じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 月と木星の接近。天文年鑑によれば19時32分に、1°12’まで接近。来年1月は1/22、2月は2/19に同じような現象が見られるが、次第に夕刻西の空低く見えにくくなってしまう。なお2/24には金星と木星の最接近がある。いま述べた接近はいずれも見かけ上の接近だが、1999年10月22日には、地球と木星の距離上の再接近がある。来年の秋には今年以上に大きくて明るい木星が眺められる。

昨日から当日朝の日記

12月25日(金)

【思ったこと】
981225(金)[因得]ネット上で批判をすることについて(2)批判や批評にもいろいろある
 昨日の日記の続き。 一口に批判、批評、評価などと言ってもいろんなレベルがある。以下、おおざっぱに分けてみたい。
  1. 単なる感想:
    「Aさんが〜と書いてあることについて私はこう感じた」というように、記述内容について個人的な感想を述べること
  2. 評定:
    「これら5つのWeb日記の中では、Aさんが3位、Bさんは4位、Cさんは1位....」というように他人の日記を勝手にランク付けしたり、5段階評価したり、推奨リストに選別する行為。
  3. 比較対照:
    「Aさんは○○と言っているが、私は○○ではなく××であると思う」というように、自分の考えがAさんと異なることを強調しながら自分の考えを展開する行為。
  4. 局所的な批判:
    「Aさんが○○と言っている点には私は反対だ。なぜならば...」というように、相手の発言の一部に限定してそれを否定するような意見を述べること。
  5. 個人全体に関わる批判:
    「Aさんは一貫性のない人だ。その証拠に、ある時は『○○は××だ』と言い、別の時は『○○は××でない』と言っている。」というように、相手の姿勢、態度、基本方針、思想全般について意見を述べること。

 昨日の日記で、「批判する」ことは、「評価する」ことや「感想を述べること」、「相手の意見と対比させながら自分の意見を述べる」こととは異なるのでは無いかと述べた。さらにその違いを示す決め手が「批判した相手からの反論を受ける義務を負う内容であるかどうか」にあるのではないかと述べた。この視点から上記の5通りについて考えてみると、
  1. 主観に基づく個人的な感想は反論の対象とはならない。
  2. これも反論の対象にはなるまい。本人から見れば不当な評価であっても、順位を上げろと反論するわけにはいかない。

    ちょうどTVで、日本の国債の格付けが一部で下げられたことについて、アメリカの格付け会社の功罪が取り上げられていたが、格付けが不正確な会社は信頼を失うことによって自動的に制裁を受けるという見解が妥当であるように私には思えた。
    日記の評価なども、主観が一致しない読者は利用しない。利用者が少なければ自然に消滅するだけであろう。
  3. 単に自分の考えの特質を浮きだたせるために他人の考えと比較対照しただけの内容は反論を受ける義務を負うものとは言えない。
  4. これは、その内容に関して反論を受ける義務を負う。
  5. 相手からの反論を受ける義務を負うのは当然であり、また、かなりの社会的責任が問われる。

 以上、おおまかに検討を加えてきたが、「ネット上で批判をする」というのは厳密には上記の4.または5.に相当する行為を行うことではないかと私は思う。

 もちろん、同じ批判でも、話題や批判のレベルによって同列には論じられない場合もあるだろう。政治家の姿勢とかプロ野球の監督のさい配ぶりのように公的な性格が強い対象を批判する場合と、ネット上で個人間が行う論争を同列視するわけにはいかない。後者では、極力対等な条件のもので批判行為がなされるべきであり、特別の必然性が無い限りは、両者とも正体を明らかにしたうえで正々堂々と議論に参加する必要があると考える。次回に続く。
【新しく知ったこと】
【生活記録】
自分の気持ちが素直に表れ、様子がよく分かる日記は、すばらしいものです。長谷川さんの日記を読むたびに、長谷川さんの楽しさ、おもしろさがうかがえました。
というお褒めの言葉をいただいた。但しこれは娘の今学期の通知表の講評の話。娘は、小学校の課題で、毎回かなり長文の日記を提出していた。今学期の通知表が日記の話題になるとは思いもよらなかった。10年後にWeb日記界に華々しくデビューするかも。

本日も1回だけ百人一首。娘が読み上げ。息子49枚、私26枚、妻21枚、お手つき無効4枚。
【夕食後の夫婦の散歩】------96日目(妻は90日目)[娘は5日、息子は4日]。ポケット・ピカチューで1004歩----
 大学に忘れ物をしたため車で取りに行って少々歩いただけ。昼間1万歩以上歩いているので、ま、いいか。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 東京杉並区の女性が宅配便で入手した毒物で自殺したと見られる事件に関連して、同様に宅配便の代金を支払った別の6人のうち1名の女性が睡眠薬で自殺していたことが分かった。また、送り主とされる男性は今月15日に札幌市北区の自宅で死亡。同じ青酸化合物の反応あり。[12/26朝日]
  • 11月の完全失業率は季節調整値で4.4%で、現行調査を始めた1953年以来最高。米国が先に発表した11月の失業率と並ぶ(総務庁25日発表)。
  • 1997年度の高校中退者は11万1491人(前年度-約500人)。中退率は2.6%(+0.1%)で過去最高。中退者のうち1年生の割合は54.8%(+1.2%)。中退率の高い都道府県は、東京と沖縄(各3.2%)、大阪、福岡、千葉、岡山...。低い県は、福井(1.6%)、秋田、石川など。
  • 98年に生まれた赤ちゃんの名前で多かったのは、男の子では「大輝」、「海斗」、「翔」の順。女の子は「萌」、「美咲」、「優花」の順(明治生命が同社の個人保険のデータから今年生まれの男の子7561人、女の子7057人を対象に調査)