じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 21世紀まで、あと4日余り。ついに「21世紀に飲める牛乳」が登場した。このパッケージって、取っておくと100年後に価値がでるんやろか。牛乳と言えば、今年は雪印乳業の不祥事が大きな関心を集め、12/26の天声人語によれば、アサヒコム、毎日、読売などのネット投票では十大ニュースのトップにこれが選ばれたという。天声人語でも、「なぜインターネット投票で雪印が共通して一位か」と首を傾げていたが、シドニー五輪とか小渕首相死去、南北朝鮮首脳会談、米大統領選混乱などと異なり、雪印の事件だけが我々の命に直接関係のある事件であったことは間違いない。21世紀は安全な牛乳を飲みたいものである。



12月27日(水)

【思ったこと】
_01227(水)[一般]「捨てる!」日々

 28日は大学は仕事納め。アパートのほうは今世紀最後の燃えるゴミ収集がある。これを前に、会議や年賀状書きの合間を利用して不要品の廃棄に精を出している。

 先日、夕食後の夫婦散歩時に近くの本屋で『「捨てる!」技術』(辰巳渚、宝島新書、2000年、ISBN4-7966-1971-4、\680)という本を見つけた。妻に「おお、これはあなたにぴったりの本だ。クリスマスプレゼントに買ってあげよう」と提案したが「そんなものいらないわ。どうせ自分が読みたいから買うんでしょう。あなたが先に読みなさい」と言われてしまった。しかし内容は、私にとっても妻にとっても大いに参考になることが書かれてあった。

 著作権侵害になっても困るので内容の細かい紹介は控えるが、例えば
  • 見ないで捨てる
  • 一定量を超えたら捨てる
  • 一定期間を過ぎたら捨てる
なんていうのは、当たり前とはいえなかなか実行できないことだ。そこで21世紀を前に少々心を入れ替え、今までためこんであったものをバッサリと捨てることにした。まず、家庭内では
  • 子供が長年通っていた公文のドリル
    →今さら復習に使うことはないし、思い出に残るほどのものでもない
  • 過去5年分のNHK「英会話」、「英会話入門」のテキスト
    →役に立つ英語表現などは、CD-ROM辞書や表現集を見ればよい。
  • 子供の服
    →まだ着られるものをフリーマーケット出品用に取っていたが、資源ゴミに
  • 子供の本
    →これも古本市場などに持っていこうと取っておいたが、資源ゴミに
 このほか、年内は間に合いそうもないが、TVから録画した映画(←見たくなったらレンタルビデオ屋で借りてくればよい)、かつて子供が遊んでいたおもちゃ類のうち思い出の少ないものなどもバッサリと捨てていきたいと思う。

 いっぽう、研究室のほうも、大型ポリ袋10個分ぐらいは捨てた。主なものは
  • 教授会や委員会などで配布された印刷物
  • 論文や翻訳の下書き
  • すでに使用していない機器やソフトのマニュアル類
  • 期末試験答案
  • いずれ読もうと思ってコピーした文献
    →捨てると勿体ないので、とりあえずゼミの学生に読みたいものを引き取ってもらうことにした
 研究室から書類などを廃棄する際に気をつけなければならないのは、行政文書に関して定められている一定年限の保管義務と、廃棄の際の秘密保持義務だろう。

 先日回ってきた通達文書によれば、試験答案やリポート、学科会議や教室会議の際に配布されるメモ、予算配分合意書なども保管義務があるということなので、ヘタをすると、「証拠隠滅」の疑いをかけられる。今後は、答案はできる限り返却、会議の配布文書はできる限り少な目にすることが求められよう。

 会議資料や答案は、処分の際、原則としてシュレッダーにかけなければならない。私の部屋にあるのは電動とは言え、一回に葉書一枚、A4の紙も二つ折りにして一枚ずつ処分しなければならず非常に手間がかかる。ホッチキス綴じを外すのも面倒このうえない。

 上に引用した辰巳渚さんの教えに従い、来世紀は、「見ないで捨てる」、「一定量を超えたら捨てる」、「一定期間を過ぎたら捨てる」を徹底していきたいと思っている。具体的には、
  • 出版社などからのDMは、一律、開封せずに捨てること。返信葉書がついている場合は、今後の送付を断る。
  • バインダーやファイルを買い増ししない。ファイルが一杯になってきたら、すでに綴じ込んである書類を捨ててから保管する。
  • 研究用書籍は、私費ではなく研究費で購入し、読了もしくは論文等への引用が完了した後は直ちに図書館に返却する。
  • 雑誌論文は、必要箇所だけOCRでテキストファイルに取り込む。コピーとしては保管しない。
といった方針でのぞんでいきたいと思っている。

 いずれにせよ、保管物は活用してこそ価値がある。詰め込みや積み重ねは活用の最大の敵だ。まずは、モノを増やさない、どうしても増えそうな時はバッサリ捨てるということが肝要。ちなみに『「捨てる!」技術』を買った人は、読了後にそれを捨ててこそ真の愛読者と言えるだろう。
【ちょっと思ったこと】

離婚発表した芸能人の年齢

 石坂浩二さんと浅丘ルリ子さんの離婚の真相は知らないが、このニュースを知って何よりも驚いたのは、石坂さんが59歳、浅丘さんは何と還暦の60歳を迎えておられたということ。昔見た映画やドラマから、どちらも未だ40歳代という印象があるのだが、よく考えれば、それでは私と同年代になってしまう。月日のたつのは早いものだ。

 芸能人はイメージも年齢も「作られる」ところが多いため、過去の名場面の印象が強く焼き付くと、実年齢を知ってひどく意外に感じるところがある。みんな年をとっていくんだよなあ。