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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 今回のツアーのマップと、オーストラリア来訪歴。
  1. 紫色:2001年6月オーストラリア研修旅行 ブリスベン、アデレード、シドニー
  2. 青色:2002年12月タスマニア原生林
  3. 黄緑色;2019年2月ケアンズ、ウルル(エアーズロック)、シドニー


2025年10月29日(水)




【小さな話題】オーストラリア南西部・フラワーハンティング(1)

 10月20日から28日まで、オーストラリア南西部のフラワーハンティングのツアーに参加した。オーストラリアは今回で4度目となるが【上掲の画像参照】、東側の地域ばかりだった。パースを含めた西オーストラリア地域は今回が初めてだった。

 まず全体的な感想としては、森林や耕作地や牧草地ばかりで、ウルル近辺のような乾燥した荒涼とした大地は全く見られなかったことである。「オーストラリア=乾ききった大地」という固定観念は完全に払拭された。

 もう1つ、「フラワーハンティング」型のフラワーウォッチングに参加したのは今回が初めてだった。これまでも、コーカサス山麓キルギスモンゴル西部タスマニアなどで、たくさんの花を見てきたが、これらは個々の花の観察ではなく、お花畑のような風景全体を観賞するものであった。今回はごくありふれた林や潅木帯の中でランを中心とした希少な植物の花を見つける(=ハンティング)というタイプであり、午前と午後に数回ずつ、林内などを歩き回った。
 お花畑観賞の場合は、希少種であれありふれた花であれ、とにかく美しい花がいっぱい咲いていることが第一であり、その背後に雪山などがあるとさらに引き立つ【例えば、カムチャツカコーカサスモンゴル西部など】。日本国内で言えば、コスモス畑、ヒマワリ畑、ネモフィラ大花壇などもこれに相当する。
 いっぽう今回の場合は、森林全体の風景はありふれていてどこでも同じように見えてしまう。その中から希少種を見つけるというのだからかなりの経験と専門的知識を必要とする。実際、素人&初体験の私は、自力では1つも希少種を見つけることができなかった。ま、個人的には「木を見て森を見ず」よりは「森を見て木を見ず」あるいは「虫の目ではなく、鳥の目で景色全体を眺める」ほうが性に合っているようにも思うが、能動的な観察力・発見力を鍛えたり、何百種類もあるランの名前を即座に思い出すといった行動は認知症予防という点でも大いに期待される。このほか、参加者の中には色々な鳥を見つけていた人もおられた。希少植物はその場でずっと生育しているが、鳥のほうは常に動き回っており、それを見つけて写真に撮るためには経験はもちろん、研ぎ澄まされた感覚も必要になるかと思う。

以下は個別の感想と備忘録。
  1. 日々の歩数:
    林の中を歩き回ったことと、早朝に1時間ほど一人でウォーキングをしたこともあって、日々の歩数が大幅に増加した。入国・出国日を除いた7日間の歩数は
    • 平均:11417歩
    • 最多:21529歩
    • 最少:7674歩
    となった。日頃から坂道ばかりの半田山植物園へのウォーキングを実践していることもあり。翌日に疲れが残ることはなかった。余談だが、旅行5日目と7日目の歩数はいずれも21529歩でピッタリ一致した。歩数の値が0~数万に及ぶ可能性があるなかで歩数がピッタリ一致するというのは奇跡的。
  2. 時差は1時間だけだったので、旅行初日も帰国翌日の時差ボケにならず、規則的な生活を維持することができた。本日の朝もいつも通り5時前に自然に目が覚めた。
  3. 暑いところだと思っていたが、大部分のところではポロシャツを2枚重ね着し、その上にジャケットをつけてちょうどよいぐらいの気候だった(日中はジャケット不要)。
  4. 野生動物としてはカンガルー(種類は不明)、エミュー、トカゲ3種ほどのほかカラフルなインコなどの各種の鳥類を見ることができた。
  5. 予想していたより雨の多い地域であると知った。しかし幸い、夜間や車で移動中に何度か降水があっただけ。雨具を必要としたのは1回だけでそれも途中で降り止んだ。少し前のカナリア諸島やインドネシアの旅行時にも殆どが快晴に恵まれており、自分はひょっとして晴れ男ではないかとますます確信した。
  6. 雲の多い日が多かったが、星空は3回ほど見えた。南十字星は見えにくい時期にあたっていたが、日没後と日の出前には眺めることができた。また最終日の3時頃には天の川、大小マゼラン雲を眺めることができた。
  7. 郊外の町では交通信号が全く無かった。交差点はランドバウトになっていた。いっぽうパースは信号機だらけだった。なお、右折車の進行を制御する矢印の意味などが日本とは異なっているように見えた【いずれ連載記事で取り上げる予定。】
  8. 道路標識にも興味深いものがあった【いずれ連載記事で取り上げる予定。】
  9. 地図上からインド洋に沈む夕日が見えるのではないかと期待していたが、宿泊地の位置や曇りの日などのため、夕日が見えたのは最終日、パースの高台から眺めた1回だけだった。逆に朝日のほうは3回眺めることができた【いずれ連載記事に掲載の予定】
 そのほか思い出したことがあればここに追記する予定。