じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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こちらで計算した岡山と長崎の冬至の日前後の日の出、日の入り、南中の諸数値。
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【小さな話題】昼が一番短く太陽が低いのは冬至の日とは限らない 12月22日は冬至であった。冬至というと
冬至は1年間で太陽高度(太陽の位置)が最も低くなる日であり、北半球では1年間で日の出から日没までの日中が最も短くなる。と記されている。しかし厳密に言うと、冬至の瞬間が真夜中か真っ昼間か、その国・地域の標準時の基になる経線からどれだけ東西に離れているかによって1日ズレることがある。 ちなみに天文学で『冬至』とは、太陽の視黄経が270度となる瞬間であり、この瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と呼んでいる。2025年の冬至の瞬間は12月22日の0時03分であり、わずか日付が変わった直後であったために、上掲のように、
このことについてChatGPTに、 【質問】今年は冬至の瞬間が12月22日午前0時3分というように日にちが変わった直後であるため、西日本では12月21日のほうが22日より昼の長さが短い地域があるようです。この地域はどこの県より西になりますか? という質問をしたところ、以下のような回答をいただいた。 まず前提として、**2025年の冬至(太陽の南中高度が最低・昼が短い日)は日本時間で** **12月22日午前0時03分** **の瞬間**に起こります(これは天体現象の瞬間であり、暦の日付としては22日が「冬至」とされています)。 一般的に「一年で昼が最も短い日」はこの瞬間が基準ですが、**暦の日付としての日照時間(実際の日の出〜日の入りで測った長さ)は緯度や経度の位置によって前後することがあります**。たとえば東京では**12月21日と22日の日照時間は非常に近く、辞書的には22日が最も短い日とされるが、実際の昼の長さの差は1分以内程度で、21日のほうが短い場合もある**というデータがあります([Sunrise Sunset][2])。これは**「南中時刻のずれ」「日の出・日の入り時刻の前後関係」**によるもので、経度と緯度および時刻系(日本標準時=UTC+9)の影響です。 ### 本件の核心: **「12月21日のほうが12月22日より昼が短くなる地域」は日本国内では経度(東西位置)の影響が強い** その理由は下記の通りです:
### 結論: **12月21日のほうが22日より昼の長さが短い可能性がある地域は、日本国内では「関西以西(近畿地方より西)」に位置する県より西側の地域で顕著になります。** 具体的には、**以下の西日本の都道府県より西側で顕著な傾向が出やすい**と考えられます:
※ 関西東部(たとえば京都市付近)では21日と22日の日照時間差は非常に小さく、どちらが短いかは地域ごとの時刻データでほぼ同じになりますが、**西に行くほど21日のほうが明確に短くなる傾向**が強まります(これは経度による太陽時と標準時のズレの影響). ### 要点まとめ
なお、以上の現象は韓国でも起こるはずだと思いこちらで計算したところ、ソウルの日の出、日の入り時刻は、
もう1か所、日本最西端の与那国島(緯度 : 24.449371、経度 : 122.933715地点)について計算したところ、
与那国島は西のほうにあるのに1秒差とはいえ22日のほうが昼が短いということについてChatGPTに説明を求めたところ詳細な回答をいただいた。長くなるのでまとめの部分のみ引用させていただく。 与那国島で12月22日のほうが1秒だけ昼が短いのは事実 ということで長々と書いてきたが、「昼が一番短く太陽が低いのは冬至の日とは限らない」という主張自体は、「昼が一番短く太陽が低いのは必ず冬至の日に限る」ということに対して反例を1つでも示せばよいので正しい主張と言ってよいだろう。但し、その差は予想外に小さいので生活上は冬至の日が一番だと言ってしまっても支障は無さそうだ。 もしその差がもっと大きかったとしたら、「冬至日とは、冬至の瞬間を含む日」という定義を改め、
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