じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大・文学部周辺で大規模な剪定作業が行われていた。写真青枠のサルスベリは5mほどの高さまで伸びていたが、今回2m位の高さまでバッサリと剪定された。サルスベリに絡みついていたナニワイバラは撤去された模様。写真赤枠の花桃はそのまま残っており、春に花が咲く見込み。赤枠後ろのカイヅカイブキも半分程度まで剪定された。根元から伸びていたハナセンナは撤去された模様。
 大学構内の樹木は、安全第一が至上命題であり、景観を損ねてもバッサリ剪定されてしまう。


2022年1月27日(木)



【小さな話題】1月に視たTV番組から(2)「ブラタモリ:中央構造線とフォッサマグナ」「ウェストワールド」「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」

 昨日に続いて1月に視たTV番組(昨年録画した番組の再生を含む)の感想。
  • 【NHK総合 2022年1月15日放送】「和歌山〜和歌山に御三家が置かれた鍵(キー)は?〜
     徳川御三家がなぜ和歌山に置かれたのかについては私も疑問に思っていた。物流の拠点という立地はあるが、家康の息子である徳川頼宣を秀忠が江戸から遠ざけたためとも言えるし、和歌山は四国方面への海路の拠点であり、関ヶ原の合戦で生き残った外様大名がいる西のほうへにらみをきかせるという意味もあったようだが、であるならば和歌山ではなく岡山でも良かったはずで、なぜ和歌山なのかという決定的な理由はよく分からなかった。
     なお、放送でも紹介された紀ノ川は中央構造線沿いを流れているが、どうやら私は、この中央構造線と、11月20日放送のフォッサマグナを、どうやら混同していたことに気づいた。大学入試の時は地学で受験していたにもかかわらず、今までこんな基本的なことに気づかなかったというのは意外であった。以下、ウィキペディアから引用。
    • フォッサマグナ
      日本の主要な地溝帯の一つで、地質学においては東北日本と西南日本の境目となる地帯。中央地溝帯(ちゅうおうちこうたい)、大地溝帯(だいちこうたい)とも呼ばれる。端的に言えば、古い地層でできた本州の中央をU字型の溝が南北に走り、その溝に新しい地層が溜まっている地域である。
      現在のプレートテクトニクス理論ではフォッサマグナは北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界に相当するとされる。1983年の日本海中部地震前後までは、北海道中部の日高山脈付近が両プレートの境界と考えられていたが、地震を契機に日本海東縁部〜フォッサマグナを境界とする説が広く支持されるようになった。フォッサマグナの厚さは、地下約6,000(平野部) - 9,000m(山地)にも及ぶ。
    • 中央構造線
      西南日本を九州東部から関東へ横断する世界第一級の断層である。
      中央構造線を境に北側(大陸側)を西南日本の内帯 (Inner Zone)、南側(海溝側)を西南日本の外帯 (Outer Zone) と呼んで区別している。
      中央構造線とフォッサマグナの糸魚川静岡構造線は諏訪湖付近で交差している。
    • こちらに分かりやすい解説があった。以下、抜粋。
      中央構造線、糸魚川-静岡構造線、フォッサマグナは全くの別物です。
      ◆「中央構造線」は、日本がまだアジア大陸の一部だった頃に誕生した長大な断層です。海溝と平行に関東〜九州へ続き、西南日本の地質構造を大きく二分しています。1億年の歴史の中で、何度かの活動期があり、その度に、異なる方向にずれ動いてきました。
      ◆「中央構造線」は、250万年前ごろから始まった現在の地殻変動を起こしている力を受けて、現在一部の区間が活断層になっています。
      ◆「フォッサマグナ」は、「大きな溝」という意味です。断層ではなく、本州中央部の幅のある地帯です。日本がアジア大陸から離れ、現在の位置に移動してきた時期以降の地層で覆われています。北部と南部では、でき方が異なります。「糸魚川-静岡構造線」は、「フォッサマグナ」地帯の西縁の断層です。北部フォッサマグナの西縁の「糸魚川-静岡構造線」と、南部フォッサマグナの西縁の「糸魚川-静岡構造線」は、もともとは別の断層です。

  • 【NHK-BSP 2022年1月25日放送】ウェストワールド
     1973年のアメリカ映画であるというが、これまで観た記憶が無かった。
     砂漠の中に、人間そっくりのロボットが接待をする3つのテーマパーク(西部開拓時代、中世ヨーロッパ、帝政ローマ)があり、1日1000ドルの滞在費を払うと、いずれかの世界の一員としての生活を体験できるというような仕組み。しかも、入園者は、ロボット相手に何をしても構わない。ロボットを殺しても罰せられないし、自分自身が危害を加えられることは無いように舞台設定されていた。ところが、...という展開。
     ストーリーはありきたりの設定であるようにも感じたが、ユル・ブリンナーの演技が光っており、人間ではなくロボットのように見えていた。最近は加齢のせいか、新しい映画を観ていてもだんだん退屈になって途中で止めてしまうことが多いのだが、今回は久しぶりに、最後まで一気に観てしまった。
     多少違和感があったのは、これほど人間そっくりのロボットが作られている時代設定というのに、管理室のコンピュータは1970年代の旧式の大型計算機のままであり、ディスプレイがブラウン管型になっていたこと。液晶ディスプレイやコンピュータの小型化などは映画制作当時には想像できなかったのだろう。

  • 【TV東京系】ローカル路線バス乗り継ぎの旅
     日付は忘れたが、第14弾の「名古屋→能登半島」と第20弾の「洞爺湖→知床羅臼」の再放送を視た。いずれも過去に複数回視たことがあるが、何度視ても楽しめる番組である。このWeb日記でも何度か書いたことがあるが、このシリーズ1の魅力は、なんと言っても太川さんと蛭子さんという絶妙な組合せにある。その後、別の出演者によるシリーズ2や、太川さんのみが出演する類似番組などもいろいろ放送されているが、私にはやはり、全25回のシリーズが好みである。
     なお蛭子さんは、2021年10月23日初回放送の

    きょうの健康:【あの人の健康法】漫画家・蛭子能収さん 認知症になっても自分らしく生きる

    にも登場されていた。「妻にありがとう」で締めくくられていたが、蛭子さんの場合、どうすれば奥さんを幸せにできるかといった観点は全く無く、子どもが母親にありがとうと言っているのと変わりないように見えた。ま、そういうところが蛭子さんの魅力なのだろう。


次回に続く。