じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 秋の「コウヨウ」はふつう「紅葉」と書くが、実際には朱色やオレンジ色に近い。その点、この写真の葉は、ホンモノの「紅葉」の色をしているように見える。樹木の名前は一度調べた記憶があるのだが、はて?何だったか思い出せない。



11月15日(水)

【思ったこと】
_01115(水)[教育]最近の大学教育論議でおもふこと(34)3つのパンと3匹のウサギ

 きょうの会議で演説した例え話。
 与えられた3つのパンを4人で仲良く分けましょう、というのはまことに日本人的な方法だが、我慢して待っていればそのうちパンが貰えるという状況のもとでは何も努力しなくなる。そのうちにパンは2つに、さらには1つに減らされていくだろう。
 3匹(本当は3羽というのが正しいらしいが)のウサギを4人で捕まえるというような競争的環境を作れば、みな、どうやってウサギを捕まえようかと必死に工夫する。結果的に獲物を4人で分け合ったとしても、競い合うことで狩猟の技術が磨き上げられるはずだ.....。
結果はどうあれ、言いたいことを言うとスッキリするもんだなあ。
【ちょっと思ったこと】

見られた?

 憲法第一条な方が岡山においでになった。朝から上空をヘリコプターが舞い、ただごとではない雰囲気。ニュースによれば、岡山に来られたのは昭和63年以来のこと。事前に町内会の回覧板がまわってきたが、どのくらいの人々が沿道に出たのだろうか。

 たまたまこの日の19時前、NHKのローカル番組で私の撮影した紅葉の写真が紹介された(10/26の日記参照)。ホテルで御休息中にたまたまこれをご覧になったということはあるまいなあ。



痴呆のお年寄りの恋愛

 夕食時にNHK「にんげんゆうゆう:老いても男と女」を見た。痴呆になったお年寄りがお互いを夫婦であると勘違いして仲むつまじく暮らすというのは、端から見ればまことに奇妙ではあるが、本人たちにとっては真実そのもの。記憶や思考・判断力が衰えても、感情だけは残る。配偶者の死を受け入れずに一人でずっと死者の帰りを待ち続けるのもよいが、勘違いでもよいから楽しく老いることができればそれでよいのかもしれないと思った。



米大統領選:とうとう30cmの石の差

 ハリス・フロリダ州務長官は14日夜、フロリダ州の再集計結果をブッシュ候補291万492票、ゴア候補を291万192票と発表したという。この票差を、北アルプスに例えるならば、標高2910mの山の上に30cmの岩を乗せて「こっちの山のほうが高かった」と言っているようなもの。いかに僅差であるかが分かる。

 この開票をめぐってブッシュ陣営の中からは「手作業では主観が入るのでよくない。機械集計による結果を尊重すべきだ。」という主張が出ていると聞いたが、この主張を敷衍すると、候補者名が書かれた投票用紙を選管が判別する方法はすべて主観が入るのでOCRで読み込むべきだということになってしまいそうだ。

 この「手作業と機械集計とどっちが妥当か」という議論は、ある意味では心理学の観察において、機械的に測定するのと肉眼で観察するのとどっちが有効かという議論にも共通するところがある。もっとも、選挙の集計の場合は、いかに主観が入ろうとも、両陣営が合意さえすれば実用上問題無しとなる点で、科学研究における観察とは異なる面がある。

 それにしても、ハイテクを駆使した「機械集計」と思いきや、一昔前のパンチカードの空き具合をチェックするとはずいぶん変わったことをするものだ。勝敗を決める最後の1枚に空けられた穴が人工的なものかそれとも破れたものかなどという議論になったらどうするのだろうか。やっぱ、世紀末とはこういうことを言うんだろうなあ。




一位広島、二位宮城、三位岡山と言えば.....

 ローカル番組によれば、岡山県の牡蠣の水揚げ高は全国三位だとか。その割には牡蠣を使った郷土料理というのはあまり聞かない。
【スクラップブック】