じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


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6月15日(木)

【思ったこと】
_00615(木)[生活]新幹線沿線三題:西口の証明/古い物を大切にする?姫路市民/南極の太陽

 夕刻、年休をとって上京。今回は短期滞在の予定。
 東京に向かう新幹線の車窓からの風景はあまりにも見慣れていて新鮮味が無いものだが、注意深くウォッチングしてみると意外に面白いものだ。
[写真]  最初の風景は、新幹線に乗る前の岡山駅のホーム。ここで見ていただきたいのは、夕日が作る陰が線路と直角になっているところだ。

 岡山に住むようになった頃、岡山駅が「東口」、「西口」というように東西方向に改札口があることを奇妙に感じたことがある。新幹線も山陽本線も全体として東西に走っているので、線路の両側に出入り口を作るならば「北口」、「南口」になるはずだと考えていたためである。この疑問は、その後地図や道路の方向を見てある程度納得した。岡山市内ではどちらの線も北東から南西方向に向かっており、東口から出た観光客が正面の大通り(桃太郎大通り)を先に進めば確かに東方向に行くことができるのである。

 この写真は、日の沈む方向が線路と直角になっていることを示しているので、向かって左手の出口が西口とすることは直感的に納得がいく次第だ。もっとも、これは夏至に近い今の時期だから言えること。冬至の頃だったら、右上方向にかなり傾くはずである。

 余談だが、東海道・山陽新幹線は必ずしも東西方向に走っているわけではない。岡山駅で東京に向かって左手は西方向だが、名古屋では東方向になる。犬山に住んでいた頃には、これもずいぶん奇妙に感じたものだ。そういや東京駅は、丸の内口のほうが西方向だった。

[写真]  2枚目は、姫路駅に停まる直前に撮影したもの。ここを通る時にいつも気になるのが、画面中央にある切断された高架線の残骸だ。いまから30数年前、中学1年の時に姫路を訪れた時には、ここにモノレールが走っていた。駅の南側にある手柄山とかいう公園まで往復するものであったが、それほどの観光名所ではない。姫路城まで延伸すれば当然黒字になったはずなんだが、駅からお城まで直行できてしまうと駅前の商店街に客が来なくなる。詳しい経緯は知らないが、切断されている以上、だいぶまえに廃止されたことは間違いない。

 しかしこういうものを何年も放置(保存?)しておくとは、さすが、姫路城を初めとして古い物?を大切にする姫路市民だ。なんて書くと怒られるかなあ。

[写真]  3枚目は、大津付近から彦根付近に向かう時に眺めた夕日。比叡から比良山系の山際すれすれに沈んだかと思えばまた姿を現す。白夜の見られる南極や北極では、ちょうどこんな感じで太陽が地平線すれすれを周回する時があるのだろうと、ふと思った。晴れている日にその季節の日の入りに合わせて列車を選べばともかく、何も考えずに乗った列車でこの梅雨時に山際すれすれの夕日を眺められるとはまことにグッドタイミングであった。このさい何でもポジティブに「よかったよかった」と受け止めておこう。
【ちょっと思ったこと】

【今日の畑仕事】

タマネギ、長ネギ、ニラを収穫。ニンジン間引き。
【スクラップブック】