じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 新型コロナワクチン接種証明書アプリを利用して、4回接種証明を取得することができた。
 この手続には、スマホ、マイナンバーカード、パスポート(海外用の場合)が必要であるが、私が所有しているRakuten Hand 5Gは、対応機種リストに含まれていなかった。少し前のマイナポイント第二弾申請の際には、マイナポイントアプリやマイナポータルアプリをGooglePlayでダウンロードしようと開始した時点で「Rakuten Hand 5Gは対応していません」という理由で拒絶されてしまい、申請することができなかった。今回もまたまた締め出されたのかと思ったが、実際は問題なくアプリをインストールし、さらにそのアプリを使ってマイナンバーカードを読み込むことができた。
 こちらの案内に紹介されているように、もともとRakuten Hand 5Gはマイナンバーカードの読み取りに対応しているはずで、実際、今回、ちゃんと読み取れることも確認できた。であるとすると、なぜマイナポイント第二弾申請時に締め出されているのか? 何らかの利害が絡んでいて妨害されているのか? それともRakuten Hand 5Gはマイナポイント申請の手続を困難にするような設計上の致命的な欠陥があるのか、大きな謎である。

2022年9月12日(月)



【連載】チコちゃんに叱られる!「指パッチンの仕組み」「座布団の四方の房」

 昨日に続いて、9月9日に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
  1. 大西洋は「大」なのに太平洋は「太」なのはなぜ?
  2. 指パッチンで大きな音が出るのはなぜ?
  3. 座布団の隅に房があるのはなぜ?
 という3つの話題のうち、残りの2.と3.について考察する。

 まず2.の指パッチン(フィンガースナップ)であるが、恥ずかしながら私自身は、子どもの頃から一貫して、うまく指を鳴らすことができない。練習すればできるようになるのかもしれないが、この歳で妙なことを始めると脱臼してしまいそうな気もする。

 放送のほうでは、「中指が人類がつくれる最速の動きをしているから」と説明された。放送によれば、指パッチンは、親指の付け根に中指があたって生まれる音であり、偏光高速度干渉計で観察すると、中指が親指にあたった瞬間に音が出ていることが見て取れる。この指の動きについては、最近、ジョージア工科大学の研究で、中指が親指の付け根を7800度/秒もの速さで叩いていることが分かった。この速さは、指先の適度な摩擦で「タメ」が作られ一気に解法されることでもたらされる。指パッチンの時間は0.007秒であり、人類最速の動きであるという。また中指で叩いた音が薬指と小指で共鳴し、さらに周囲に反射することで音が大きくなる。なので無響室で指パッチンをした場合の音の大きさと比べると、それ以外の場所では1.5倍の大きさになっているという。

 放送では宿題として「プロ野球のピッチャーの腕の回転速度は指パッチンの指の回転速度と同じ約25km/hであるのにどうして160km/hの剛速球を投げられるのか?」という謎が提出された。自分でも考えてみたが、
  1. 球の回転により空気との摩擦で加速の力が働く
  2. 球の前後の気圧差が加速をもたらす
  3. 重力が加速方向に働く
などが思いついたものの、いずれも物理学の基本法則に反するようにも思える。いずれ番組のほうで取り上げてもらえるらしい。




 最後の4.の座布団の房については、放送では「邪気を払うため」と説明された。座布団は平安時代の貴族の畳の上につけられた茵(しとね)に由来するが当時は房がついていなかった。その後、江戸時代になると木綿の生産が普及し、庶民にも使われレるようになった。そのさい、ホウキの形をした房は邪気やけがれを払うとされた。当時は火事、地震、疫病などの大きな災いがあったため、中国の神仙思想を反映した4つの房が取り付けられた。同じような房は大相撲の土俵の四隅にも取り付けられている(昭和27年より前は4本の柱)。
 なお、座布団メーカーによれば、房には中の綿を固定する役割(綿の片寄りは抜けを防止して型崩れしにくくする)もあるという。

 ここからは私の感想・考察になるが、我が家にも座布団が何枚かあるが、すべて袋状の座布団カバーをつけているので普段は房は見えていない。今でも房がついている理由としては、座布団メーカーの「綿を固定する役割」が有力であるように見えるが、であるとすると欧米のクッションにも房があるはず。また、中国や韓国でも房のついたクッションがあってもおかしくないはずだが、実際どうなっているのかは分からない。


 次回に続く。