じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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3月5日(金)

【思ったこと】
990305(金)[一般]むし
 3月6日は啓蟄にあたる。啓蟄とは太陽の黄経が345度になる瞬間のことで、日本時間の9時58分。虫ではないが、3月4日頃から、大学構内で夕刻にコウモリが飛ぶのを目撃している。コウモリが飛ぶということは、餌となる虫がそれだけ飛ぶようになったということなのだろう。

 3/6の天声人語によれば、日本語の「むし」は昆虫以外にナメクジやミミズなども含むという。英和辞典でざっと調べたところでは、
  • insect:昆虫
  • bug:半翅類の昆虫、米・カナダ(小さな)昆虫、英ナンキンムシ,トコジラミ、病原菌、ウイルス
  • worm:蠕虫、(にょろりとした)虫,うじ(虫), 芋虫,青虫
  • fly:ハエ、透明の羽で飛ぶ昆虫、〜flyのように複合語で用いる場合もある(fireflyなど)
というように日本語の「むし」よりはいくらか細かく分類されているようだ。

 天声人語では「ヒトと動物の関係学会」シンポジウム(1月に東京で開催)でのエリック・ローラン(路蘭江利久)さんの話を紹介していた。「西欧では虫の好き嫌いそのものが話題にならない」とか、「フランスの子供らはまずファーブルを知らない」という。確かに蝉や秋の虫の声は日本独特の季節感を表すものかもしれない。

 私自身は、子供の頃比較的広い庭つきの家で育ったので、アゲハやスズメガのイモムシなどを何度も飼ったことがある。今でもセスジスズメやビロードスズメのイモムシを見ると、思わず懐かしくなって、手にとって撫で回してみたりする。よく見ると結構グロテスクな様相をしているが。

 それに比べると、子どもたちは虫には殆ど関心を示さない。虫ばかりでなく、花や野菜を育てることにも関心が無いようだ。結婚以来4回転居したが、貸家に1年間住んだほかはアパートの3〜4階ばかりでずっと暮らしているため、どうしても土との接触が希薄になっている。飼育した虫はせいぜい、カブト虫と鈴虫だけ。庭先で自分で見つけた芋虫を飼うのとは違う。

 いまの私の自然観が子供時代の虫や花との関わりのなかで形成されたことを思うと、プラスチック主体のおもちゃとTVゲームで育った子どもたちのことがちょっと気にかかる。

※セスジスズメを見たい方はこちら。1998年8月29日撮影。期間限定公開。芋虫の嫌いな方はクリックしないこと!
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
  • 日本船舶が外国の港に出入りする時に日の丸を掲揚するのは、1870年の太政官布告「商船規則」が根拠になっている。[3/6朝日]
【生活記録】
【けんこう更新日誌】
こちらをご覧ください。
【5LDKKG作業】
  • 木製本棚を運ぶ。古家のほうの荷物が整理できていないので、アパートからの搬出分は車に積み込むだけ。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】