じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa


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[今日の写真] ギシギシ。大学構内の林で穂を伸ばしているギシギシを見つけた。写真では華麗な姿をしているが、根が深く、普通の芝刈り機程度では刈り取れない、手の掛かる雑草だ。なお、よく似た植物にスイバ(すかんぽ)がある。



5月30日(火)

【思ったこと】
_00530(火)[一般]キックボードは岡山では流行らないかも


 新聞折り込みのチラシ広告の中に「超軽量折り畳み式あるみキックボード」5980円というのがあった。別の大型ディスカウントスーパーのチラシには別の名称「フィールドスクーター」という名前で4770円。5月の連休中に訪れた北九州のフリーマーケット会場では1台9800円で売ってたからだいぶ値下がりしたものである。なお、ここで念のためお断りしておくが、こちらの情報によれば「キックボード」というのはK2の登録商標(別のサイトの情報では2000年3月15日現在ではまだ商標は取得していない様子だという)。それゆえにネット上では、無用な摩擦を避けるために「kickscootboard(キックスクートボード)」と呼ぶこともあるらしいが、ここでは特別のトラブルが生じない限り、「ホッチキス」、「セロテープ」、「ミニ四駆」などと同様、特定のメーカーを想定しない通称として使うことにしたい。

 さて、キックボードについては都心地域では利用者が増えているという話題を聞いたことがあるが、岡大周辺や大学構内ではそれほど見かけない。週に数回、「おや、こんなところで乗っているなあ」と目にとまる程度だ。

 キックボードが流行らない理由の1つとして、自転車(岡山では安い物で8000円から15000円)に比べて割高であるという説があった。となるとこれが4000〜5000円で売られるようになれば急速に普及する可能性も出てくる。逆に、これでも利用者が増えなければ、風変わりなことをして目立つのはイヤだという風潮の中で廃れていく可能性もある。今後の変化に注目したいものである。

 私個人としてはああいう物に乗ってみたいという気持ちはあまり起こらない。都心地域で利用者が増えた(?)一因には、自転車では駐輪が難しいこと、電車やバスなどの車内に持ち込みができるという利便性があったものと推測されるが、岡山市内では繁華街まで自転車で乗り入れができるので、わざわざキックボードを使うメリットが殆どない。

 それと、片足を乗せ、片足で地面を蹴るというのは脊椎に相当の負担がかかるようにも見える。ああいう乗り物を毎日使っていることで特有の健康問題が発生する恐れはないのだろうか。私が子供の頃には「フラフープ」というのが大流行した。ところが「フラフープは腸捻転を起こす恐れがある」という噂が広まると急速に廃れてしまった。キックボードについても同じような噂が出てくる可能性はあると思う。また、非実用性を前提として、娯楽品やスポーツ用品として「進化」していく可能性もある。このあたりも動向を注目したいところだ。

【ちょっと思ったこと】

「弱い」表現が無くなる

 NHKラジオで聞いた情報によれば、6月1日から、「弱い熱帯低気圧」、「小型の台風」というように、防災対策上の油断をもたらしかねない弱小表現が気象用語から削除されるという。確かに、台風と(従来の)「弱い熱帯低気圧」の区別は中心付近の風の強さだけが基準になっており、大雨の被害の大きさを予想するものではなかった。この点では妥当な改善と言えるかと思う。ただ、台風が定義上「熱帯低気圧」の概念の部分集合であることを考えると、「台風が弱まって熱帯低気圧に変わった」という表現が使われることにはどうしても抵抗を感じてしまう。厳密には「台風が弱まって台風の基準を満たさない熱帯低気圧に変わった」と言うべきなんだろうが。


深夜に大声で会話する子どもたち

 30日の夜11時頃、アパートの下の公園で中学生か高校生の男女数人が大声で談笑していた。周囲は静まりかえっており、農場の畑からオケラかクビキリギスの「ジーっ」という鳴き声が聞こえる程度だ。こんな時間に近所迷惑な話だと思ったが、それはそれとして、あんなに大きい声で喋っていたのでは、会話の内容が丸聞こえ。あっけらかんとしていて健全といえば健全だが、たぶんこの子どもたちにとって、アパート30所帯の住人たちは自分たちの世界の外にある無機物のような存在なのだろう。


自共社連合?

 大阪府議会は30日午後、大手金融機関を対象にした外形標準課税を導入する法案を、自民、共産、社民などの賛成多数で可決したという。太田房江知事は「議会の決定は尊重する」として再議権は行使せず、2002年3月期決算から適用されるという。

 この議決で興味深いのは、各政党の中で、提案者の自民党のほか、共産党と社民党が賛成にまわり可決されたということ。「自民、共産、社民」vs「民主、公明」という対立軸はあまり聞いたことが無い。

 それにしても、問題発言を繰り返しながらも次々と斬新な政策を実現させていく石原・東京都知事に比べて、太田・大阪府知事のほうは長としてのリーダーシップがちっとも見えてこない。大相撲土俵入り問題でも結局譲歩してしまい、今回も多数党に引きずられるばかり。多様な意見の尊重が民主主義の基本にあることは確かであるとしても、八方美人的な対応に終始しているだけだったら、お金をかけて首長を選ぶ必要は無い。前岡山県副知事というよしみで敢えて言わせてもらうが、もっと世論を動かすような主体的で能動的な施策を打ち出してもらいたいものだと思う。
【今日の畑仕事】

 苺と小松菜を収穫。次期蒔種用のエンドウを収穫。
【スクラップブック】