じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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1月28日(木)

【思ったこと】
990128(木)[生活]インフルエンザ5泊6日を総括する/究極の愛?

 23日の夜から続いたインフルエンザは、木曜日の夕刻になってやっと快復した模様。木曜日1コマ目の授業ではまだ目眩がしたものの、夕刻のゼミの時間にはほぼ完全回復。夜には一週間ぶりに風呂にも入った。火曜日には点滴、水曜日は殆ど声が出せず頭痛に悩まされたことがウソのように思える。

 今回いちばん感じたのは、やはり年を取ったかなあということか。高熱が丸3日以上続いたことは今年のインフルエンザの特徴に帰するとしても、「しんどさ」がいままでと違っていた。学生時代、冬の北海道旅行中に39度近い熱を出した時は、稚内の国民宿舎に一泊したほかは列車に乗りながら風邪を治した。卒論や修論の時にも、38度台でフラフラになりながら実験を続けたことがあった。今ではそんな無理はきかない。横になっていてもしんどくなって、逆に起きあがってうずくまってしまうことさえあった。あと10年もたったら、今度は命までが脅かされる状況に陥るのかもしれない。

 そんななか、しいて私の強みを言えば、消化器系が丈夫であることか。少なくとも最初の3日は、食欲が衰えることが全くなかった。鮨でも肉でも何でもよく食べた。後半にやや食欲が衰えたり、好みが偏ったのは、たぶん抗生剤の副作用ではないかと思われる。これがもし下痢を併発したり、極度の食欲不振に陥ったりしたら非常に重くなるところであった。

 以上、じぶん中心に書いてしまったが、何といっても妻の支えは大きかった。いつもは昼間殆ど家に居ないのに、私が寝ている間は外出を最小限にきりつめて看病してくれた。介護保険何ちゃら言っても、やはり介護の基本は夫婦か。「夫婦は先に死んだほうが幸せ」(=先に死ぬほうが、配偶者から介護を受けられ看取ってもらえる)とも言えるし、「究極の愛は、相手より長生きすること」(=相手より長生きすることで初めて配偶者を介護できる)とも言える。長生きしても相手をいびるようでは愛情とは言い難いが。いずれにしても、高齢化社会では、「相手を生かすために自分が犠牲になって死ぬ」という美談よりも「相手も自分も生かしつつ、相手より長生きして介護に尽くす」という介護型の愛情観が尊ばれる時が来るかもしれない。
【ちょっと思ったこと】

  • MS-IEのバージョン5に切り替えてから、いろいろなWeb日記の空メイルボタンを押しても、メイラーが起動しないケースがかなりあることに気づいた。これまでのバージョン4では、少なくとも「ブラウザの送信機能をメイルソフトが横取りするように設定」している私の状況では、例外なくメイラーが立ち上がってしまったのだが、今回は、確認を促すメッセージの後に自動的に送信される場合、一切確認無しにあっという間に送られてしまうケース、従来どおりメイラーが立ち上がってしまうケースの3通りあることが分かった。スクリプトのどういう違いにあるのか現在調査中。情報をお寄せいただければ幸いです。

     なおMS-IE5.0をDL後に、いちどもこちらのメイルアドレスやサーバーの設定をしたことは無かった。にも関わらず空メイルボタンが押せるのは何故だろうかと思ったが、いまは殆ど使っていないネスケの3.0に設定してあった相当に古い情報がそっくり流用されていることが分かった。夫婦で同じパソコンを使っているような場合や本名を知られたくない場合は、同時にインストールしてある別のブラウザやメイルソフトの設定情報が流用されないよう注意が必要かもしれない。

  • 久しぶりに「マジカル頭脳パワー」をチラッと見る。「デゴイチ」を知っている人は19歳が23%、20歳で29%、...23歳になってやっと過半数の52%に達するとはちょっと意外。「生まれて初めて聞いた」、「犬の名前?」、「羽子板の市場」などという答えにもびっくり。もっとも私自身、現役で活躍しているデゴイチを見たことは無かった。通常ダイヤに組み込まれた正規の列車としてSLに引かれたものに乗ったのは、学生の頃、北海道の小樽近辺と宮崎県の南宮崎近辺が最後であったが、これは客車を引く機関車だったからたぶん違うタイプだろう。

     「マジカル頭脳パワー」は、所さんや千堂あきほさんが出演されていた頃は毎回見ており、特に息子が熱中していた。それが、頭を使わせる「頭脳パワー」から「アクションパワー」風に変化した頃から次第に興味を失い、代わりに同時間帯の「TVチャンピオン」ばかり見るようになった。

     「TVチャンピオン」の面白さは、勝ち負けの結果ではなく出演者の努力や技をとことん見せるところにある。ただ、早食いや大食いを競うようなものは、夕食時にはこちらの食欲を損ねる場合があってあまり好まない。やはり職人さんが登場して技を競うのが見ていていちばん感動を誘うように思う。
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 1/29朝日新聞学芸欄に「ニッポン現場紀行:ゲームソフト店、赤尾晃一さんと行く」を発見。おなじみの赤尾さんですなあ。記事中の資料によれば、96年のゲームソフト販売数は約1億2900万本で売上高約7085億円。うち中古ソフトは約4800万本で1793億円(「コンピュータエンターテイメントソフトウェア協会」による)