じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 羽衣ジャスミン。このところ複数の花屋の店頭で鉢物を大量に見かけるようになった。よい香りがする。


3月8日(月)

【思ったこと】
990308(月)[一般]ついに私も「だんご三兄弟」ネタ(中編):『3の秘密』
 昨日の日記で書き忘れたが、「日記猿人界」で「だんご3兄弟」を最初に話題にしたのは、私の知る限りでは、こちらの方の1月13日の日記。先見の明とはこういうことを言うのだろう。

 さて昨日に引き続き、「3」にまつわる話題。きのうとりあげた『「兄弟姉妹型」人間学』(主婦と生活社)の著者の畑田国男氏は、加瀬清志氏との共著で『3の秘密』(PHP、ISBN4-569-54208-5)という本も書いておられる。この本には「日本人はなぜ数字の3が好きなのか」という副題がついており、畑田氏は「日本三大協会」の会長もなさっているとのこと。会長直々の御著書ということもあって、3にまつわるさまざまな話題がとりあげられている。
  • 例えば野球の話題。大した野球通でなくても野球に関係している「3(または3×3)」を3つぐらいは挙げることができるだろう(この本では7つも挙げていた)。
  • 昨日取り上げた『3匹のこぶた』以外にも『イワンの馬鹿』、『金のガチョウ』、『長靴をはいた猫』など、末っ子の活躍ぶりが紹介されている。
  • 国旗やマークは3絡みが多い。そういや、長谷川家の紋章も「マルに三柏」だったなあ。
  • 地下鉄の駅名にはなぜ「○○三丁目」が多いか、東京の電話番号はなぜ先頭に3がつけられたかなど..。消費税はなぜ3%かというのもあったが、こればっかりは今では通用しない。
 この本の終わりのほうでは日本人がなぜ3が好きかということについても考察されているが、一口ではまとめきれない。面白いのは、郷土自慢で使われる「日本3大○○の1つ」という言い方。たしかにこの場合、「1と2は誰でも知っているもの。3つ目がご当地のもの」(217頁)というように、日本一とは言わずに、有名な2つと並べてへりくだった自慢をするところがあるらしい。もっとも「3大○○」と呼ばれるものにはロクなものが無いが(←日本三大名園なんていうのもあったなあ)。

 さて、ここからは自分自身による考察。「3」が取り上げられるケースは次の3通り(←これも3ですなあ)に分けられるように思う。
  1. 適切な数としての「3」
  2. 方向性をもったものと自分自身との関わり
  3. シロかクロかの決着によるしこりを回避
 第1のケースは、特に3である必然性は無いが、2では少なすぎるし、4では多すぎるという場合。今度の「3兄弟」は少子化対策の陰謀あり?との噂があるというが、確かに、子供の数が平均2人以下の状態が続くと人口は減少し極端な高齢化が進む。かといって4人以上は大都市の平均的な住宅事情の中では難しいところがある。

 第2のケースは、例えば「過去、現在、未来」。一次元上の変化は、客観的に眺めれば、「過去・未来」、空間上の「前後」、「左右」、「上下」というように「2」方向をもつ。そこに自分を投入して「現在」または「現地点」を加えたものが「3」ということになる。

 第3のケースは、中間をとることによって対立を回避する場合、ジャンケンや三権分立のように3すくみ関係を形成することで一方向的な強弱関係を回避する場合などがある。ジャンケンについては昨年11月22日以降に考察したことがあるのでご参照いただきたい。

 さて、この連載も「3」にちなんで、合計3回分で終わらせることにしたい。次回は飛岡健氏の『3は発想のマジックナンバー』という本をとりあげる予定。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • 収納作業。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】