じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


9月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] カラクリ湖の花(2)。後ろの山はコングール。



9月19日(火)

【ちょっと思ったこと】

病院での奇妙な体験

 夕刻、妻が運転する車に乗せてもらって初のリハビリ通院。入院中と同じ加重脚上げや温湯でのバイブレーションなどを受ける。入院後期と全く同じ作業、同じスタッフ、同じ院内、同じ看護婦さん.....。違うのは、これまではリハビリ室を出てから病室に戻っていたところが、外来待合室から出入り口へという方向。同じ空間からの行き先が二手に分かれているというのは、当たり前にもかかわらずまことに奇妙な感じがした。

 病院と言えば、以前、倉敷市内のある病院に見舞いに行った時にも奇妙な体験をしたことがあった。その病院には、外来者や入院患者がくつろげる温室型の休憩所がある。見舞いの帰りにそこのベンチでコーヒーを飲む。すぐ横には、看護婦さんに付き添われながら無表情に車椅子に身をうずめている老人が居た。体には管が埋め込まれており、手足は皺だらけでやせ細っていた。カルテを入れたカプセルが天井に張り巡らされたレールにぶら下がってコトコトと行き交うのを見ているうちに、一瞬、自分とその老人が入れ替わったような気になった。自分が健康であるというのは実は幻想であり、車椅子の上で力無く周りを見つめているのが本当の姿。10分後に帰るのは駐車場ではなく病室なのだ.....。我に返ったあとには、こんなことも思った。おそらく30〜40年後、自分はこの場所に必ずやってくる。その時には、今度は、車椅子に座っている年老いた姿は実は幻想で、私はまだ40代、さあ今から家に帰るのだという逆の体験をきっとするに違いない.....。


ケガをして役にたったもの

 こんなもの使えない、捨ててしまえと思っていたなかに、ケガをしてから役立ったものが1つあった。1998年7月24日の日記に少しだけ関係があるのだが、それは、...(マウスで↓をなぞってください)

片方が行方不明になって履けなくなった靴下

であった。そんなに何回もケガをしては困るが、捨てないで残しておくと意外なところで役にたつものである。

有働キャスター

 週刊誌の広告などでNHKの有働キャスターのプライベートな問題を取り上げている見出しを見たことがあるが、私が知り得た限りでは、「So what?」で済ませられる程度のプライバシーの範囲ではないかと思う。「受け身ではダメだ。自分を出し切って積極的、攻撃的にいかなければ、と頑張ってきました」などと、メダルをとった選手の談話を紹介しているのを聞くと、なんだかご自分の話をされているように錯覚してしまう。
【スクラップブック】