じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 農場の梅。そろそろ終わり。


3月4日(木)

【思ったこと】
990304(木)[日記]99年2月の日記猿人界(4):得票数とアクセス数の相関

[Image] 連載が4日目になってしまったが、これで最終回。本日は、このページについているカウンタに基づくアクセス数と、2月中に集計した日記猿人得票数との相関について検討してみたい。左の図は、アクセス数を縦軸、日記猿人得票数を横軸としてそれぞれの座標をプロットしたもの。但し2月28日分はカウンタをチェックするのを忘れたので除外した。

 得票数とアクセス数にカンペキな正の相関があるばあい、各点は右上がりに直線状に分布するはずである。じっさいは、ゆるやかに右上がりに分布しており、ピアソンの相関係数の値は0.6356であった。

 相関係数の値は、それぞれのWeb日記の「日記猿人依存度」をある程度反映するだろう。
  • 話題が日記紹介とかオフミなど「内輪」ネタ中心の場合は、その値は限りなく1に近づくものと予想される。もっとも、依存度が高ければそれだけ「猿人内」の固定読者数の比率が高まるので毎日の得票数も安定し、意外に相関は小さくなるかもしれない(例えば毎日常に30票を獲得する日記があったとすると、横軸の座標が同じ値をとるので相関はゼロになってしまう)。
  • 逆に、「日記猿人依存度」が低く、ReadMeなど他のランキングやリンク集からのアクセスが多い場合は、相関は少ない。特に、最新日記ページ内に投票ボタンを置いていない場合は、「猿人外」からの読者は投票システム自体に気づかないので相関は限りなくゼロに近づくはずである。


 もっとも、相関が1に近いことは必ずしも依存度が高いことの根拠にはならない。たとえばその日記の分量や話題や更新時刻が筆者の都合で曜日によって変動したとする。そういう時には、アクセス数も得票数も曜日の違いによって大きく変動するだろう。この場合、日記猿人経由の読者が1割に満たなかったとしても、アクセス数と得票数の相関自体は1に近づく可能性がある。

 ところで、よく言われることだが、果たして得票の増加がアクセス数増加をもたらすのか、それともアクセス数の増加が得票の増加をもたらすのだろうか。これはニワトリと玉子のようなものでどっちが先とは言い難い。相互作用をおこすものとしてとらえた方がよさそうだ。
  • 得票が多い日記はそれだけランキングで目立つので、そこからのリンクで新しい読者を獲得できる可能性がある。
  • アクセス数の多い日記はReadMeなど他のランキングで目立つので、そこからのリンクでやってきた読者が新たに日記猿人に興味をもち投票に参加する可能性はある。


 もうひとつ、読んだよボタンを押す人は、日記の内容を熟読した上で気に入った時だけ押すのか、それとも内容に関わらず読んだら必ず押すのか(あるいは、内容は殆ど読まないが互助精神で義理で押すのか)、どちらだろうか。
  • もし、内容にかかわらず押す人が多ければ、アクセス数と得票数の相関は高くなるはずだ。なぜなら、アクセス数というのは内容を読まなくてもアクセスした瞬間にカウントされてしまうからである。
  • 内容を吟味した上でボタンを押す人が多ければ相関が低くなる可能性がある。例えば思わせぶりの一行コメントにつられてアクセスする人が増えても内容が気に入らなければボタンを押さないので相関は低くなる。

 私の場合、日記猿人の一行コメントには、その日の日記の内容が分かるようにトピックを羅列している。それゆえ、一行コメントを見ても興味がわかない人は読みに来ないだろうからアクセスは減り、同時に得票も減る。一行コメントを見て面白そうだと思えばアクセスし、おそらく投票もしてくれる。このあたりが、0.6356という比較的高い相関をもたらしているものと判断される。

 アクセス数と得票数がなぜこんなに違うのかということも興味深い検討課題であるが、時間が無くなったのでこれは翌月以降の話題にさせていただく。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • シクラメンを移動。台所に絨毯を敷く。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】