じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 我が家では、ガスコンロではなくIHクッキングヒーター(2口、工事不要)を使用しているが、長く使っているせいか、強火で炒め物をしていると突然プチンと電源が切れるようになった。
 いったん切れてしまうと、電源ボタンを押しても反応しない。翌朝になっても反応しない。ところが、プチンと切れてから丸1日ほど経つと何事も無かったかのように復活する。
 いつ壊れても構わないように、すでに新しい製品を購入しているのだが、これまで3回ほど、故障・復活を繰り返しているため、そのまま古い方を使い続けている。
 この現象で奇妙なのは、プチンと切れてから復活するまでの時間が、半日ではダメで、丸1日ほど要するということである。単に、温熱ヒューズが切れるだけであれば、本体の熱が室温に戻るのには数時間もあれば十分なはず。新しい製品に交換しようと作業を始める頃になって復活するというのは、廃棄を免れようとしているようにしか思えない。

2020年7月20日(月)



【小さな話題】夜間頻尿と、見る夢の回数

 7月15日のNHK「ガッテン!」で、

朝までぐっすり快眠!夜、トイレに起きないための新秘策

という話題を取り上げていた。

 番組によれば、寝る前に膀胱を空にしておいても夜間頻尿がおこる原因は、ふくらはぎに水が溜まるため。全身をめぐる血液は、心臓やふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして循環しているが、加齢が進むとポンプの機能が衰え、血液を下から上に押し上げる力が足りず、血管から水分が漏れ出しふくらはぎの間質に溜まってしまう。夜寝ていると、この「第2の膀胱」の水が膀胱に浸入して頻尿の原因になるというもの。

 上記の話題自体は以前の放送でも取り上げられたそうだが、2020年4月に、医師向けの夜間頻尿診療ガイドラインが10年ぶりに改訂されたという。その中で、自宅でも行える3つの対策として挙げられたのが、
  • 弾性ストッキング
  • 足上げ
  • 減塩
という3点。このうちストッキングは、朝起きてから夕方までに着用。足挙げは「足の下に柔らかいものを敷き、足先が10〜15cm程度上がるようにして横になる。昼から夕方までの間に、30分を目安に行う。」 

 番組で取り上げられていた夜間頻尿だが、定義上は「夜寝ている間に1回以上トイレに起きること」と定義とされているが、実際の診療では「夜間に2回以上トイレに行く夜間頻尿」のことを言うらしい。となると私も、夜中に最低1回、多い時は3回ほどトイレに行っているので夜間頻尿の該当者になるようである。

 もっとも、私の場合、通常、夜中にオシッコをすることで、日常生活支障をきたしているということは今のところない。夜間頻尿が問題となるのは、夜中に起きることで睡眠不足になる恐れがあることと、トイレに行く途中に転倒事故のリスクがあるためと言われているが、私は、寝付が良いほうで、トイレから戻るとすぐに寝てしまう。夜中に目が覚めて眠れなくなることがごく稀にあるが、これは日中に昼寝をしてしまった場合とか、コーヒーを飲み過ぎた場合など、必ず思い当たる原因がある場合に限られている。もう1つの転倒リスクだが、トイレがすぐ近くにあるため当分は心配ない。

 むしろ私にとっては、トイレの回数が多いほうが、たくさんの夢が見られるので楽しいという側面がある。夜中に見る夢の回数は、どうやら、目が覚めた回数に比例しているように思われる。本当は同じ時間見ているのかもしれないが、内容を思い出せる夢というのは、目が覚める直前(と主観的に判断される)に見た夢に限られているので、覚めた回数が2回ならば夢も2回、3回ならば3回というように、目が覚める回数が多いほど、内容を思い出せる夢が増えてくる。幸い、たくさん夢を見たとしても、翌日の日中に眠気に襲われることはない。

 なので、今のところ、適度の夜間頻尿であれば特に困ることはない。むしろ水分をたくさん取り、適度に排泄したほうが健康上よろしいのではないだろうか。

 夜間頻尿で困ることがあるとすれば、辺境旅行先で、夜中に共同トイレを利用する場合である。昨年9月に西チベットのニンドという村に泊まった時は、リンク先の写真にあるような共同トイレを利用した。標高4700メートルの高地にあり高山病予防でたくさん水を呑んでいるため、当然夜中にトイレに行きたくなるのだが、このあたりは夜になると野犬の群れが出没して危険と言われていた。実際、暗闇の中ヘッドライトをつけてトイレに向かうと、数匹の野犬が吠えかかってきた。やむなく石を投げつけて防いだが、噛まれれば狂犬病になる恐れもあり生きた心地はしなかった(この時は、2回目のオシッコは、宿泊所入り口の路上で済ませたがやはり野犬がやってきた)。

 このほか、長時間飛行機に搭乗していると、エコノミー症候群防止ということもあって、何度もトイレに行きたくなるが、窓際の座席だとトイレに行くたびに他の乗客に迷惑をかけるためついつい我慢してしまう。といって、日中のフライトでは、機上からの景色を見逃すわけにはいかない。もちろん、夜間フライトであれば、例外なく通路側席を希望することにしているが、希望通りの席に座れないこともある。

 夢の話題に戻るが、最近見る夢は殆どが子どもの頃に過ごした生家の庭や近隣風景にかかわるものとなっている。隠居生活の一環として、子どもの頃の写真や記念品を整理する機会が増えているためかと思う。直近で見た夢は、
(今の年齢の)私が生家の近くを歩いていたら、80歳くらいのおばあさんが、ちょっと寄っていきなさいといってご自宅に招いてくれた。そこは私が子どもの頃には薬局だったところで、玄関から入った板の間は待合室となっており、カウンターがそのまま残っていた。もっとも私には、招いてくれたおばあさんが何という名前だったか思い出せない。子どもの頃にお世話になったという記憶も無い。そのうちおばあさんは、私をそっちのけとして、家族と別の話を始めた。
というような話。特に象徴的な意味はなく、「80歳くらいのおばあさん」というのはおそらく、数日前、ウォーキング中に出会ったおばあさんのことと思われる。親しそうに話しかけてきたので私も応じたが、突然、何も言わずに家の中に戻ってしまった。(←最近、「屋根部屋のプリンス」の一部をabemaの無料放送で見た影響も少しはありそう。)