じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ケナフの花(左)とオクラの花(右)。ケナフは高さ3m、オクラは数10cmの高さしかないが、花も葉もよく似ている。ちなみにまさこさん9/17の日記に載せておられた写真もこれらによく似ていた。

9月18日(土)

【思ったこと】
990918(土)[生活]「マジカル頭脳パワー」最終回

 木曜日夜に日本テレビ系の人気番組「マジカル頭脳パワー」の最終回特別番組「ありがとう!9年間今夜で見おさめ大人気クイズ名場面ベスト20スペシャル」があった。この番組が始まったのは9年前、私がちょうど岡山に引っ越してきた時のことであった。我が家ではかなり古くからこれを視続けていたが、所さんが出演しなくなった頃からは次第に裏番組のTVチャンピオンのほうにチャンネルを合わせることのほうが多くなった。ここ数年は殆ど視たことがない。息子がたまたま最終回に気づいてビデオ録画していたからよかったものの、それが無ければ知らずに過ごしてしまうところだった。

 土曜日になって録画したビデオを家族全員で視た。番組ではベスト20を下位のものから順に紹介していたが、16位「いぢわる実験室」、15位「メリーゴーラウンド」、13位「ものまね動物園」、9位「イマジネーション」、8位「可能?不可能?」、6位「超ぴったり」は比較的新しいものらしく、全く記憶がなかった。17位の「マジカルスキャナ」、12位の「有名人を探せ」、11位の「さかさま指令」、10位の「ミステリー劇場」は視た記憶はあるがそれほど思い出が残っていない。反面、それらを除く残り半分の出し物は、家族全員で番組を見ながら答えを出し合ったり同じゲームで遊んでみたり、いろいろ思い出が多い。
  • 20位「立体文字クイズ」:メディアの特長を活かしていた。2歳の時からに漢字の早期学習をしていた息子が大得意で、親より先に正解を出していた。
  • 19位「マジカルチェンジ」:一部の文字を入れ替えてつなげていくクイズ。これも教育上効果があったと思う。
  • 18位「マジカルインスピレーション」:“頭に「い」のつく家族は?”というようなクイズ。同じく教育上効果あり。
  • 14位「シャッフルクイズ」:「のろ牛さ」から「佐野史郎」、「あ、宝石丼」から「千堂あきほ」というようにひらがなの文字を入れ替えて有名人の名前を当てさせるクイズ。タレントの名前を知らない私は苦戦したが、アナグラム的な面白味があった。
  • 7位「マジカルポーズ 何が落ちた」:これは頭脳クイズというよりも宴会用の余興として楽しめたと思う。
  • 5位「エラーを探せ!」:2つのアニメ画面を比較しながら微妙な違いを見つけるクイズ。違いの目立ち安さに応じて異なる得点が設定されており、毎回のフィナーレを飾るクイズであったために最終得点に大きく影響した。第5位となっていたが、マジカル頭脳パワーを特徴づける最高傑作であったと思う。家族全員で楽しむことができた。
  • 4位「あるなしクイズ」:「水」、「油」、「玉」、「信号」、「てんとう」、「芋」にあって、「....」に無いものは何?というようなクイズ(答えは「むし」)。頭脳クイズとしては最高傑作の1つかと思うが、ネタ切れのせいかあまり長続きしなかったようだ。
  • 3位「マジカルシャウト」:「エラーを探せ」同様、マジカル頭脳パワーを特徴づける最高傑作の1つに挙げてよいと思う。単なる早押しクイズではなく、映像を駆使しひっかけがあるのが楽しかった。特に「映像シャウト」で薪5束を見せながら“これは「たば、5」”と言っておいて男性が黒板の前で白いチョークのようなものを手に持つ”。本来のひっかけは「タバコ」と答えさせることにあるのだが、時々本物のタバコであったりする。子どもたちが一番面白がったクイズだった。
  • 2位「伝言バトル」:ジェスチャーでタレントが何かを伝えていくが途中で全く別の内容に変わってしまう。視る側は解答できないが、見せ物としてはとても楽しかった。
  • 1位「マジカルバナナ」:リズムに乗りながらしりとり風に次々と関連のある言葉を挙げていくゲーム。番組から独立して子どもの遊びとして定着したとしたら素晴らしいことだ。遊び文化にまで影響を与えたとするなら1位に挙げられても当然と言えるだろう。
 この番組では、司会者の板東さんと永井さん、解答者の所ジョージさん、千堂あきほさん、山咲千里さん、間寛平さん、加藤紀子さん、北野大さんの個性的なキャラクタが大きな役割を果たしていた。特に、所さんの飛び抜けた成績とボケ役の間さん、加藤さんらのコントラストが番組を盛り上げていた。所さんが番組を降りその後グループ対戦になったことでタレントの個性が出にくくなった。そのころから我が家では「TVチャンピオン」ばかりを視るようになった。

 もっとも途中からこの番組を視なくなったのは所さんが出なくなったためではない。「頭脳パワー」を活用するという本来のタイトルどおりの内容がうすれ、アクション主体のゲームでタレントが面白おかしく演じる番組に変わってしまったことが最大の理由である。たまにTVチャンピオンが休みの時に代わりにチャンネルを合わせてみても、息子など“これはちっとも「頭脳じゃない」”といって視ようともしなかった。視聴者の好みは多種多様であると思うが、少なくとも我が家としては、家族全員が一緒に考え答えを出し合う番組として続いてほしかった。

 とはいえ、少なくとも4〜5年のあいだ、我が家が最も楽しみにしている番組の1つであったことは確かだ。子どもの時に視た番組というのは鮮明に記憶に残ることがある(クイズ番組に限って私個人の場合を挙げれば、アップダウンクイズ、クイズグランプリ、タイムショック、大学生になった頃に人気のあったクイズダービーなど)。おそらく子どもたちにとっては、この「マジカル頭脳パワー」こそが最も記憶に残るクイズ番組となるであろう。
【ちょっと思ったこと】
【イランで思ったこと(16)】菊花紋と蓮の花

[イランの写真] [イランの写真] イラン旅行の最終日はテヘラン市内観光。博物館巡りが主体だった。最初に訪れたイラン考古学博物館には紀元前の王朝時代からの出土品が数多く展示されていた。そんななか、いくつかの展示物に菊花紋によく似た模様がつけられているのに気づく(写真左)。パスポート表紙にある菊花紋のデザインをガイドさんに見せて「これにそっくりですね」と言ってみたが、ガイドさんによればここにあるのは蓮の花をデザインしたものであるという。

 じつはこれによく似た模様はちょうど20年前、パキスタン・カラチ近郊のThattaという遺跡でも見たことがある(写真右。こちらに、それを含めた珍しい写真のコレクションがあります)。中東地域ではよく使われる紋様なのだろうか。ゾロアスター教と関係があると聞いたような記憶もあるが定かではない。

 それにしてもこの模様、本当に蓮の花なのだろうか。蓮と言えば仏教彫刻でもよく見られるが、横から描いた絵柄ばかりのように思う。また真上から見てもここの写真にあるような形はしていない。だいぶまえに『十六菊花紋の謎』という本を読んだことがあるが何が書いてあったか忘れてしまった。どなたか情報をいただければ幸いです。
【今日の畑仕事】
ナス、オクラを収穫。大根、チンゲンサイ、小松菜、タマネギの種まき。
【スクラップブック】