じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 「チコちゃんに叱られる!」で鬼の話題が取り上げられていたが(↓の記事参照)、私が子どもの頃、一番怖かったのは、トッパンの絵物語の挿絵(小堀安雄画伯)に描かれていた鬼だった。トッパンの絵本は、他にも『イソップ』×3巻、『青い鳥』、『アンデルセン』×2巻などを大切に保管しているが、どれも絵が印象的で、夢の中の1シーンとして現れたことが何度もあった。この鬼の絵もそうだが、あまりにもリアルすぎて読むのが怖くなるものまであった。

2021年3月14日(日)




【連載】#チコちゃんに叱られる!「鬼ってなに?」「スキージャンプのK点」「ハムスターが走り続けるのは?」

 3月12日に初回放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。

 今回は、
  1. 鬼ってなに?
  2. スキージャンプのK点ってなに?
  3. ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?
という3つの話題が取り上げられた。

 まず、1.の鬼の正体については、番組では「目に見えないなにか=隠(おん)のしわざ」であると説明された。もともと「鬼(き)」には死者の魂(霊魂)という意味があった。その後、「穏」の発音が「おに」と変化し、「鬼」という漢字にも「おに」という読みが与えられた。平安時代の『和名類聚抄』には、「鬼は隠が訛った言葉である」と記されているという。
 その後、鎌倉時代には、目に見えない「鬼」が絵に描かれるようになったが、当時の鬼(百鬼)の絵は、現在の妖怪の形に近いものであった。ツノをもつ鬼が定着したのは、室町時代、能で演じられた般若の面が影響を与えたとのことであった。
 なおウィキペディアでは、
「おに」の語は「おぬ(隠)」が転じたもので、元来は姿の見えないもの、この世ならざるものであることを意味する、との一説が古くからある。そこから人の力を超えたものの意となり、後に、人に災いをもたらす伝説上のヒューマノイドのイメージが定着し、さらに陰陽思想や浄土思想と習合し、地獄における十王配下の獄卒であるとされた、とも考えられる。
古くは、「おに」と読む以前に「もの」と読んでいた。
というように、番組とは多少異なる説が紹介されていた。

 次の「K点」については、番組では、昔は「極限点」だったけど今は「建築基準点」になりました、と説明された。ウィキペディアにはより、詳しい説明がなされており、
着地地点は前述の傾斜路の曲率が着地時に危険が伴うことから、これ以上飛ぶと危険であるという「極限点」を意味する Kritischer Punkt (英: critical point) の意味として、1972年札幌オリンピック当時は用いられていた。
競技中においても最も飛距離の長い選手であっても着地地点がK点を超えないように、大会運営者はスタート地点の高さや助走路の長さを調節して設定していた。その後、滑空中の姿勢を含む滑空技術・着地技術・競技服等が大幅に進歩したことでジャンプ場の完成時に固定されていたK点を越える、いわゆる「K点越え」のジャンプが可能になり、極限点は事実上意味をなさなくなった。
かつてのK点の役割に相当するものは2004 - 2005年シーズンから「ヒルサイズ」と呼ばれ、K点より遠くに設定されている。選手がこの距離を超える飛行をすると、危険のため競技の続行について審議される。
となっており、K点を超えても直ちに危険というわけではないようだ。
 なお、番組では紹介されていなかったが、ジャンプ競技にはスキーフライングという種目もある。秋元選手の転倒事故でそういう種目があることを知ったが、最近は競技が行われているのかどうかさえ不明。

 3番目のハムスターがカラカラ走り続けるのは「1日10km以上走らないとおかしくなってしまうから」と説明された。野生のハムスターは夜行性で、夜になると、エサを求めて一晩で10〜20kmも走り回る。なので、夜に走らないと体内時計が崩れて、肥満や病気になりやすくなるという。なので、ハムスターを飼育する場合は回し車を常備する必要があるようだ。
 ハムスターは何度か飼ったことがあるが、回転カゴがそこまで必要であるとは知らなかった。ペットとして飼育する場合の問題点としては、寿命が2〜3年と短いこと、繁殖させると殖えすぎて困るという点が挙げられる。