じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 先日購入したGOTOイートキャンペーンin岡山県を使って、夫婦で回転寿司を食べに行った。2人合計で3600円余り。こういう券があると、確かに外食の機会が増えそう。もっとも、岡山県内では7月27日、県内であわせて35人の感染が発表されるなど、まだまだ安心できる状態には至っていない。


2021年7月28日(水)



【連載】東京2020オリンピック その1 開会式、柔道、自転車ロード、スケボー、サーフィン

 7月23日から始まった東京2020オリンピックの備忘録と感想。

 7月24日の日記に、
私はもともとスポーツ競技には関心が薄く、興味がある種目と言えば陸上競技(競走)と水泳(競泳)程度かと思う。団体競技は全般に興味が無いが、日本が決勝まで勝ち進んだ時にはTV観戦するかもしれない。といっても、視聴のために規則的な日課が制約されるのは嫌なので、大概は録画観戦になるかと思う。
と書いたように、私自身は、オリンピックが行われているからといって、規則的な生活を変えることはしていない。生放送であっても、録画放送(あるいはオンデマンドで視聴できる動画)であっても、競技そのものの魅力は変わらない。というか、生中継は長時間期待をしながら観戦して残念な結果に終わるというリスクがあるのに対して、結果を知った上で決定的瞬間だけをあとから視聴するほうが余計なストレスを感じない。

 さて、序盤で視聴した種目等は以下の通り。日付は、競技が行われた日ではなく、後日視聴した日付となっている。また、5分程度、部分的に視聴した種目を含む。
  • 【7月24日】開会式の一部(開会宣言、聖火、入場行進の冒頭)、柔道女子48kg準決勝、アーチェリー混合、卓球混合ダブルス
  • 【7月25日】自転車ロードレース、スケボー男子ストリート、水泳女子400mメドレー、女子ソフトボール、女子バスケットボール3×3
  • 【7月26日】スケボー女子ストリート、カヌー
  • 【7月27日】卓球混合ダブルス決勝、サーフィン男女
 7月27日の日記では「興味がある種目と言えば陸上競技(競走)と水泳(競泳)程度」と書いたところであったが、テレビでたまたま放送されていたり、またニュースで見どころが紹介されたりした影響で、結構いろんな種目を視聴した。以下、率直な感想をいくつか。
  1. 開会式はごく一部しか見ていない。開会宣言の際、首相と大会委員長がしばらく着席していたこと、開会宣言の中で「祝い」が「記念して」と言い換えられていたところを確認。聖火の最終ランナーが大坂なおみさんだったのは良かったが、その前の長嶋、王、松井の巨人トリオは少々疑問。入場行進のドラクエはなかなか感動的であった。作曲者の政治的主張・立場については一部批判が出ているようであるが、ま、極端な立場を主張している人でも排除しないというのが、多様性を尊重し思想信条の自由を認めることになるのではないかと思う【多様性を尊重する姿勢というのは、多様性を否定する人の話もしっかりと聞く、その上で議論を重ねていくということ。もちろん、多様性や思想信条の自由を抑圧する動きに対しては闘っていく必要があるが】。また、私自身は、曲そのものの価値と作曲者の思想信条は、その曲が過去に政治的に利用されて一部の人たちを不幸にしたというような歴史が無い限りは、切り離して考えてもよいのではないかと思っている。例えば、旧国鉄時代の車内メロディーとして懐かしいハイケンスのセレナーデの曲の価値は、作曲者のハイケンスがナチスの忠実な支持者であったこととは独立して鑑賞するべきであろうと思う。
  2. 柔道は、日本選手が活躍していることもあって、ニュースでもよく紹介されるが、率直なところ、試合の大部分は選手同士が取っ組み合いをしているだけで、何が面白いのかよく分からない。もちろん、私のような素人であれば出場して数秒以内にぶん投げられてしまうのだろうが、強い選手同士では技をかけてもうまく決まらず、結果的に、もみ合っているだけのような印象を与えてしまうのではないかと思われる。将棋で言えば、いまの将棋では入玉以外には絶対的に安全な囲いというのがなく、鮮やかな好手で勝敗が決着するが、もし、いまの将棋に金と銀を2枚ずつ加えて対局したとすると、守りが堅くなりすぎて決着がつかなくなる。柔道での強い選手どうしの対戦も同じようなものかと思う。その点、日本の大相撲はうまくできている。どんなに強い力士同士でも、鮮やかな技で勝敗が決まることがある。
  3. 自転車ロードレースは、富士山須走口から富士霊園前を通ってゴールに向かうというコースであった。富士霊園には私の家の墓所があり、あのあたりの風景は大変懐かしく感じた。
  4. スケボー・ストリートは日本選手が男女で金メダルを獲得。なかなか興味深い種目ではあるが、各選手とも失敗が多く、結局、失敗せずに技を決められた選手がメダルを獲得するという結果になったように思う。あまり失敗が多いと、運が良かった選手が優勝するみたいな印象を受けてしまう。あと、審判の採点基準がイマイチよく分からなかった。
  5. サーフィンは、1試合30分という制限時間であったと思うが、大概の時間は、荒海の中で選手たちが浮かんでいるだけで、観ている側は退屈してしまう。良い波が訪れるのを待っているためとは思われるが、競技として確立するには、もう少し迅速で分かりやすい試合環境・ルールを整備する必要があるように思った。


 不定期ながら次回に続く。