じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ジャノメエリカ。観葉植物コーナーで一緒に売られていることが多いが、耐寒性は強く、品種によっては氷点下にも耐えられるらしい。むしろ高温多湿の夏が問題か。「孤独」、「寂寞」という花言葉の通りで、あまり派手な感じはしない。


2月21日(日)

【思ったこと】
990221(日)[生活]貸家探し完了

 2月7日以来、セカンドハウスとして使用できる貸家を探してきたが、本日でほぼ完了。早ければ数日以内に契約できる見込みとなった。

 この期間に探した物件は殆どが一戸建てタイプのもので、8軒の紹介を受け、うち5軒は実際に家の中まで見せてもらった。

 いちばん安いのは2Kで家賃は1.5万円(敷金無し)というものだったが、近くまで車が入れず、荷物の出し入れに非常に不便であることが分かった。畳の上にゴザが敷いてあったが、その下がデコボコで、直前にバルサンを焚いたらしくムカデが3匹ほど転がっていた。埃をかぶった窓を開けようとしたら窓枠がポロッと取れて落っこちた。壁の一部は一枚板が打ちつけられてあった。これは大きな窓枠が補修不可能なので壁代わりに打ち付けた板であった。

 いちばん高いのは、2DKで5.5万円(プラス共益費15千。駐車場5千別)。こちらはまだ新しく、留学生夫婦にも人気があるところ。2階の屋根裏にはロフトもあった。スペースが広く外観内装とも申し分なかったが、セカンドハウスとしてはチト家賃が高すぎた。

 で、けっきょくどこを選んだのかということになるが、これは契約完了まで、ひ・み・むということにさせていただく。あまり広くないが、家の周りで畑を作れるというメリットがある。

 今回の貸家探しでは夫婦のあいだの意見調整に苦労した。妻は、狭くてもよいからとにかく家賃が安いところを、と主張した。私は、どこにしまったかも分からなくなるような形で積み上げておくだけの不要品だったら捨ててしまったほうがよい、あくまで活用を前提とした「動態保存」の保管庫として借りるべきだと主張した。当分読まない本であっても、段ボール箱に入れて積み上げるのではなく、図書館の開架式の書庫のようにすぐに手に取って読める状態で保管すべきだという考え。最終的には、価格とスペースの点から折衷タイプを選ぶことになったが、実際に荷物を動かしてみないとどうなるかは分からない。
【ちょっと思ったこと】
  •  今回の貸家探しは、近隣の不動産屋さんへの依頼のほか、妻の知り合いの奥さん連中からの情報、それと賃貸専門雑誌などを参考にした。そんななかでまことに残念だったのは、すぐ近くで「一戸建て庭付き駐車場つきペット可の8DKで8万円という物件を先客にとられてしまったことだ。昭和ひとけたの建築であるが、逆に良い木材が使ってあるのかもしれない。

     もちろん、もし家賃8万円の家となればセカンドハウスにはならない。今のアパートを出て移り住むことになるが、年間の支払い総額は96万円に達する。とはいえ、これが新車の購入代金や家族全員参加の海外旅行の費用だったら、むしろ安いようにも思える。

     このあたりはまさに価値観の問題になってくるけれど、200万円の資金で、(1)RV車の購入、(2)家族全員の海外旅行、(3)8DKでの暮らしのどれを選ぶかと言われれば私は(3)を選ぶだろう。人生の一時期、たとえ2年間だけでもこういう昔の家で生活できるならば、それもさぞかしよい思い出になったであろうと思う。

     8DKもあったら、家族でそれぞれ一部屋ずつ。それに、書庫と収納室と客間...というように夢がふくらむ。そういや方丈記にも、実際には家を建てないくせに家の間取りばかりを書き描いて空想を楽しむ隠居老人が登場していたなあ。
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】