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 カザフスタン・マンギスタウ州にある白亜の大地。↓の記事参照。


2023年5月28日(日)



【小さな話題】今回の旅行

 カザフスタン・マンギスタウ州の旅行から無事に戻ってきた。

 今回の旅行先は、カザフスタン西部のマンギスタウ州。白亜の大地の絶景が見られる場所であるが、日本では2013年9月に、NHKのグレートネイチャー

驚き!地球!グレートネイチャー 「初公開!純白の大地〜カザフスタン〜」

で紹介された程度で、観光先としては殆ど知られていないようだ。以下、気づいた点などを思いつた順番でメモしておく。
  1. 2013年8月にトルクメニスタンのヤンギカラを訪れたことがあり、似たような景色であれば新鮮味が薄れてあまり感動しないのではないかと思っていて、これまで旅行先の希望リストの優先順位を低く設定していたが、面積の広さ、断崖の高さ、岩峰の奇景、...といった点ではヤンギカラとは別世界であった。
  2. 白い台地を構成する土は炭酸カルシウムのチョーク(白亜)が主成分になっているという。ネットで調べたところでは石灰岩には、水から炭酸カルシウムそのものが化学的に沈殿したものと、海生微生物起源のものがあり、チョークは後者に属する。
  3. 今回はテント4泊で景勝地を移動したため、日の出から日の入り、星空など、時間帯による変化を堪能することができた。
  4. 宿泊地はほぼ無人地帯。途中、2〜3の観光客のグループに出会った程度であった。
  5. この時期の気温は日本とほぼ同じであったが、特に後半の数日間はよく晴れたため最高気温が35℃を超えたこともあった。そのため、シュラフ無しでも過ごせる(というかシュラフにもぐったのでは暑すぎる)日もあった。
  6. 日本との時差はマンギスタウ州が4時間となっていた。もっとも州都アクタウの経度は51度で、日本とは85度ほどの差がある。時差は経度15度ごとに1時間ずれるので、単純計算では5時間40分ほどの時差があるはずで、じっさい、南中時刻は1時間40分ほど遅くなる。日本より高緯度であることも加わって、この時期の日の入り時刻は21時近くでかなり遅い。
  7. カザフスタンの通貨はテンゲであり、おおむね1テンゲ=0.3円、つまり表示されている価格を0.3倍すると日本円価格となる。物価はおおむね日本と同じレベル。私はもっぱら飲むヨーグルトを買ったが、700ml前後のボトルで1本600〜700テンゲであった。
  8. 現地のガイドさんやドライバーはもっぱらロシア語で会話していた。
  9. ウィキペディアによれば、カザフスタンは、2022年カザフスタン反政府デモ鎮圧ではロシア連邦軍を主体とする集団安全保障条約機構(CSTO)の派兵を得たにも関わらず、2022年ロシアのウクライナ侵攻ではロシア側での参戦を拒否している。対中国を含めて、国際関係では地理的・経済的に難しい立場にあるように思われた。
 このほか、以下に順次追記していく予定。