じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] アパートの階段下に植えたパンジーとプリムラが見頃になっている。両者に共通するのは、青、黄、赤の(絵の具の)三原色いずれの色も揃っていることだ。もっともパンジーのほうは、私が知る限りでは純粋な赤(●こんな色●)は見かけない。それに対してプリムラの3色は、カンペキに近い(写真の花壇の右端に縦に並んでいる花)。但しパンジーのほうは、白、オレンジ、薄紫、水色など、深紅以外の殆どすべての色が取り揃う。同一種の中での色の変化の多さという点では、やはりパンジーが王者であろう。

 3色すべてが揃う花は他にどんなものがあるだろうか。チューリップやバラは青、朝顔は黄というように大概は1色が欠けている。インド・ヒマラヤで青いケシを見たことがあるけれど、あれは赤・黄のポピーとは種類が違うので3色揃いとは言えない。私の見たことのある花でほぼ3色揃と思われる花としては、スターチス(リモニウム)とネメシアぐらいか。専門的なことは全く分からないけれど、色素の生成上の困難があるのだろうか。

 これもあまり根拠は無いけれど、赤・青、あるいは赤・黄の2色が揃った花はいろいろ有るけれど、青と黄色だけで赤色が無い花というのはあまり見かけない。思い当たるところでは、いま花屋でよく見かけるディモルフォセカがあるけれど、あれも黄花系と青花系は品種が異なると聞いたことがある。

 生物的に見れば、色の波長がいちばん異なるのは赤と青の組み合わせとなる。素朴に考えると、同じ昆虫が青と赤を同じ花として鮮明に知覚する可能性よりは、青と黄を鮮明な色として知覚する可能性のほうが高く受粉上有利になるものと思われるけれど、野生植物の場合にはどうなっているのだろうか。


4月7日(水)

【思ったこと】

990407(水)[生活]サンダル履きでバイクを追っかけたわたし

 夕刻、生協北施設の前の道路をぶらぶら横断していたところ左手からバイクがやって来た。なおゆっくり横断を続けると、バイクの男は私を避けようとして幾分バランスを崩しながら、

もっと急げ!

と、私に捨てぜりふを浴びせて通り過ぎていった。

 いつもセカセカする性分の私は、一瞬、「はて? 急げとは?」とあっけにとられたが、0.5秒ほどたって、それが「さっさと渡らんかい!という意味だと分かり、その2倍以上の大きい声で

おい! 急げとはどういう意味や! 待てえー!

と叫びながら、スピードを変えずに走り去っていくバイクを追っかけた。しかし、もともとバイクのスピードにはかなわないことに加えて、あいにくのサンダル履きである。100メートル程度追っかけたものの、そのバイクは結局北側の狭い門から構外に出て、市道を東方向に走り去っていった。私はこういう問題は決して手を緩めない主義だ。もしプレートナンバーが確認できていたら警察に連絡して持ち主の住所を聞き出し、その学生を呼び出して何が何でも謝罪をさせるか、呼び出しに応じなければ所属学部長を通して厳重な注意をお願いするところだっただろう(近郊の別の大学の学生であった可能性も残っているが)。

 しかしあいにく、ナンバーは読みとれない。読みとれたのはジャンパーの背中に「Roaring Club」という大きめのロゴが入っているだけだった。カーリングならともかく、そんな名前のクラブを聞いたことが無い。単なるファッションなんだろう。

 ここで念のため言っておくが、私は決して、学生→教官という身分関係上の無礼行為に対して腹を立てたのではない。道路を横断する者が居る時は、四輪車であれバイクであれ、その横断者が安全に渡りきれるよう適切な処置を講じなければならない。横断歩道などでは必ず一旦停止する義務さえあるのだ。

 まして、私が横断した場所は、生協食堂やブックストアの利用者のために人や自転車の往来が激しく、このエリアを車両通行止め区域(歩行者天国)にしたらどうかと、全学の交通安全委員会で検討されたこともあるぐらいのところである。そんな場所を横断している者に対して急いで渡れという声を浴びせるのはどういう意味なんじゃ? ということを問い正したいだけなのであった。

[写真]
 ところで、岡大構内はこれまで夜間の車の出入りがずっと黙認されてきていたが、新年度からは各門にゲートが設置され、夜間(22時〜翌朝6時)の乗り入れが制限されることになった。これは少し昔に車を利用した強盗傷害事件が構内でおこったことや、構内駐車場広場などでの真夜中の暴走行為を防止することを目的として設置されたもので、その費用を負担するために各学部からも100万円単位の資金が拠出されている。要するに教官一人当たりの研究費がそれだけ減らされるということだ。

 研究費が減るというと教官個人の問題のように考えられるが、国立大学なんだから、究極的には、国民からいただいた税金がこういう一部の犯罪者や不心得者のために使われるということだ。最初の話題からは飛躍するけれど、軽微なスピード違反とかシートベルト違反をネチネチと取り締まる余力があったら、街中で暴走行為を行う者たちをもっと徹底的に取り締まることに専念したほうが、交通安全の確保上も税金の活用上も有効であるように思う。
【ちょっと思ったこと】


【新しく知ったこと】
  • 夕食後の散歩から戻ったところ、子どもたちが「クイズ赤恥青恥」という番組を見ていた。きんぴらゴボウの「きんぴら」が金太郎の息子の「金平」に由来しているとは知らなかった。
【5LDKKG作業】
  • 夕刻にコンテナを搬入。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】