じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
岡山地方気象台は27日、後楽園のソメイヨシノの開花宣言を出したという。この大学構内の桜は、26日に一二輪が咲き始め、27日には写真のような状態になった。寒の戻りがあるらしいので、4月上旬まで長持ちするかも。 |
【思ったこと】
990327(土)[生活]ついに地域振興券を受け取る 岡山市でも地域振興券の交付が始まった。3/28の朝日新聞岡山版によれば、交付対象者は約16万人で、内訳は、老齢福祉年金などを受けている65歳以上のお年寄が約5万3000人、15歳以下の子供がいる世帯が約6万2000人(配布件数は約10万7000人分)となっている。 我が家でも、雨上がりの午後、2人分4万円を受け取りに近くの福祉センターに出向いた。センター入り口には駐車場整理のガードマンが配置されているなど準備万端となっており、行列ができるほどの混乱も無かった。担当職員の方が2人1組で手際よく交付されていたけれど、あれが札束だったとすると、こんな無防備な窓口で大丈夫なのだろうかという気もしてきた。もっとも、仮に1000冊の振興券2000万円分を盗み出すドロボーが居たところで、自分自身でいっぺんに使うことはできないし、期限も限られているから、それほどの危惧することは無いのかもしれない。 その他、偽造の恐れについても考えてみたが、券の中央やや右寄りのところに銀ピカの縦線が入っている。これはカラーコピー防止のための対策だろうか。しかし、これだけ精密な券を印刷するにはどのぐらいのコストがかかっているのだろうか。 冊子表紙の図柄は、岡山ならコレシカナイという毎度おなじみの「日本一の桃太郎」。券自体の絵柄は、岡山城のカラー写真となっており、その絵の上にも不正コピー防止対策のためか、反射性の高い印刷が施されていた。 券と同時に配布された注意書きに、 本人あるいはその代理人・使者に限り使用できます。という記載があったので、これを子供たちに見せて、「どうじゃ、これはお父さんの物なのだ。」と強調する。しかし、民法上、「使者」という言葉はちゃんと定義されているのだろうか。 さて、この券をどう使うかだが、3月21日の日記に書いたように、たぶん、息子のベッドと娘の部屋の窓型クーラー(一部負担)の設置にあてることになるだろう(←子供たちのために使うという建前で家庭も円満をめざす。実際は振興券が貰えなくても買う予定だったんだが)。ただ、どうせ使うのだったら、単なる取扱店ではなく、券を使うと1枚につき100円の商品券がもらえる店のほうが得をするに決まっている。つまり予算上(建前上?)は、ベッドとクーラー(一部負担)を買うとしても、その支払い方法に振興券をあてるとは限らないということだ。ま、あまり急いで使うものでもない。当面は、振興券を使えば割引になるという表示をたまたま見かけた店で使おうか、程度の気持ち。そして使用期限が近づいてきたら、食料品の支払いにあてる。だから内需拡大には殆ど役立たない。 振興券を配布されなかった方々にはまことに申し訳ない日記になってしまった。しかし、こればっかりは私に文句を言われても困る。次の国政選挙で適切な意思表示をしていただく他はない。 |
【ちょっと思ったこと】
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【5LDKKG作業】
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【パズルを作る(7):裁ち合わせパズル】
初めに昨日の日記の追記から。昨日はの日記では、同じ切片で正三角形も正方形も作れるというパズルをご紹介し、 厳密にどういう比率で切ればよいのか、正確な比率をご存じの方はお教えいただければ幸いです。という無責任なことを書いてしまったが、書棚を調べてみたら、藤村幸三郎・田村三郎『数学歴史パズル』(講談社 BLUE BACKSB592、1985年、ISBN4-06-118192-0)の204頁にちゃんと考察されており、何と、私自身、そこに紹介された寸法に基づいてパズルを自作していたことを思い出した。どうも、ボケてきたようだ。左上の写真がその時作ったもので、合わせて寸法の比率を示してある。 この種のパズルは一般に「裁ち合わせ」と呼ばれ、上掲の本では他に、「長方形←→正方形」、「十字形←→正三角形」などが数学的に考察されている。また、藤村幸三郎・松田道雄『数学アイディアパズル』(講談社 BLUE BACKSB506、1982年、ISBN4-06-118106-8)には、正六角形を5つに分割して正方形に「裁ち合わせ」る方法が2通り紹介されている。このほか、この連載でたびたび引用している『Creative puzzles of the world.』(ISBN0-8109-0765-8、ペーパーバックは0-8109-2152-9)の28〜31頁には、「正十角形←→正方形」、「ギリシア十字←→正五角形」、「正五角形←→正方形」、「正六角形←→正八角形」、「正六角形←→正五角形」などの「裁ち合わせ」が紹介されている。 また、数学的な興味はやや薄らぐが、何種類かの切片からアルファベットの形を組み立てるパズルは各種知られており、そのうちのいくつかは匹見産業から発売されているようだ。 |
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】
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