じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 文法経講義棟前のチューリップと時計台。植えたのは誰かなあ。


4月17日(土)

【思ったこと】
990417(土)[生活]娘の授業参観で思ったこと

[今日の写真]  娘の小学校で授業参観があった。土曜日だったので久しぶりに参加することができた。土曜日の参観は以前は父親参観日などと呼ばれたこともあったが、最近では、父親が来られない児童に配慮して、そういう呼び方は廃止されたらしい。ちなみにクラス名簿や電話連絡網も名簿業者への流用を恐れて配布されないという。いろいろ気をつかっておられるようだ。

 娘は4月から5年生になった。私自身が小学生だった頃は、1〜3年と、4〜5年が同じメンバー、同じ担任となるのが原則だったけれど、ここでは年度ごとにクラス替えと担任交代があるという。どっちがよいのか分からないが、少なくともこの学校に限っては、大学関係者や留学生の子女が多いため、親の転任等に伴う転校が多く、同じクラス編成を保ち続けることは困難であろうと思う。このほか、私が小学生だった頃に比べると女性教員の比率が圧倒的に多い。私の場合は、小学校入学から高校卒業まですべて男性教員が担任だったけれど、娘の場合はこの逆で、これまで一度も男性教員が担任になったことがない。このあたりもどういう影響があるのか分からない。

 それから、これはこの地域の特別な事情なのかもしれないけれど、娘のクラスは女子のほうが7人も多かった。左上の写真【期間限定公開終了しました】も別に意図したものでないのに女子ばかり写っていることにあとで気づいた(念のため言っておくが、娘が通っているのは公立小学校。岡山市では基準服で登校する慣習?になっているようだ)。

 参観した授業は算数で、概数による計算の仕方を教えていた。最初は、8860円のTVゲームを6125個売ったら全部でいくらの売り上げになるかという問題。つまり

8860×6125

の代わりに、9000×6000=5400万(円)という大まかな計算をさせる問題だ。

 ここで面白いと思ったのは、8860×6125という正確な値で計算した結果との比較をさせること。といっても、正確な値の計算は筆算ではなくて電卓を使わせていた。全員が電卓持参とは世の中もずいぶん変わったものだが、電卓が壊れた時はどうするんだろうか。

 で、 8860×6125=5426万7500(円)という結果がはじき出される。ここで先生は、概数の計算と正確な計算の差は26万7500円もあるけれど、5400万円と比べての26万円だったら大した違いではないよなあ、1000円と比べて26円ぐらいの違いと同じようなものやね。26円ぐらいだったらみんなも大した差だとは思わへんやろ。と説明した。同じ比率で比べるなら1000円と比べて5円ぐらいの違いと言うべきではなかったかと思ったがそれはよいこととして、A君が、
でも、26円あったら、○○が1個と××が買える...
とブツブツ言った。そこで先生が、
A君、そりゃ分かるけどなあ。先生が「大した違いや無い」言うたらそれに合わせてもらわへんと先に進めなくなってしまうんや...。
と、冗談をとばした。するとすかさずB君が、
僕は、大した違いじゃないと思います!
と叫んだので、父母たちの間からも笑いがこぼれた。A君とB君はこれからどういうタイプの大人に成長していくのだろうか、フォローしてみたい気がした。

 そのあとPTA総会、さらに担任とのクラス別懇談会が予定されていたが、私はパスして先に帰った。他の父親連中もぞろぞろと帰る。一緒に参観した妻に後で聞いてみたところでは、クラス懇談会に出席した父親は1名だけで、あとはみな母親。その男性は「お父さんたちがあんなにたくさん参観していたのに、なぜ先に帰ってしまうんですか!」と怒っていたという。たしかに子供の教育を母親だけに任せるのも考えもの。でも、私のような者は、出席すれば何か発言しないと気が済まなくなる。となれば目立つのは必然。妻も私のそういう性分を知っていて、ゼッタイに出るなと言っている。下手に目立って来年度のPTA役員なんぞに選ばれたら負担が増えるだけだし...。
【ちょっと思ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • 授業参観のあと立ち寄って草取り。東隣の家の家主さんがご夫婦で畑を耕しておられたので挨拶。ついでに犬を撫でる。夕刻、トマト、ノウゼンカズラの植え付け。二十日大根と小松菜の収穫。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】