10月15日(金)
【思ったこと】 991015(金)[教育]よい子はイジメ、不登校になりやすい?
17時すぎに車を運転中、たまたまNHKラジオを聞いたところ、イジメ、不登校の話題をとりあげていた。番組では、イジメや不登校の子をかかえる母親が「うちの子はよい子だったのに...」と嘆くのは、実は「母親にとってのよい子」。少子化の中で、母親と子供との一対一の接触が昔より長期間に及ぶようになり、その中で結果的に、独り立ちできない子が育つ。そういう子は、学校でも自己主張が思うようにできず、ちょっとからかわれることが深刻なイジメとして受け止められてしまうという説明。番組のほんの一部しか聞いていないので、出演者がどなたで、最終的にどういう結論が伝えられたのかは不明だが、ある種のタイプの不登校の説明としては納得できるものであったと思う。
「イジメ、不登校」問題について私がこれだけは考え直してもらいたいと思うことは2つ。
- 1つは「不登校は何かのサインであるからじっと待て」というような、カウンセリングの特定の流派の思想を教条的にあてはめる対処。ただ話を聞きノートに書きとめ解釈するだけで実質的には放置、主観的な共感に自己満足し何も働きかけないのが美徳であるように考えているカウンセラーが居ることは事実。もし上のような、自己主張ができない子供や、ちょっとした孤立が大ショックになるようなタイプの子供だったら、いかにして耐性を高めるか、嫌なことをはっきり嫌と言えるようにするかについて、積極的な改善をはかっていくべきである。もちろんその前提として、自分の子供をいつまでも(親にとっての)よい子のままにしておきたいという親側の教育姿勢自体も変えていく必要があると思うが。
- もう1つは、イジメとか不登校の数字の増加だけを根拠に、いまの学校教育は間違っているとして、道徳教育とか歴史教育などについての持論を展開する人々。ホンマにイジメや不登校を無くすことを第一に考えているならばまずは固定観念を捨て、本当の原因は何かということを客観的に分析していくことである。
なお、ラジオでは「イジメと不登校を一緒くたに扱ってほしくない。イジメはあくまできっかけの1つに過ぎない。」という声も紹介されていた。たしかに、イジメが原因で不登校になったからといって、イジメを根絶すれば直ちに不登校も解消できるというものではない。引きこもりにはそれなりの強化因が別にある。学校側でも、とりあえず登校することを強化し、さらにはそこから集団教育場面への復帰を促すような段階別のプログラムが用意されていなければ、積極的に対処することはできないだろう。
そういえばNHK教育テレビの「教育トゥディ」(22:30〜23:00)で「不登校13万人」という話題をとりあげている。10/16は河合隼雄先生が提言されるということだが、果たして能動的な対処に言及されるのだろうか、それとも上で批判した実質放置に近い発言をされるのか、ビデオの録画をセットしておこうと思っている。
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【ちょっと思ったこと】
昨日の日記のクイズの答えは、
掲示板で、ゆずさんがお答えになったとおり、
- 白線より車道側に止めると「駐車後に車の右側に確保すべき3.5メートルの余地」
が確保できていないという違反
- 白線より路側帯側にとめると「幅が0.75メートル未満の路側帯に踏み込んで駐車していた」という違反
によって、結果的に駐車ができないというのが正解でした。白線が引かれる前には、同じく掲示板に記されているような「保管場所法違反」で取り締まっていた時期もありました。
- 10/16朝のNHKのローカルニュースによれば、倉敷市の男性職員が女子高生の前で「体の一部を露出させた」として公然わいせつの疑いで逮捕されたという。「体の一部」がどこであるのかは一切言及されなかった。ひょっとしてクサい足の裏でも見せたのだろうか。それはそれとして、この件について倉敷市は「今後、職員教育を徹底するなどして事件の再発の防止につとめたい」というコメントを出したとか。はて?いったいどういう職員教育を徹底させるというのだろうか。「体の一部を露出させるのはヤメましょう」と繰り返し唱和させることなのだろうか。そもそもこの種の事件は、職員教育の不備によって起こるのではなく精神面を含めた健康管理の問題にあるのではないかなあ。
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【本日の畑仕事】
雨のため、見回りをしただけ。
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【スクラップブック】
- 15日のNY株式終値はマイナス266.90ドルの10019.71ドル。一時10000ドルを割り込む。
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