリゼンテーションのスタイルは、ごく基本的な短文表示だけのものから、図表をうまく配置したもの、さらにはペイントブラシでマークしながら説明するスタイルまで多様であり、壁紙に趣向を凝らしたものも見受けられた。 それにしても、今年は例年になく、うまくまとめられた発表が多かったように思う。ただ単に、壁紙が綺麗だったとか、効果音が素晴らしかったということではなく、聞いていて分かりやすかったという点で大きく異なっていた。その理由をいくつか考えてみたのだが、これまでの、レジュメ(印刷物)を配布する発表形式の場合
これでは、否応なしに「どういう目的で何を行い、何が明らかになったのか」を簡潔なキーフレーズにまとめざるを得なくなる。これはなかなかいいツールだと改めて見直してしまった。 教員が行う授業はもちろんだが、教授会での提案などにもパワーポイントを使えば、論点がまとまって簡潔な議論ができるのではないかと思った。 最後に、今回の授業の反省点を1つだけ。今回は、ノートパソコンの設置場所の関係で、発表者が、聴講者に背中を向けて操作しながら口頭説明を続けざるをえない状況にあった。聴講者がスクリーンのほうに視線を向けているとはいえ、いくらなんでも発表者が後ろ向きというのは具合が悪い。他の部屋でも言えるのだが、少なくとも私の学部の講義室は、もともとビデオプロジェクターをスクリーンに投影しながら授業を行うような設計になっていない。今回のように発表者が後ろ向きになるケースのほか、
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