じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 10/13にいちどご紹介した蕎麦畑。ネットでいろいろ調べたところ、どうやら「赤そば」の品種の1つらしい。10/20の朝日新聞(大阪本社)の一面にも愛媛県川内町で「近くの主婦やサラリーマンが地域おこしに休耕田を利用してヒマラヤ地方原産の赤いソバを植えた」云々という写真入りの記事が掲載されていた。居ながらにして同じ風景が楽しめるとはラッキー。同記事によれば、赤い花の蕎麦は白花に比べるとのど越しのよい蕎麦ができるのが特徴だという。今後全国に紅白の蕎麦畑が広まり、秋の新しい風物となるものと思われる。


10月19日(火)

【思ったこと】
991019(火)[教育]最近の大学教育論議でおもふこと(5):教養教育の質を向上させるには(その4)学生の授業評価活動を奨励しよう

 18日の日記の続き。きょうは時間が無いので、まずマークシート方式以外の評価方法の1つとして、学生の独自の評価活動を活発にすることを提案してみたい。

 新入生が授業科目を選択する場合、しばしば先輩からの情報に頼ることが多い。じっさい私が大学に入学した頃は「3理1哲」、「仏の3田」という風評が広まっていた(「3理1哲」というのは、人文科目で苦労したくなかったら「論学、倫学、心学、学」は取るなという意味。「仏の3田」というのは、例えば山とか太というように「田」のつく教授の中に、リポートさえ出せば必ず優をくれる先生が居たという意味だったが、どういう苗字の教授だったかは忘れてしまった)。

 しかしこうした風評は信頼性に乏しく、まかり間違えば教官個人への誹謗中傷と受け止められないこともない。いっぽう、商品評価などと同じく、もっと客観的で正確な情報に基づいた評価活動を奨励することは何ら誹謗中傷には当たらないし、むしろ不当な風評を排除する効果を持っている。日本人はとかく他者を批評するのが苦手だと言われる。批評される側も「悪口」として感情的に反発してしまうことが多い(←あっ、ここに書いているのは授業評価の話。Web日記の批評の是非とは別の話題。念のため)。大学入学時から適切な批評活動を訓練することは社会に出てからも大いに役立つのではないかと思われる。なお、評価活動は多様であるべきだから、なるべく複数の学生組織あるいは個人が独立的に評価することが望ましい。学生側からの負の評価に対して、当該教官に反論・弁明の機会を与えることも必要だろう。

 
【ちょっと思ったこと】

 10月12日の日記(10/14〜10/16にも関連記事あり)で、道路標識や交通違反取締についてとりあげたところ、おなじみの、あんくるさんから、貴重な情報をいただいた。その前半部分をご紹介させていただきます。
 道路標識は本標識と補助標識に区分され、本標識は案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種があります。

  案内標識と警戒標識(交差点有り、踏切有り、通学路等)は道路管理者(建設省、都道府県、市町村)が設置し、規制標識は一部(高さ制限、重量制限、最大幅、自動車専用等)を除く大部分は、公安委員会(=警察)が設置します。指示標識(並進可、中央線、停止線、横断歩道等)も大部分は公安委員会です。

 道路法等に基づくものは建設省関係(道路管理者)、交通法に基づくものは公安委員会、ということです。

 ですから、ほとんどの規制標識は公安委員会が設置していますので、道路整備予算には基本的に関係しません(だから良いのではなくて、困るのですが・・・)。


 ここから伝聞で、裏とってません。

 公安委員会は、基本的に独立採算のようです。交通反則金がその特定財源です。ですから、”収益をあげるために”取り締まったりしてます。
 交通反則金を財源とする組織があれば、とうぜん、如何に最小のコストで最大の反則金収入を得るかという形に行動が形成されるのは必然。となれば、どういう取り締まりをすれば交通事故防止に役立つかという視点ではなく、どこで取り締まればより多くの反則金を取れるかという方針が打ち出されていくことになる。やはり交通事故防止を目的とする外部独立機関による評価・監査体制の確立、あるいは「取締のための取締」についてネット上での批判活動を活発にしていくことが必要ではないかと思われる。
【本日の畑仕事】
ミニトマトいっぱい収穫。大根種まき。
【スクラップブック】