じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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12月16日(土)

【ちょっと思ったこと】

台北でちょっと思ったこと(2)台湾の物価
[写真] [写真]  今回は会議参加が目的であったため、町中で買い物をする機会は殆どなかった。日本と同様、ホテルの中の店は物価が高く、例えば、五目ラーメン一杯でも1000円ぐらい。

 左右の写真は帰国前、簡単な市内観光の際に撮影したもの。左は自販機の清涼飲料水の価格で、15〜20元となっていた(1元は、この時点で3.5円ぐらい。) 飲料に関しては日本の6割程度のようだ。自販機に日本語の表示があるのは、なぜだろう?

 右側は街角の大衆食堂のメニュー。回鍋肉が315円ぐらいということなので、日本国内の学生向けの中華料理店とほぼ同じ価格といってよいだろうか。強いて言えば消費税が加算されない分が割安であるように感じる。


吉本興業の常務さん

 空港からの帰り、NHKラジオの大阪地方向け番組で吉本興業の常務さん(ラジオのためよく聞き取れなかったが、木村まさおさんという方だったと思う)のお話を聞いた。「学校では知力や体力のほかに、“おもろさ”を評価すべき」、「英語公用語化よりも大阪弁を第二公用語に」、「東京一極集中から地方分権へ」、「21世紀は総タレントの時代」などオモロイ話が盛りだくさんであったが、どれも根拠のしっかりした的確な御指摘であったと思う。特に印象に残ったのは、21世紀の企業では、「売り上げ前年比5%増」など達成目標ではなく、社員にどういう活躍の場を提供するかが重要であるという点。この日記でも何度か指摘しているように、かつての職人の働きがいであった「技の上達」や「完成の喜び」を企業労働の中でどう実現するかという視点は非常に重要であると思う。

[12/17追記]その後ネットで検索したところ、吉本興業常務・木村政雄氏は相当有名な方で、各方面で講演されていることが分かった。失礼失礼。Googleで200件余りヒットした。