じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 ウォーキングの帰り道、オレンジ色と赤色のラインの入ったキハ120-358と、色のライン(浜田色)の入ったキハ120-357の連結車両が岡山駅方面に向かっているところを目撃した。撮影時刻は10時17分頃。この車両は、
  • 津山駅の始発列車:津山駅を4時47分に出発し岡山駅に6時7分に到着。
  • 折り返し岡山駅を7時1分に出発し津山駅に8時24分に到着。
  • 折り返し津山駅を9時に出発し、岡山駅に10時25分に到着。
というように運行されているが、浜田色の車両が連結されているのかどうかは日によって異なる。なお、この日は別の時間帯にキハ120-358の2両連結も運転されており、キハ120-358が少なくとも3両投入されていることが確認できた。



2023年12月7日(木)




【連載】笑わない数学(7)超越数(1)作図問題、代数的数、リウヴィル数

 11月8日にNHK総合で初回放送された、『笑わない数学 シーズン2』:

超越数

についてのメモと感想。

 ちなみにこの『笑わない数学』は12月6日の『バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想(BSD予想)』をもってシーズン2は完結となった。引き続きシーズン3が制作されるかどうかは不明。

 ということで私のほうも、できるだけ早く各回の感想・考察を記していきたいと思う。

 さて超越数の話題だが、このWeb日記の過去日記を検索したところ、 などですでに取り上げており、またその後もYouTubeで超越数に関連した解説動画【例えばこちら】を視聴したことがあり、あまり新鮮味は無かった。但し、終わりのあたりで言及された『超越数の分類』(マキシム・コンツェビッチ、2001年)は今回初めて知った。難解ではあるがこのあたりはもう少し勉強したいと思う。

 さて、放送ではまず、アナクサゴラス(紀元前500頃-428頃)が取り組んだ、

●(定規とコンパスだけを使って)半径1の円と同じ面積の正方形は描けるか?

という問題が紹介された。これは、√πの長さの線分が作図できるのかという問題と同一である。放送では、定規とコンパスを使えば、どんな自然数や有理数の長さの線分も作図できるし、さらに√aも作図できることが説明された。またこのことからπが作図できれば、元の問題の√πも作図できることが分かる。

 放送では続いて、πの征服者の異名を持つフェルディナント・フォン・リンデマン(1852-1939)が紹介された。リンデマンは作図できる長さにはそれぞれに対応する方程式(整数係数の一変数代数方程式)があることを明らかにした。方程式の解となる数は『代数的数』と呼ばれる。なお、代数的数には、負の数、2の3乗根、iなど、作図できない数も含まれているので、「代数的数であれば必ず作図できる」というわけではない。あくまで「作図できる数であれば必ず代数的数である(作図できる数⊂代数的数)」ということである。いずれにせよ「長さπの線分は作図できない」ことは「πが代数的数でない」ことが証明できれば完了する【←但し、πが代数的数であることが証明できたとしても、πが作図できるかどうかは分からない】。

 放送では続いて超越数の研究の歴史が紹介された。超越数の候補としてはπとeがあり、eのほうが先に研究された。ジョゼフ・リウヴィル(1809-1882)はeが超越数であるかどうかに取り組んだものの証明はできなかった。そこで、彼は人工的に超越数を作ることを考えた。こうして作り出されたのが史上初の超越数『リウヴィル数』であった。

 次回に続く。