じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る


 岡大の職員定期健診が10月11日から始まった。私はすでに定年退職しているが、特命教授も健診対象に含まれているため毎年欠かさず受検している。定期健診は例年7〜8月に実施されるが、今年は新型コロナワクチンの職域接種の関係で大幅に遅くなり、かつ、時間帯ごとの予約制で実施された。
 8時40分頃に到着したため、9時まで待たされたものの、今年度の受付第一号になってしまった。結果は後日判明する見込み。なお特命教授には年齢制限があり、来年度が最後の受検となる。

2021年10月12日(火)



【連載】#チコちゃんに叱られる!「コラ!の語源」「トウモロコシのヒゲ」「水に濡れると色が濃くなるのは」

 他の話題を連載している間に、この番組が2回放送された。ということで、本日は、10月1日(金)に初回放送された分についての感想と考察。この日は、
  1. 怒るときのコラ!ってなに?
  2. トウモロコシのヒゲってなに?
  3. 服が水にぬれると色が濃くなるのはなぜ?
という3つの話題が取り上げられた。

 まず1.の「コラ!」だが、番組では「鹿児島弁の「ねえ」が起源」と説明された。江戸時代から鹿児島県の主に薩摩半島で使われており、もともとは「ねえ」「ちょっと」という呼びかけの意味であったが、明治初期、巡査の前身の「邏卒(らそつ)」の多くが鹿児島出身だったことと【西郷隆盛や川路利良が連れてきたことによって、3000人の邏卒のうち2000人が鹿児島出身者】、鹿児島弁のイントネーションの特徴から高圧的に聞こえてしまことから、叱りつける時の声かけになってしまったとのこと。
 私自身は「コラ」は、殿様が家来に呼びかける時の「これこれ」に由来しているのではないかと思ったが、あまり関係なさそう。
 番組ではさらに、地方から全国に広まった新語として、
  • うざい:もともとは江戸時代のうざうざ(うじゃうじゃ)が語源。これが多摩地区に残り、1980年代八王子周辺に大学がたくさん移転し、大学生が短縮形の「うざい」を使うようになって広まった可能性。
  • なにげ:1990年頃、埼玉や群馬あたりで中学生が使っていた。
  • めっちゃ:「Dr.スランプ」のアラレちゃんや、関西の芸人さんたちの影響。
ということらしいが、当然ながら私は全く使わない。

 2.のトウモロコシのヒゲは、番組では「めしべ」であうと説明された。私自身は最初、雄しべではないかと思ったが、そういえばトウモロコシのてっぺんには雄花の穂が出ていることを思い出した。ヒゲの正体が雌しべであることから、ヒゲの数と粒の数は同じとなる。

 3.の「服が水にぬれると色が濃くなる理由」については、私は「服の繊維の乱反射が起こりにくくなるから」だと思ったが、番組でも「もともとの色になるから」、つまり「服の表面は繊維でデコボコしているため光は乱反射して白っぽく見えているが、濡れると表面のデコボコが薄い水の膜に覆われ平らになり、本来の繊維の色のみを反射するようになる。」というように説明されており、ほぼ正解となった。石に水をかけたり、木の板にニスを塗ったりすると色が濃く見えるようになるのも同じのも同じ原理によるものであるという。水でお習字をする半紙なども同じ原理と思われる。

 ということで、この回は、比較的分かりやすい良問が揃っていたように思われた。