じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 ウォーキングの途中、今年初めてツクシを見つけた。ツクシ&スギナは繁殖力の強い迷惑雑草であるが、最近はあまり見かけなくなったような気がする。

2023年3月23日(木)



【小さな話題】寿命を縮める食品ランキング(4)

 昨日に続いて、YouTubeの【ゆっくり解説】で指摘されていた危ない食品の話題。本日は6.の「10選」について考察する。
  1. 『食のひみつ』チャンネル【ゆっくり解説】食うと危ない?タバコより危険な食ベ物3選
  2. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】タバコよりこれ辞めて!!タバコより体に悪い食べ物5選
  3. 追加】本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】絶対に食べてはいけない回転ずしのネタ6選
  4. 健康の教え【ゆっくり解説】タバコより体に悪い食べ物7選!
  5. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】食べてるのは日本人だけ?海外では禁止されている危険な食べ物9選
  6. ゆっくり食と健康にまつわるヤバい話【ゆっくり解説】実はタバコより危険!寿命を縮める体に悪い食品ランキング【ワースト10】
  7. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】これだけは絶対に食べるな!!寿命が縮む食べ物12選
  8. 追加【ゆっくり解説】絶対に食べない方が認知症になる危険な食べ物と食生活
    (体に良い6選)
  9. ゆっくりグルメ紀行【ゆっくり解説】スーパーやコンビニで売ってる実は体に良い食べ物6選

 なお、これまでに挙げられた危険な食品は以下の通り。(×2)は2つの動画の両方で指摘された食品。すしネタは除く。
「ジャンクフード」(×2)、「エナジードリンク」、「ひじき」、「チリ産養殖サーモン」、「マーガリン」、「菓子パン」、「ポテトチップス」(×2)、「カット野菜」、「トマトの缶詰」、「ドーナツ」、「アイスクリーム」、「コンビニ弁当」

 7.の「10選」では、タバコの有害性に言及されたあと、ワシントン大学などによる約40カ国130人以上の研究者が参加して行われた調査・研究が紹介されていた。それによると、2017年には、不健康な食事が世界の約1090万人、成人の22%を占める死亡原因になっているという。いっぽうで喫煙が原因で死亡した人は約800万人であり、食事の影響のほうが大きいことが分かる。
 この動画で指摘されたワースト10は、順位の低い順番に「カロリーゼロ食品」、「冷凍食品」、「スナック菓子」、「コンビニ弁当」、「加工肉食品」、「炭酸飲料・清涼飲料水」、「マーガリン」、「菓子パン」、「ファストフード」、「インスタントラーメン」であった。
 このうち第10位の「カロリーゼロ食品」については、砂糖の代替となる甘味料の危険性が指摘されていた。それ自体の成分の有害性よりも、代謝異常、過食症、肥満症といった弊害が挙げられていた。
 第9位の「冷凍食品」については、長期保存するための保存料のほか、油を酸化させないための酸化防止剤や見栄えや香りを良くするための着色料や香料などの添加物の問題が指摘されていた。さらに、亜硝酸ナトリウム、アスパルテーム、タール色素、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどが含まれている場合があり、発がん性や精子減少、アルツハイマーやうつ病の原因になる場合があるという。「冷凍食品」は私もたまに買うことがあるが、冷凍による保存食品などで保存料や酸化防止剤が含まれているとは思っていなかった。次回購入時にはどのような添加物が含まれているのかチェックしておきたい。
 第8位の「スナック菓子」については、揚げる油脂に使われるショートニングなどのトランス脂肪酸、アクリルアミドの発がん性、調理に使用する油の質の悪さ、輸入野菜の残留農薬の可能性などから「百害あって一利なし」とされた。もっとも私自身は滅多に食べる機会が無い。
 第7位の「コンビニ弁当」については、前回も揚げられていた添加物の有害性のほか、揚げ物が多く野菜類が少ないことで栄養のバランスが悪くなることも指摘されていた。そう言えば、以前、親戚の高齢男性がコロナ感染でホテル療養となったことがあった。その際には毎食コンビニ弁当のようなものが配達されたというが、果たして栄養士によるチェックはちゃんと行われていたのだろうか。ホテル内で運動不足になりやすいこともあり、療養によってかえって生活習慣病のリスクが高まるようでは困る。
 第6位の「加工肉食品」(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)は、発色剤、リン酸塩、亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウムなどの発がん性が指摘されていた。加工肉を1日50g摂取すると大腸がんのリスクが18%増加するとか、1日25gでもがんのリスクが高まるとも言われ始めているという。サラダチキンは体に良いとされているが、賞味期限を長くするために大量の保存料が使われている可能性がある。精肉と異なり加工肉は肉の産地を明記する義務が無いため、餌を介してホルモン剤などが混入している可能性もある。といっても肉を食べないと筋肉量減少やエネルギー不足を招くので、肉の代わりに魚や植物性タンパクをとる必要があるとも勧められていた。
 第5位の「炭酸飲料・清涼飲料水」については大量の砂糖の摂取が問題視されていた。ある調査によれば、ソフトドリンクの摂取が月に1杯未満のグループと1日に2杯以上のグループで比較したところ、1日2杯のグループでは、パーキンソン病、消化器疾患、大腸がんに罹患するリスクが高いという結果が得られたという。また砂糖ではなく人工甘味料を使用した飲料についても、甘味料がもたらす味覚障害や甘味依存症をひきおこす恐れがある。
 第4位の「マーガリン」については、リノール酸やトランス脂肪酸の影響が指摘されていた。最近ではトランス脂肪酸に配慮したマーガリンも売られているようだが、リノール酸がもたらすとされる動脈硬化やアレルギーについても配慮されているのかどうかは不明。
> 第3位の「菓子パン」についてはすでに揚げられていた通り。子どもに頻繁に食べさせていると、人工的に作られた濃い味を好む食習慣が形成され、成人後の生活習慣病をもたらす恐れがあると指摘された。

 第2位の「ファストフード」では使用される油の古さ(オリーブ油以外の油はすぐに酸化し過酸化脂質まみれとなる)の問題が指摘されていた。アイオワ大学の研究グループが行った50歳から79歳の10万人の女性を対象にした調査によると、死亡のリスクは、揚げ物を1日1回食べると8%、フライドチキンを1日に1個以上食べると13%、魚の揚げ物を1日1個以上食べると7%(心疾患死亡は13%)、それぞれ高くなることが分かったという。
 第1位の「インスタントラーメン」では添加物(調味料、かんすい、酸化防止剤など)の多さ、過剰な塩分摂取(カップラーメン1個で1日の塩分使用量の5割から8割を占める)、油(1食あたり10〜20g。過酸化脂質)の問題が指摘された。対処法として、スープは残す、卵や蒸し鶏などのほか野菜や海藻を麺と一緒に食べる、特に塩分の排出を助けてくれるカリウムを多く含むキャベツ・ほうれん草・トマト・ワカメなどがオススメとされた。

 以上の10品目の危険性はそれぞれ納得できる理由がある。私自身に関係がありそうなのは第9位の冷凍食品であったが、すべてが危険というわけでも無さそうなので、次回購入時には老眼鏡持参で成分表示をチェックしたいと思っている。

 次回に続く。