じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 観賞用パイナップル。長い間、パイナップルというのは大根のように実ごと畑に生えているものだと思っていた。ここにあるのは行きつけの花屋で一鉢300円で買ったもの。あれから半年近くたつが、これ以上太らないものなのだろうか。

1月18日(月)

【思ったこと】
990118(月)[一般]じゃんけん再び

 堀内さんの17日の日記を拝見して、センター試験の英語に「4択ジャンケン」に関連した問題があることに初めて気づく。いちばん関係がありそうなのは昨年11月25日の日記だろうか。うむ、確かにあの日記を読んでいた受験生は、第5問のDを簡単に解くことができたはずだ。

 問題文では、紙、石、鋏のほかに、重機のクレーンが出ていた。強弱関係は異なるが、指の形は伊藤大雄先生のページで紹介されている「壺」とよく似ているように見える。

 問題文は、クレーン<鋏、クレーン>石という強弱関係が示された後、じゃあクレーンと紙はどっちが強いんだというように展開する。実際には、クレーン>紙とすれば鋏という手を出すのはクレーンを出す場合より損をするし、紙>クレーンであれば逆にクレーンという手が無意味になる。

 ここでいう「無意味な手」というのは「別の手を出した方がゼッタイ得であるという手」という意味。センター試験では、4択ジャンケンがうまくいかない理由を述べた選択肢の中で「There is not an equal chance for each shape to win.」が正解とされていたが、厳密に言えば「勝つチャンスが等しくない」ことと「無意味な手が存在する」こととは同義ではない。ジャンケンをゲームとして考えるのであれば、勝つチャンスは低いがいちばん強い手に勝てる手というのを設けたほうが面白い場合もある(同じく伊藤先生のページを参照)。問題文では「ゲームというより“a way of deciding something”だ」としてあったのでその枠組みでは等確率のほうが好ましいけれど...。

 前回も少しふれたけれど、方向性をもった線で4つのカテゴリー間をすべて結ぶ場合、どのように結んでも4すくみ関係はできない。これは血液型人間「学」なんかで「おもり」とかを考える場合も同様で、どんなに工夫しても、かならず「損をするような血液型」が1つできてしまうところが興味深い。ま、損得は輸血の適合性でもあるけれど。

 余談だが、問題文にもあったように、クレーンにはツルという意味があるんだよなあ。ダチョウ、フラミンゴ、白鳥、...その他首の長い鳥はいろいろいるのに重機はなぜツルに例えられたのだろう。
【ちょっと思ったこと】

[写真] 『岡山大学における教育研究活動等の自己点検・評価報告書』(写真の薄緑色の本)が回覧されてきた。A4サイズで692頁に及ぶ大著である。ボリュームの比較のために、日本心理学会第62回大会発表論文集(A4サイズで1075頁)、『研究と教育 岡山大学 1994』(B5サイズ 全1380頁)を重ねてみた。
 自己点検とか教官の研究・教育活動が詳細に公開されること自体は結構なことだと思うけれど、これに伴う紙資源の消費と印刷経費も相当なものである。よく言われることだが、こういうものはネット上で検索機能つきで公開したほうがよっぽど役に立つ。CD-ROM1枚に収納するよりはこういう分厚い印刷物にしたほうが役人への受けは良いのかもしれないけれど...。
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 東海地方の業者がベトナムから輸入した焼き鳥用の鶏肉から、抗生物質バンコマイシンが効かない腸球菌(VRE)が検出された。[1/18朝日]。