じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 毎週火曜日は近隣のラ・ム−に買い出しに行くことが多いが、今回初めて大黒天Payによるスマホ決済を体験した。
 大黒天Payというスマホ決済があることは知っていたが、この方法を使うメリットは全く無いと判断し利用したことはなかった。ところが最近、いくつかの商品のPOPのところに「大黒天Payで決済すれば還元」という表示があり、ネットで検索したところこちらに、「パートで働いている者です。2023年2月13日よりポイント対象商品(POPに赤で表示)を大黒天ペイで購入するとポイントが付くようになりました。」という情報があったことから、少しでも安いならそれに越したことはないと考え、さっそくアプリをインストールした。さて、じっさいに初めて使ってみたが、
  1. チャージ機でお金を入れようとしたが、スマホを近づけたり、機械のあちこちを触ってみたりしたが全く反応しなかった。店員さんを探して尋ねたところ、先にお金を入れて、そのあとからスマホを操作するシステムになっていることが分かった。確かに「紙幣を投入してスタート」と書いてあったが、ふだん、他店のプリペイドカードをチャージする時には、カードを認識させた後からチャージ金額を選択して紙幣を入れていたので、「紙幣を入れてからスタート」という逆の手順になることは思ってもみなかった。
  2. そのあとスマホをタッチするのかスキャンするのかという選択を迫られたが、そもそもどこにスマホを置いてそのような操作をするのかが分からなかった。これも店員さんに尋ねたところ、Touchと書かれた場所にスマホを重ねるだけでチャージできることが分かった。
  3. 支払いの際は、まず支払機で「大黒天Pay」を選んでから、それらしき場所にスマホを置いてみたが、スマホが何度か「ブー」と反応したものの、タッチではうまく認識されず、やり直しになってしまった。
  4. レジで尋ねると、決済の際にはQRコード読み取りが必要とのことだったので、スマホの右下画面のマークをタッチしてQRコードが映る状態にしたところ、自動的に認識されて決済が完了した。
ということで、現金払いよりも遙かに時間と手間がかかってしまったが、慣れてくればワンタッチで支払いができるようになりそうだ。
 でもって、スマホ決済のメリットだが、私がラ・ム−で購入している無調整豆乳(1000g、dプライスで128円)、『おいしい低脂肪牛乳』(1000g、森永、少し前に10円ほど値上げされて198円)、各種野菜・果物類はいずれも還元対象にはなっていない。それでも、『キャベツがあればすぐにできる中華名菜八宝菜』(249円)と『極小粒カップ3納豆』((91円)の2品で合計60円分ほどの還元があるのはありがたいことだ【価格はすべて税別】。
 なお、この還元の金額、あるいはいつどのように行われるのかについてはいまだよく分からない。今回の決済終了後、スマホ画面(下の画像参照)には「1782円」という残高表示の右側に○にPのマークがあり「60」という数値が表示されており、これが還元分のポイントではないかと推測されるが、次回ちゃんと使えるのかどうかは確認できていない。



2023年9月13日(水)




【連載】笑わない数学(2)虚数(3)ゼロ除算(続き)/マイナスの概念

 昨日に続いて、NHK『笑わない数学で2022年8月17日に初回放送された、

虚数

のメモと感想。

 まず、昨日の「0除算」の補足だが、確か小学校5年生の頃、算数の時間に「ゼロで割った答えはいくつになるか?」という討論が行われたことがあった。その時に私が主張したのは、
わり算というのは、ケーキをいくつかに分けるようなもの。ゼロで割るというのは、分けないということと同じだから、「1で割る」のと同じ意味になる。
ということであったと記憶している。この論法で言えば、任意のaに対して、

a÷0=a

が成り立つことになるが、そうすると、両辺に0をかけて、

a÷0×0=a×0

となる。この場合、左辺の「a÷0×0」は「a×0÷0」と書き換えられるが、任意の数bに対して「b÷b=1」が成り立つと考えれば左辺はの値はaになる。いっぽう、右辺は0の定義上0になるので、任意のaはすべてゼロに等しいという不都合が生じてしまう。残念ながら小学生の頃はこの矛盾に気づかなかった。

 私も家庭教師で教えたことがあるが、ゼロ除算ができない理由を小学生に説明することはなかなか難しい。ひと言「できない」と言ってしまえばそれでおしまいだが、そんなことで納得してしまうようでは子どもの探究力の発達をつぶしてしまう恐れがある。あと、こちらにも記されているように、(0除算の結果は)「存在しない」ということと「無数に存在する」ということの違いはどこかで説明しておく必要があるように思う。

 さて、放送では、「ゼロ」に続いて、人類が受け入れるのに苦労した数として「マイナス」の概念が取り上げられた。これも、家庭教師などをしているとなかなか説明が難しいところがある。まだまだ加減の範囲では、「加える」がプラスで、「取り去る」がマイナスであると説明すれば直観的に理解が可能であるが、マイナスの数をかけるということになると、具体的な事物で説明することが難しくなる。例えば、1籠にリンゴが3個入っていたとき、4籠では何個になるか?という問題は、3×4=12個ということですぐに理解できるが、(-3)×(-4)という計算がどういう意味なのかを具体例で説明することは難しい。
 放送ではこのことに関連して尾形さんが、(-1)×(-1)=1になることの証明を実演された。概要は、
  1. (-1)×{(-1)+1}=0
  2. (-1)×(-1)+(-1)×1=0
  3. よって、両辺に1を足すと(-1)×(-1)=1
というものであった。もっともこの証明では、1.から2.のところで分配法則、3.では「両辺に同じ数を足してもよい」という四則演算の基本法則が暗黙のうちに使われている。
 分配法則を使わない証明、というか納得法としては、こちらに面白い意味づけが紹介されていた。そこでは、
「1分間に深さ2センチずつ,プールから水を抜いている。今から5分前の水位は?」
(−2)センチ×(−5)分=+10センチ
水を抜いていっているのですから,5分前は今よりも水位が高かったはずですよね。だから,答えがプラスになります。
という例があった。但しこの例では過去に遡るほどプールの水位が上昇し、ついには溢れ出してしまう(満杯状態で水位は一定)ということまでは想定していない。

 次回に続く。