じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 ウォーキングコース沿いの田んぼで、たわわに実った稲を目にした。岡大農場の田んぼは殆ど刈り取りが終わっている。今年は台風の影響もなく、8月の長雨のいっぽうで好天が続いた時期もあったので、全般的には豊作になっているのではないかと思われる。

2021年10月25日(月)



【連載】Androidで「じぶんを更新」(4)フリック入力に初挑戦

 10月21日に続いて、Androidのタブレット購入後の苦労話。

 まず、ネットで注文していたケースカバーが到着した。今回購入したタブレットは格安アウトレット品のため対応機種がなかったが、とりあえずサイズは一致しておりうまくおさまった。もっとも、音量調節ボタンに対応する穴が開いておらず、それはそれでよいのだが、ケースと密着すると物理的にボタンが押された状態になってしまい、画面上に調整アイコンが勝手に出現してしまった。ボタンの側に緩衝材を挟むなどして対応。

 さて、これまではWindowsMobileの5インチタブレットしか使っていなかったので、老眼ということもあり、文字入力は必要に迫られた時だけに限っていたのだが、今回の機種は10.5インチで老眼でもだいぶ見えやすくなったので、これを機会に文字入力の方法を学ぶことにした。

 私が知っている入力方法は、QWERTY配列のキーボード型、もしくはテンキー型の「トグル入力だけであったが、ネットで検索しているうちに、フリック入力という便利な方法があることを初めて知った。

 こちらのサイトで、2019年7月に実施のした調査では、スマホの文字入力方法のうちフリック入力を使用している人の割合は66.7%にものぼっているという。もっとも、その使用割合は年齢と逆相関にあり、15歳から19歳では77.9%と高率なのに対して、60歳以上は29.9%に過ぎないという。
 さっそく、iPhone常用者の妻にどういう文字入力をしているのかを尋ねてみたが、警戒して教えてもらえなかった。こっそり背後から覗いてみても、覗かれているのに気づくとすぐに操作を止めてしまうので、フリック入力をしているのかトグル入力をしているのかは確認できなかった。ま、こういう方法は、知り合いを通じて身につけることが大半であり、多くの人は、取説とか解説サイトなどを見なくても自然に身につけていくものと思われる。

 ということでリンク先で紹介されていたマイタイピングという無料アプリをDL&インストールしてさっそく挑戦してみた。何度か練習したところ、888人中836位という結果になった。しかし、私の場合、少なくともパソコンではQWERTYキーボードでローマ字入力をすることのほうが遙かに速い。殆どの場合はタッチタイピングで入力できているので、画面に集中できる。

 なお、フリック入力の発展型の1つとして、ジャストシステムの「フラワータッチ入力」というものあるという。大型のタブレットであれば誤タッチも減るように思ったが、有料ということがひびいたのかあまり普及していないようである。製造元の情報によれば、「Google Playで提供している「ATOK for Android」(価格:1,720円)「ATOK for Android 医療辞書セット」(価格:8,720円※)のサポートは、2021年10月31日で終了となります。」とのこと。フラワータッチは慣れれば正確に入力できそうだが、いちいち画面の「花びら」を見ないと誤タッチしてしまいそうな気がする。元祖のフリック入力はその点、上下左右方向だけの動きなのでいちいち画面を確認しなくても正確に入力できそう。

 フリック入力に先に習熟した人にとっては、QWERTYキーボードでのローマ字入力はかなり使いづらいと思われる。当然、電卓型のフリック入力専用のタブレットが売られていてもおかしくないと思うが、入力専用の単体では売られていないようである。但し、
  • スマホを持っている人であれば、スマホとデスクトップパソコンを連携させ、スマホをフリック入力専用機器として使う。
  • タッチ操作が可能なパソコンであれば、画面上にソフトキーボードを表示して入力する
という対応ができるようである。そのうち、QWERTYキーボードの代わりに電卓型タッチパネル付きのノートパソコンというのも売り出されるかもしれないと思ったが、それをするぐらいなら、大型のタブレット単体で入力するほうが持ち運びにも便利で汎用性が高まるようにも思える。

 不定期ながら次回に続く。