じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 時計台前の紅葉始まる。



10月22日(日)

【ちょっと思ったこと】


パソコン関連機器の値下がりに驚く

 来年度の某研究費申請のため、休日返上で研究計画書の作成に取りかかる。備品のリストづくりのために生協のチラシを見ていたが、今さらながらパソコン関連機器や電気製品の価格破壊?には驚かされる。性能が格段に向上していることは言うまでもないが、価格面を5〜10年ほど前に購入した時(あくまで記憶に基づく)と比較してみると
  • ディスクトップ型パソコン:30〜50万円→10万円台
  • ディスプレイ:7万〜15万円→3万〜5万円
  • スキャナ:10〜20万円→1〜2万円
  • A4型レーザープリンタ:これはあまり変わらず3〜5万円
  • HDドライブ:1Gあたり5万円前後→1000円以下
  • 100MB用Zipディスクドライブ:2万円→1万円台
  • ビデオデッキ:5〜7万円→1〜2万円
こうして考えてみると、かつてパソコン及び関連機器一式で100万円前後かかっていたものが今では30万円もあれば充分。その分を本代など他の経費にあてることができるので大助かりだ。

 またこれだけ安くなってくると備品が壊れた時に修理するか買い換えたほうが得か、も考えていく必要がある。先日、計算室のディスプレイのちらつきがひどくなり修理見積もりに出したところだが、修理代に2万円もかかるのなら買い換えたほうが節約になりそうな気もする。スキャナも同様。なんだかんだと言っても電機関連の発展ぶりには驚かされるが、純国内生産の機器ってどのぐらいあるのだろうか。

5年後の日本経済の予想?

 10/22の朝日新聞「ウィークエンド経済」でエコノミスト20人が5年後の為替相場(現在1ドル108円台)と長期金利(現在1.8%)を予想していた。それによれば、1ドルは最低75円から最高200円までまちまち。長期金利のほうも2%〜8%までまちまち。

 この種の予想は外部的な要因によっても大きく左右されるので、5年後にピッタリの人が出たからと言ってそのエコノミストが非常に優れていると断言するわけにはいかない。とはいえ、このように具体的数値で予測することは、なかなか勇気のいることだ。記事を末永く保存し、5年後にチェックをかけたいと思う。

 ところで、日本経済の将来を悲観する人のシナリオは、「金融機関の破綻、さらには政府の長期債務残高が1000兆円までふくらみ、ついにはIMFの助けを借りることになる」というもの。これに対する楽観論は、「IT起爆剤に日本逆転」というシナリオを描いている。

 私個人の素人的な直感では、1ドルは130円前後、金利は3〜4%といったところか。極端な悲観論はとりたくないけれど、IT依存一辺倒の財政再建でうまく行くとは到底思えない。日本の国土の根本である森林、水田、都会の自然環境を重視した循環型の経済システムを構築すること。農業や林業を基幹産業として守り、希望する者が誰でもそれらに従事できるような就労環境を整えることがぜひとも必要であり、それをなおざりにして、国民全員が自室にこもってネットに熱中するような社会を作っても日本経済の長期的な再建には結びつかないように思う。
【スクラップブック】