じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
落ち葉の絨毯。農学部東西通りから北方向の薬学部、半田山方面を眺める。今年は、岡大南北通りの歩道を初め、大学構内各所で落ち葉の絨毯が目立つように思う。文学部に限って言えば、これまで毎朝ホウキで掃いていた用務員さんが定年退官。そのあと定削の割り当てのために後任が補充されず、ボランティアで掃除をする人が居ないということも一因になっているように思う。 |
【思ったこと】 981202(水)[日記]11月の日記猿人界(2):ちょっと流行った○○度テスト 11月の日記猿人界の話題の中には、暗い話題もあれば、とりあえず一件落着してホッとしたような話題もあったが、そんななか、3名ほどの方が「○○度」テストというのを作っておられた。この問題は、厳密には「尺度」、「因子」、「標準化」、「信頼性」、「妥当性」などいろんな観点から検討を加える必要があるかと思うが、ま、「○○度」テストで0点をとったからといって別段将来の適性に不安をいだく人もあるまい。差別の恐れも無かろう。なかなか面白い遊びであったと思う。(ちなみに私は、ちはるテストが15/20点、トイレの壁テストが13/20点、午後のまどろみ度テストは、タレントさんの名前がほとんど分からなかったが40点であった)。 今回の作られたテストは、いずれも2つの文から当てはまるほうを選ぶ二択方式となっていた。質問紙性格検査では1つの文に対して「はい、いいえ、どちらとも言えない」で選ばせるものも多いようだが、結果的に「どちらとも言えない」が多くなってしまう場合も多い。2つのうちいずれかということであれば微妙な差があっても判断しやすいというメリットがある。なお、実際の性格検査の中にも複数の選択肢から選ばせるものもある。あてはまるかどうかよりも、どこに関心を寄せているのかをチェックしている場合もある。 さて、この種のテストは、自分に当てはまる文とあまりあてはまらない文を合計20ほど用意し作成者と一致する比率を得点化すれば、誰でもとりあえず「○○度」を測ることができる。 ただ、質問内容が偏っていると、ごくごく狭い領域での好みの一致度を測るだけになってしまう恐れがある。 逆にあまりにも範囲を拡大した場合、果たして個人間の類似度を1次元の物差しだけで比較できるかという問題が出てくる。この場合、20点満点で14点をとった人が二人居たとしても、質的に異なった類似性をもっている可能性が高い。こういう時は、「○○という面では似ている」、「△△という面では似ていない」というように多面的な測定をしていく必要があるだろう。 「○○度」が一次元上で測れるかという理論的な問題とは別に、何らかの実用上のニーズから1つの物差しを作るという場合もあるだろう。例えば、豊かさの指標とか、特定の部署に適した人材をはかる指標、健康度、若さ度....というような場合だ。上記の一次元上の物差しでは、各質問の間の整合性(同じものをはかっているということ)が問われなければならないが、こちらのほうではむしろどの項目を選びどう重み付けするかが問われる。うーむ、だんだん専門的な話になりそうなのでこの話はここまで。 このほか、何点とったらどの程度の近さにあるのかを標準化するための予備調査、妥当な質問項目の選定なんていうことも重要になってくるだろう。質問項目選びについて言えば、次のような項目は避けるべきであろう
<12/3追記>上で話題にした「○○度」テストの最新のurlは次のとおり(古くなると、別のファイルに移動される可能性あります)
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【ちょっと思ったこと】
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【新しく知ったこと】
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【生活記録】
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【夕食後の夫婦の散歩】------74日目(妻は71日目)[娘は2日、息子は1日]。ピカチュウ万歩計で4842歩。----
薬学部〜文学部〜時計台前〜事務局〜農学部銀杏並木 |
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
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