じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大の生協食堂で先月、新作丼物メニューの公開投票が行われ、12月上旬にTop4(但し、第1位は事情により不採用で、第5位が繰り上げ)がじっさいに提供された。人気メニューだけあってそれぞれ美味であったが、私にとってはSサイズで注文しても具が多すぎた。


2020年12月09日(水)



【連載】1993年のSidmanの講演ビデオ(1)

 定年退職後、カセットビデオ(8ミリ、VHS-C、DV)で撮影したビデオをmpeg4に変換する作業を進めている。その中で、1993年4月17日に行われたSidman先生の講演(刺激等価性に関する話題)を録画したものがあり、懐かしく感じられた。
 この講演は、Iversen先生の講演と同時に行われたものであるが、当時はまだWeb日記を執筆していなかったこともあり、どこで開催されたものかは現時点では不明となっている。
 Sidman先生は昨年5月にお亡くなりになったが、行動分析学会のニューズレター(2019年10月31日発行、No.96)に杉山尚子先生の追悼文が掲載されている。その中に1993年来日の際、
1993年のシドマン先生の来日に際しては、東京にご滞在中は拙宅にお泊まりいただいていた。午後から講演が予定されていたある日、昼食の準備ができたのでお呼ひ゛しようと扉をノックしかけたところ、何やらお声が聞こえる。奥様の声もする。その瞬間、事の次第がわかったのである。先生は午後の講演に備えて、練習をされている!そして、奥様が「もっとゆっくり」とか「そこを強調」とかダメ出しをなさっているのだ!
というエピソードがあったことが紹介されている。

 私の手元にあるビデオは、もちろん、ご本人の許可を得て撮影したものであったが、当時はまだインターネットが普及していなかったので、当然、ネットで公開してもよいかどうかについては承諾をいただいていなかった。ま、50年、100年と経てばいずれ歴史的資料として保管され、適切な形で公開されることになるであろうから、とにかく、mpeg4に変換したファイルは私の手元で秘蔵し、子孫に保管してもらうよう遺言を遺しておきたいと思う。

 上掲の杉山先生のエピソードにもあるように、Sidman先生の講演内容はよく練られており、また日本人向けにゆっくりと喋られたので、大変わかりやすかった(しかも、M先生の適確な解説つき)。

 不定期ながら次回に続く。