じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


9月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] ザクロ。今年は豊作。いよいよ色づいてきた。



9月26日(火)

【思ったこと】
_00926(火)[一般]背の伸びた私/大学生の性教育/採れーるペーパー

 朝食を抜いて大学の保健センターで実施されている職員定期健康診断を受診した。入院期間が長く運動不足が続いていたものの、量質ともにバランスのとれた病院食をとり続けていた直後ということもあって、体重、体脂肪とも目立った増加が無くホッとする。

 興味深いのは、身長が161.4cmとなり人生最高の値を記録したこと(昨年は161.3cm)。今年は直前に床屋に行ったばかりなので髪の毛の厚さは減っているはずだ。にもかかわらず1mm伸びたということは、まだ成長が続いているということだろうか、それとも入院中に横になることが多かったので一時的に背骨が伸びたのだろうか。もし、来年さらに1mm伸びたら、四捨五入して私の身長は162cmであると公言することにしておこうか。

 いろいろな検査を受診中、保健センターの廊下に貼られていた「セックスは信頼できるパートナーと」という大きなポスターが目にとまる。そこには種々の性病の初期症状の特徴のほか、コンドームの装着から使用後の廃棄の仕方までが図入りで説明されていた。エイズ防止が緊急な問題となっている今、もはや婚前交渉はやめましょうなどという建前論ではなく、いかに健全にセックスをするかということのほうが現実的な指導方針なのだろう。それに、こればっかりは相手に使い方を教えてもらうわけにもいかない(使い方を熟知しているということは.....?)。やはりこういう場できっちりと説明しておいたほうがよいのかもしれない。

 すべての検査終了後、おみやげ?に潜血検査のための検便セットを持ち帰る。このセットは今年から新しい形になっていた。試しに袋を開けてみると、なんと、中には「トレールペーパー」という紙が入っていた。「トレール」とは文字通り「採れーる」という意味らしく、洋式便所の水の上に浮かべて、その上に落ちたウンチを採取してくださいということらしい。私はずっと以前から洋式トイレで採便するのが苦手で、便意を我慢して大学の和式トイレまでわざわざ出かけていって採便したものであったが、これなら自宅で安心して目的を果たすことができそうだ。「トレールペーパー」って相当のヒット商品ではなかろうか
【ちょっと思ったこと】

帰無仮説は「不信」

 昨年10月「ブラウン電子研究所」などという架空の会社をでっち上げ、チラシに「月給280427円」などと「内職」の広告を出し、岡山、福岡、大阪など全国の主婦から「登録料」一人あたり3万円をだまし取った49歳の男が東京で逮捕されたという。それらしき企業名、電話をかけるとちゃんと応対があると、それだけで会社が存在していると思いこんでしまう。サービス過剰の時代、よく確かめもせずに送金をするほうにも多少の甘さがあったかもしれない。

 そういえば今日はたまたま外国の本部を置くというボランティア団体から寄付を求める手紙が届いていた。これなんぞも、文面だけを見れば民間医療を援助している善意の団体のように見えるが、本部はパリ、発信元はイギリス、送金先は日本国内の郵便振替口座となっていて、本当にそういう団体が実在するのか確証が得られない。またネット検索などで実在が確認できたとしても、送金先が本当にその団体が開設した口座であるのか、どこかの悪人が実在団体名を語って資金集めをしているだけなのかは確証がもてない。そもそもこちらからは何ひとつ連絡をとったことがないのにどうやって住所氏名を調べたのだろう。

 疑い出せばきりがないが、そういう私もかつて、霊感商法団体にだまされてマスコット人形を買ってしまったことがあった。世の中、まずはとことん疑ってみること、その不信が棄却された時だけお金を送るというのが間違いのない方法ではないかと思う